日本語ボランティア情報交換・相談室

日々の活動での困りごとや話し合いたいテーマなど募集中です! / 3

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佐々木さん、昨年の県のオンライン講座ではお世話になりました! 真摯にボランティア活動されている様子が目に浮かびます。水戸市でボランテイア活動をしている上村です。

『オンラインでは漢字の提示はできますが、手書きの漢字を見て、正しいか否かを話すことはむずかしいです。効果的な支援方法はあるでしょうか。』
オンラインの漢字の支援もなかなか難しいものがあります‥。宮本さんのアドバイスで十分なのですが、私の経験もそれに加えていただけたらと思い書き込みいたします。
私もオンラインで漢字をしています。学習者さんは一人です。お互いパソコンとスマホ、両方を使ってzoomに入ります。パソコン画面では顔を合わせ、スマホでは スマホホルダー(100円ショップでも売っています)を使って手元を映します。お互い手元が見えるので書き順などもチェックできます。学習者さんの表情はパソコンで確認できます。やはり表情が見えるのは大切かなと思います。
学習者さんには漢字ノートを使って書いてもらっています。やはりマス目があるとバランスなど説明しやすいし、字を見てわかりやすいです。私はホワイトボードを使っています。(A4サイズくらいです。)

『手書きの漢字を見て、正しいか否かを話すことはむずかしいです。』この部分なのですが‥。「ん?この字あやしい」となったとき、私はホワイトボードに 学習者さんが書いた字を真似して書いてみます。そしてその隣に 正しい字を書きます。赤いマーカーであやしい部分を指摘します。例えば「何」の「イ」と「可」の間が離れていたら、ここが開いていますよと赤い丸のスペースを作って示します。「前」のハネがないときは、ハネをつけてもらいたい部分に丸をつけます。
私の場合、手書きで直す方が早いし、慣れているのでそうしています。そのためにも手元のスマホがいるのです。

教科書は学習者さんにも買ってもらっています。現在オンライン学習は、ボランティアでも著作権を考えなければなりません。購入は難しいという人もいるかと思いますが、私の場合は「教科書を持っていてもいい」と言ってくれました。ダメ元で聞いて見る、ですね。オンラインは対面とは違う、使う道具も教科書も必要だと言ったら納得してくれました。

私の学習者さんは最終目標が「ある程度の字は手書きをしなければならない」ので、このようなやり方をしていますが、読めればよいとか、ラインに書き込めればよいなどが目標の学習者さんはまた違った方法があるのではないかと思います。またカタカナと漢字の数字が書けると指導も楽になります。(もちろん学習者さんに必要な字だけ書ければよいのですが)

どこまで指導するかというのも難しいところです。あるとき「毎」という字を練習していたのですが、この字がなかなか書けなかったのです。バランスが悪く何度書いても「毎」に見えないんです!そんな字は、その学習者さんにとっては写経レベルの字になるな、と感じました。時間が経てば書けるようになる字もあります。短いレッスン時間、執着しないのも大切です。(こういう経験もいろいろ失敗してわかったことです!泣)
今は漢字のアプリも充実しています。すべてをボランティアがやろうとは思わず、よいものは取り入れていくのがベストかと思います。アプリの学習は自律学習にも繋がります。時間があるときに気軽にやってもらうのも(見るだけでも)いいと思います。漢字はどうしても「教える、教えられる」の関係になってしまいます。お互い無理せず、楽しく!できたところは100倍褒めて!学習していければいいですね。(笑)

日本語ボランティア・グループ オルビス 上村

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