まず史実について突っ込んでいくけど、そもそも空力的にありえないって、どのレポートがいったのかな? 零戦の安全係数を含めた翼にかけられる最大Gは12.5Gで、これは、2510kg時のテスト結果とされているので、かかっているのは30.873tだよ。一方、初期のスピット(Mk.I)は、損傷した機体を使ったテストで6200lb(2.811t)で最大13G耐えた、つまり36.543t耐えてるんだよね。スピットは9Gまでってのは要求仕様の話だね。
だから、初期のスピットより頑丈ってのはちょっと適当がすぎるかな。
次に降下限界速度だけど、たとえばいわゆるマーリンスピットは一律450mph(724kph)が最大とされてるよ。これは、スピットの操縦性が損なわれない限度に限界速度を設定したためで、Mk.IXからは限界値として一律マッハ0.85までを許容してるよ。ちなみに、実験だとM0.89、M0.91に到達した機体が存在するよ。今現在惑星のスピットIXはマッハ0.77〜8で限界を迎えるので、修正前の零戦と一緒だね。さすがに超冷遇なんて思わないけどさ。あなたと違って。
それで、高速時の旋回だけど、あなたの読み方が問題なのか書いた人の問題なのかはともかく、米英(あと豪)軍のレポートでは、高速時に「操縦桿が重くなる」、「エレベータの効きが悪くなる」ことが指摘されてるよ。前者については、200mph(320kph)で4G旋回するのに34〜45kgの操舵力が必要で、たとえばF6Fは同じGに9kg、スピットは7kg程度しか操舵力がいらないんだよね。その後も速度の増加に連れて舵は重くなると言われてるよ。まぁ、操縦性能はセイバーとミグの勝敗を分けた要因の一つとまで言われてるし、重要性は話すまでないと思うけど。
逆に「高速を維持しようとするとろくな旋回ができない」って史実は少なくとも連合側の資料にないけど、いったいどこから出てきた話なのかは知りたいね。ないことは証明できないからさ。
二度目だけど、惑星では無理なんだけど、史実では320kphまで零戦の旋回にスピットは追従できるってしてるんだよね。レポートはここでもしっかり言及されてるから、このwikiでも調べてみると良いよ。
もっというと、17秒かかる(こいつだったら19秒かな?)は高度維持旋回もしくは維持旋回の話だからね。Nerf前のスピットIXと史実のスピットの秒数が概ね一致してるってフォーラムで言及されてたよ。そうすると、盛られてるわけじゃないよね。
ゲームの性能云々はもう散々みんなから指摘されてるけど、乗ってから言ってる? それなら証拠なりを見せて欲しいし、乗ってもいないんだったら、優遇されてるとかされてないとか、どうやって判断したの?
あと、零戦を引き合いに出したから零戦について言及されてるだけだと思うよ