名前なし
2017/12/23 (土) 17:56:37
f4b18@48f45
元整備士のご子息が寄贈されたハ140の整備マニュアル(1944年9月)。別紙記載と書いてある性能曲線は残念ながら載っていないけど、各記述から拾える数値はここにアップロードされた1944年8月付の諸元値と一致する箇所があるね。性能表の数値から公称出力を乾燥重量(790kg)と馬力荷重(0.564kg/hp)から逆算すると1400hpになるから、更なる改良で出力上がったのかな。それとも単なる記載ミスかな。
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性能が上がったことを期待したいな
8月付の諸元表だと6000mで1350馬力でこのマニュアルだと5500mでの馬力を言ってるみたいだから高度が低い分パワーが上がってるんじゃね?
それは常用出力:「1050hp/2400rpm/+170mmHg/5,500m」だね。画像1~2枚目の性能表には公称出力:「(別紙記載)hp/2650rpm/+380mmHg/(別紙記載)m」と書いてあって、馬力と高度のデータが省かれてるのよ。馬力は表内の乾燥重量790kg・馬力荷重0.564kg/hp(於公称)から逆算して「1400hp」。高度は画像3~4枚目の記述から「6,000m」。以上の情報をまとめて、公称出力:「1400hp/2650rpm/+380mmHg/6,000m」なのではと思った次第。
ホントだ公称6000mってあるな読み落としてた。すまぬ。8月の諸元表じゃ過給機とかの細かいとこまでわからないから、そういった細々した点を改良したのかもね。乾燥重量も8月のものと比べて5kg増えてるし。別紙記載部分も見てみたい。
去年神戸で写真を撮ったハ140と整備マニュアルに載ってるハ140の写真を比べると、点火プラグの取り付け方が違うことを見つけた。素人目に見ても分かる違いがあるくらい改良が施されていたのだと思う。だから単に記載ミスでなく性能が向上したのだろう。神戸のハ140は同場所に展示してあった飛燕二型改の増加試作機に搭載されてたものだろうから、1944年の整備マニュアルにあるハ140より古いはず。やっぱ最高速610km/hってのは試作機のもので、量産型は1944年の8月の諸元表のものが正しいってより思うようになった。
多分その推定は正しい。ハ140は製造しながら細部の改良を続けてたから。
とりあえず速度計測に使われたとされる二型改試作1号機と現存している増加試作17号機(各務原の機体。量産参考機)のハ140の違いは、17号機の方が改修されたハ140(具体的な改修内容は不明)とかなんとか。
改修自体は生産と並行されて行われてたから、ロットごとに微改修されてるような状況だし、改修の段階は1つだけじゃないよ。
調べてみると1400hp/6000mと言う数値はハ140の計画値のようです。ただし、19年7月の記録だとそれまでの飛行試験だと1300hp/6000m程度しか出てないと言う記載があるらしいです。
ソースくれ・・・俺の手持ちだと計画値は1500hpなんだ。
歴史群像の三式戦本に、飛行実験部で二型の試験をおこなった人のメモからの引用でそんな記載があります。
あああ歴史群像か。それ欲しくて神保町探し回ってるんだけど無いんだよね。
WT内のハ140は公称時の吸入圧力が280mmHg、離昇時の吸入圧力が380mmHgでどちらもこのマニュアルの値より100mmHgも低くなってるね。ていうかWT内のハ140の吸入圧力はハ40とさほど変わらないってゆうね。こんだけしか吸入圧力あげないなら水メタいらんやろってレベル。運営は一体どの資料をもとにこの機体を作ったんだろ?正直言って今のこいつは飛燕二型改とは名ばかりの全く違う機体みたいなもんだね。