↑基本的にベターな方に移っていくものだから「十分」なんて考え方は時期を限定しないとあんまり意味がないよ。戦間期に敵がソ連からアメリカに変わって、相手にするべき機種も変わっているので、時期によって「十分」の判定が変わるから。ホ103も途中までは十分だったけど、南方で出くわしたB-17相手には不十分ということが分かったから、20mmの標準装備が基本方針になった。四発重爆撃機相手には不十分だけど、別にそれ以外は普通に戦えるということ。海軍の1号銃もB17相手には貫通力不足が問題になって一時は高初速のMG151(15mm)に置き換える計画が持ち上がったりしてるし、常により良い機銃を求めていたのが実情で「十分だからこれで良いや」なんてことは無かった。ホ103は対戦闘機戦では使える程度には威力があったが、重爆相手には使いづらいから、更に高威力のホ5も採用されたというだけ。その後、機体の高速化によって射撃機会がどんどん短くなるから、瞬間的な火力が望める30mmや、一度に多くの弾を吐き出す20mmの多門化に流れ、12.7mmが消えていく。12.7mmは射撃機会がある程度取れる格闘戦では十分使えるけど、迎撃や高速機同士のすれ違いざまの必殺にはなりえないから消えていったというのがスジで、現状のゲーム内の低威力はおかしいんじゃないかな。
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