>> 68葉2(>> 65)よりも条件を簡素化した検証だったけど、何故か自動のほうが早かった。
この検証の意図は「操作による差をできる限り少なくする」ことにある。
なので、操作の内容とそのトリガを明確にして実験するのが重要。
最低限、1度の比較検証では必ず同じ操作で実施する。(計測の開始・終了以外は日によって揺れがちだがそこはご愛敬)
今回は以下で実施
装備は1時間燃料、9Lx4、500lbsx12、ガンポ(要はいつも爆撃する装備)
テスフラ条件はRB、燃料消費アリ、マップは「砂漠」
①:離陸フラップ展開済み、キャノピー閉鎖から開始
②:スロットル増加キー押下と同時に計測スタート
③:②の直後マウス操縦で+10度機首上げにする
④:機体が浮き上がったのを確認したら即フラップと着陸装置をあげる
⑤:着陸装置が上がり切ったら+5度の緩上昇に移行する
⑥:⑤の直後後退角を手動で100%に設定する(児童の場合は何もしない)
⑦:マッハ1.00を記録した時点で計測終了
これでやってみて後退角自動が約1分18秒、後退角手動が約1分20秒で約2秒程度自動のほうが早い。
マッハ以降はスロットルの強弱くらいしか加速に絡む要素はなさそうなので、マッハで止めてる。
F-111の優れている点はマッハ以降の伸びではあるんだけど、今回は後退角の条件が見たいだけだしおkでしょって感じ。
確か、このゼロマッハでも実はF-111FはF-4Sより僅差で優れていた気がする。
思うに、早々に手動で後退角をMAXにしてしまうと、不足した揚力をピッチアップで補おうとしてしまって、結果的に空気抵抗が増加して加速が鈍るっていう感じなんだと思う。
揚力が要らない、降下時とかは手動でさっさと翼畳んだほうが加速すると思う。
この傾向はF-111Aやトム猫にもあると思う。逆にアメリカ以外(欧州・ソ連系)の可変翼機にはこの特徴はなさそうな感じ。