Bf109そのものの話からそれてしまうから求めている解答とは違うかもしれないけれど、そういった過渡期の例で個人的に興味深いのはスピットLFVシリーズかな。LFVシリーズはFw190が登場した際、まだ数の少ないMk.IXの代わりに、Mk.Vを何とかFw190に対抗させようとして生まれた機体だった。切断翼を装備していたから、横転性能でわずかに劣る程度、旋回性能でも大きく勝っているので、BoBからのパイロットとかは気に入りそうなもんだけれども、対Fw190に関しては、速度性能に差がありすぎ(30~50Km/hくらい)、できることは結局旋回に巻き込むか、上昇離脱中の敵機を狙うかしか存在しないし、前者は降下されたら追いつけないし、後者はハイリスクすぎるしで、結局有効打を与えるのは難しい。つまり、奇襲できなければ一方的に攻撃され続けることになって、旋回すれば敵機は追随できないけれど、だからといって撃墜されないわけではない。というわけで、常にスピットファイア側のパイロットは恐怖にさらされていなければならず、それがとても屈辱的で悔しかった、ということらしい。それで、結局ありがたくないあだ名までつくことになった(本wikiのMk.Vc小ネタ参照)。これが一転してシーファイアになると、艦隊航空隊は性能についてはかなり好意的にとらえられているんだけどね
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>スピットLFVシリーズ ありがとうございます。スピットファイアの開発史の中でもFw190相手には苦労があったのですね。