11月撮影会の下見を兼ねて若草山と平城宮跡を訪ねてみました。
結論から言えば、若草山はハイキングとしてなら兎も角ススキを対象とした撮影会を開催できる場所ではない!、平城宮跡は復元遣唐使船など展示施設もあり、朱雀門や近鉄電車を絡めたススキ撮影はそれなりに楽しめそう!と感じました。
若草山はススキが見られのは保護区域柵沿いのごく一部、WEB上の画像は数年前の画像のようです。2年前曽爾高原でススキが少しずつ衰えてきて保護区域を増やしていると聞きましたが、若草山も同じ?と感じました。ススキをポイントに画作りが出来そうな場所は、石段と九十九折の急坂を20分(以上)かけて標高差100mを登ったところで、(苦労に見合うほどのススキはない!)高齢者グループの撮影会向きとは思えませんでした。
ただ、登山道沿いや策沿いにはナンキンハゼ(切り株から1~2m程の小枝が多数出て、背の低い植え込みを形成)が多く11月初旬には綺麗に色づき島本や京都にはない景色が見られ、収穫もあるはずで苦労は報いられそうと感じました。
保護区域の下の芝生帯は夕日見処ポイントとの表示はありますが、入ってみると30%前後の急勾配、転べば何10mも転がりそうで危険を感じました。
(平城宮跡については別途)
若草山入り口の立て看板から
ススキと東大寺大仏殿の大屋根
ナンキンハゼ、ススキの向こうは奈良の町並み
まばらなススキは柵の向こう側、手前はナンキンハゼ
北登山道上には群生するススキも見えるが、柵の向こう
夕日見処ポイントは危険なほどの急傾斜
お水取り撮影ポイントの一つ、駐車場からは二月堂右上にススキ群生地が見えるが、全て保護区域柵内
平城宮跡歴史公園
WEBで見つけて提案し、念のため下見しておこうと訪ねてみて期待外れだった若草山のススキ、さてどうしたものか?、嵯峨野か大原あるいは京都のお寺でススキ名所を探し直してみるかと暗い気持ちで山を下りました。
せっかく奈良へ来たのだから奈良公園や奈良町を散策しようかとも考えましたが、目的はススキ撮影ポイント探しだったはずと思い直して、スマホのナビを頼りに大宮通を通って平城宮跡へと向かいました。
どこで間違えたか地図と異なり目の前の平城宮跡入り口への道が無い!そこで出会った方に聞くと、ここから入り口までを説明するのは難しい、これから平城宮跡へ走りに行くところだから案内しましょう、と。何処を通ったか分からないような道を何度も曲がって園内へ、ススキ撮影ならはここから南へ行くと良いとのアドバイスを受け、何となく雰囲気の分かる所まで進み、その後は若草山山焼き撮影で若干の土地勘もできた第一大極殿・佐紀池脇を通り大和西大寺駅へ出て帰宅しました。
朱雀門を遠景にいれて
第一大極殿
佐紀池から見る第一大極殿
朱雀門近くも通る近鉄電車
これがベストポイント!と結論を出すには至りませんでしたが、皆んなで探せば午後の日差しに輝くススキを活かせるポイントは見つかるはずとの思いを強くしました。
平城京跡歴史公園の照会は↓のホームページをご覧ください。
https://www.heijo-park.jp/guide/
朱雀門近くには「朱雀門ひろば」と称する観光交流施設があり公園を説明する展示などがあります。
https://www.suzakumon-heijokyo.com/