2020年 4月29日(水)10時52分57秒
皆さんおはようございます
実は管理人昨日大沼遠征をしました。
遠征といっても、月曜日の3時過ぎに自宅を出て車中泊、そのまま釣りをして現地を夕刻17時半に出発し、南区にキタク、念のため人とは完全に接触はありません。
また、道中コンビニやトイレを含めた人工物には近づいてさえいません、朝のお仕事はご想像にお任せいたします(公園内の何処かに地雷があるのでご注意を、もちろんペーパーは袋に入れて持ち帰りました。地雷は撤去が難しく、微生物の力にすがるばかりであります)。
で、車を止めたのは白鳥台で、取りあえず車は管理人の一台のみでした。
えっ、イチダイはいいからホンダイは?ですよね。
天気予報を紐解くと、風の向き強さ共に狙いをつけていたユース下ワンド左側には入る選択はあり得ない状況です。
事実朝凪の時間なのにすでにどぼどぼ状態でした。
当然のことモジリなんて確認できるはずはありません。
強風の時は、地獄湾が良いのですが、ここは人的な接触の可能性(「どうですかー」)があるので、いろいろ考えたのですが生命感ゼロながら、山水ワンド道路対岸にボートで渡って道路に向かって打つことに決めました。
それが写真1です、朝一で降っていた雨が上がり・・・、あれまた?
携帯の天気予報の時間ごとの降水確率は、最大でも20%・・・、まあ山だからそんなこともあるさね。
しかーしこの日は結局は終日ほぼほぼ雨、午後3時頃にはみぞれまで降ったから往生しました。
さらに、しかーし終わってみればこの雨が幸運のシナリオには不可欠だったのであります。
朝仕立てが終わり、新ベラクラブのグループラインに写真と軽い現地リポートを済ませ、朝6時ごろ13尺1.5-08、ハリバラサ9号上下とも・39-35の4cm段差(平素よりも5cm長く→フォールを重視して)って、ドボン!!
右手30mほどのワンドのど真ん中でモジリアーニ!!!!!
実は仕立て最中にも数度波紋はあったのですが、水鳥もいたので、半信半疑でしたがやっぱりさっきのも・・・!!!?。
水温9度は実は予想よりもかなり低く、朝一の偵察でユース下の浮島の周りに必ずいる魚の群れも確認できなかったので、「まあやるだけやって・・・」そんな座禅を組む前から悟りの境地になっておりましたアタシ。
ところがアアタ、このモジリアーニ一発で「悟りなんてどこ?」ってなもんであります。
煩悩ギラギラで、餌うちに力の入らないはずがありましょうか、因みに餌は新ベラ1:マルキューマッシュ2:水2のやや硬めです。
おっとタチは0.6本ほど、釣台の下は砂地です。
タチを測っている最中にある程度底にハスなどの水草があることは確認できておりましたが、これがまあほどほどにあるということで、「抱えたか?」など打ち出しは結構ドキドキさせられましたが、一度に150ccの餌を作って、打ちすぎないようにかなりセーブして打ってはいるものの、平素の3倍くらいの大きさの餌ですから、40分ほどで打ち切ります。
5ボール・・・あっという間であります。
ここで15尺に振り代えます。また4ボール・・・。
エーイと18尺に4ボール、気づけば11時ゴールデンタイムは完全に終わっております。
このまま帰るのはイヤ、実はボートで対岸に上陸後、先端まで歩いてみたのですがそこもずーっと気になっておりました。
「移動するなら・・・」とここでも雨が・・・。
「いやここは大沼で竿を振れたことに感謝!!退いて背を斬られるぐらいなら、ままよと一歩前に出て・・・」
ムズッ
無感動に全くの定反射で利き腕は動きます・・・。
空を切った力なき愛竿の穂先、一拍を待てずに直後に全身を駆け巡る強烈なる悶絶!!
空虚なればこそのそれが生み出す、至福の予感・・・。
まてまてまだオレは何も得てはいない、それへの誘い以外は・・・。
次投、ってオレ焦ってるそこに打ったら蓮の頭・・・ってやっぱり。
ん、オレ、ムズから先、息してたか・・・?
ふぅー
明らかに40はないことは竿が満月を湛えてすぐに分かった、ただへらであることもまた。
丁寧に十分に時間をかけて、竿を捌く
タモイン
予想してよりも更に小ぶりの36だった・・・。
渋い、強烈に!!
微妙な至福が11時半過ぎ、そこから10分ほどたった11時50分ごろ、それはウキの横ブレで始まった
ここから20分近く胸をかきむしりたくなるほどの悶絶タイムが、所謂『サワリ』としたたった三文字でしか表現できないのは、これまた胸をかきむしりたくなる。
一度完全に気配は消える・・・。
12時15分、また横ブレで始まった、悶絶タイムが・・・。
そして、12時30分、それまでの3~4投に1回の割合で悶絶をオレに与え続けたそれが
何度目だっただろうか・・・、3分近く触り続けてそれが
あきれるほどあっけなくウキを持ち上げるボデイの付け根まで4節もだ、一節上げることに至福の予感は確信へと差し替えられていく、それが4・・・。
「もおいいよ、ありがとう」心の中で合掌を組み、右手はゆっくりと差しあがる。
タモイン42だ
写真を撮り水面に帰るその背に今一度合掌
このあと、13時10分39を追加したが、終了の4時過ぎまで一度落ち込みで小さなアタリを貰ったこと以外は何も起こらなかった。
ただずっーと降ったりやんだり・・・、『やらずの雨』この日が天気予報通りの晴れだったら、どんな一日になっていただろうか。
20%の降水確率で終日降り倒す確率は、予報屋さんから見ればやはり額面通りに20%なのかもしれない、しかして天気を気にするへら師の末席を汚す自身としては、『奇跡』はこの日の出来を鑑みれば言い過ぎだろうか。
ままっ兎に角、今年はこれで自身の詣では終わった。
へら鮒釣りに行けることに感謝の一礼を山水ワンドに、17時半愛車のドアを閉め帰路に付いた。
日釣振のホームページも5月6日まではも参考にさせていただきました、ただその上で私はあくまでも私個人は、へら鮒釣り(広義ではなく私が現在置かれた地域性と生活全般仕事や年齢やお休みなど)には、現時点では、最細の留意を払って為すことは、全く問題はないと思っております。
勿論、今後のコロナ関連のニュースや動静には注意深い反応は必定です。
明日、私の釣り自粛がざるを得ない形で始めなければならなくなるかもしれません。
その日がいつになるのかは法律上などお上からの達しなどで、余儀なくされる場合を除いては、私自身が判断します。
また、この掲示板でご指摘を賜った諸兄のご判断自体を、揶揄するつもりは全くありません、そうしたご判断は寧ろ賢明と考えます。
弊会にも、「今年は完全に釣りはしない」といった判断の会員もいます。
前会長はそうした一人ですが、持病があり罹患すると命に係わるとのことであります。
そうした判断を一例に、各人各様のお立場(生活・仕事・地域制・持病等々)は、終始一貫管理人はこれまでもこれからも尊重します。
皆大人です、そしてコロナの前では皆味方です。
「ステイホーム」高名なスポーツ選手が、発信をしています。
「お前は裕福だから、余裕だろう」と言ってしまうこともできましょう、また生活に追われ、自宅にはいられない人には憎悪すら抱く方も少なからずと推測します。
事程左様に、全ての立場の人に立って何かを発信することは本当に大変なことなのです。
ですから、発信するものは細心の注意を払わなければなりません、というよりも発信をやめてしまうことが一番手っ取り早いのです。
他方で、そうした発信を待っている方(楽しみにしている方)も、私ごときの発信でさえ(皆無でないことを祈っております)いると思っております。
私が発信を続けている原動力は、このへら鮒釣りが持つ素晴らしさをたくさんの方に理解してもらい、多くの「俺もやってみるかー」がいつかこの地にも満ち溢れることを夢見ているからです。
正直、発信者には大変なパワーが必要になります。
また、子供たちを指導したり、大会を仕切ったり、等々の黒子の活動は本来やりたい自身のへら鮒釣りの時間を犠牲にしなければできないのです。
私は、このことを税金を払うようなものと考えております。
日頃誰よりもお世話になっており、誰よりも幸せを享受できるへら鮒釣りに対する税金であると考えております。
おっと、本題がそれました。
発信について、また現在の釣行そのものにご指摘をいただいたことは、真摯に受け止め今後の自身の参考にさせていただきます。
そのうえで、敢えてですが日釣振のホームページの件ですが、実は私も同会の北海道支部の役員でもありますので、内容は公開前から存じ上げておりました。
過4・8に北海道支部の会議があり、席上でフリートークの形でこのことも話されました。
内容は、「釣りに行くな」ではなく「釣りに行け」でもないのであります。
もとより、ご指摘の御仁には釈迦に説法かもしれませんが、そもそも日本釣振興会は、釣り具メーカーなど利益団体がそれを建立運営をしております。
日研などの非営利団体はごく少数であります、また運営費用についてもメーカーさんなどからの寄進やこれもメーカーさんの立案なんでしょう、販売品(リールや竿など)に貼付のシールから、確か1~2円(品物の価格や品目で変わる)を、同会に寄贈されているのであります。
勿論、会費での徴収も言わずもがなであります。
といった背景があるので、同会が「釣りに行くな」などといったことをいうわけはありません。
また、一方でコロナの実情を踏まえると「釣りに行け」とも言えません(責任が取れない)。
では、文章を読むとどうなるのか、ざっくりというと「各自のご判断に委ねます」と言っているのです。
「本音を言うと行って釣り道具をたくさん買ってほしいけど、コロナにかからないようにしてよね」、「なぜなら釣りのせいになってしまうから」、「だからたくさん釣れていると評判の場所に行くときはくれぐれも密にならないようにしてね」、「みんな自己判断で安全をキープしつつ、なんとか釣りに行って釣り道具を買ってよねー」とまあ勿論、同会の支部員の一人としての責任ある発言ではないのです(曲解されるかも)が、まあこの際だからそのことを踏まえたうえであえてこの場で文章にすることとします。
ただ前述のこうした背景は別に、この文章を読んでどういった風に咀嚼するかは、もちろんのこと各人に委ねられているのであります。
「やめとこ」「行かないほうが」ご賢明な判断と思います。勿論ですが全くそうしたご判断を尊重申し上げます。
私の理解と違うから、他者は否定するなど全くありません。
また私の理解そのものが違っているとのご指摘もあるかもしれませんが、同時に徳信もあると思います。
さてまた本題に戻します、コロナの終息を願う、こればかりは各人に共通の願いでありましょう。
遊技場に殺到する人(ストレス発散との由)や、マスクのためならコロナにかかっても良いと『毎朝』行列の原因となる、日参をする人、『健康のためなら命を懸ける』本末転倒の人は論外ですが、多くの方は苦しみもがきながら必死の落としどころを探して生きているのが現状ではないでしょうか。
もちろん前述でも、再三申し上げている通りに、百様の生きざまがあるのですから、「ステイホーム」をどういった心持で聞くのか、否聞けるのかはこれまた様々でしょう。
ですが、敵はコロナです、エールなんです、純粋な心から絞り出した魂の叫びなのです。
ですから、各人の取り得る対策は否定する必要はないと思うのです。
具体的には、「人と人との接触を最大限減らしましょう」「手洗いなどは勿論、出先では不特定多数の人が触れるものには細心の注意をしましょう」「混雑をできるだけ避けましょう」等々。
そうしたことを踏まえて、私はへら鮒釣りは安全に最も近いと判断しております。
ただし、屋外とはいえ近くまで寄って話をしたり、出来得るならば、買い物など利益相反なので申し上げにくいのですが、コンビニなどに立ち寄ったりすることをできるだけ避けたり、細心の注意は払うべきと思います。
また、関東圏など釣りに行くにはそうした難関をくぐることが最初から難しい地域性もあるでしょう。
幸いに北海道(といっても札幌圏の話です。)は恵まれているとは思います。
皆さんのへら鮒釣りに対するご判断は皆さんに委ね同時に尊重します。
私の判断を押し付けなど毛頭ありません。
5月6日まではのご意見を考慮し、大沼の釣行は平日のみとしました。
正しい判断であったのかは正直私にもわかりません。
くれぐれも、冒頭にある通りに他者との接触や、コンビニ(感染の恐怖に立ち向かって開店し続けていてくれることには心から感謝を禁じ得ません何度も引き合いに出してごめんなさい)など、当然ですが足跡以外は出したごみ(ティッシュ→生々しい)も、全部持ち帰り残してきませんでした。
そのうえで、へら鮒釣だけはさせていただきましたが・・・。
GW中もコロナの動静を注視しつつ、私なりの判断で行動します。
020年 4月29日(水)11時09分34秒
写真1は入座の山水ワンド対岸から、写真2は初へら36、写真3は最大42です。