2020年 4月 3日(金)03時43分43秒
みなさんこんばんは
仕事が捗らず今夜は夜明け近くまでかかりそうな状況なので、ここは焦らず一服と書く手を休めて書き込みます(なんか変ですかー)。
さて春季へら鮒釣り大会が中止になりました。
最終的な決定は管理人が下したので、「中止にしました」が正しい表現なのですが、ままっこの際は細かな表現なぞどうといったことではありません。
私が良く使う言葉で『捲土重来』があります。
これは、戦いで敗れた者が「いっそそのまま」と討ち死を賭して進軍せず、勇気ある撤退をして一旦兵を引き、じっと耐えて力を蓄えまた時が熟したその時に「いざ鎌倉」で、もう一度戦いに挑みましょう。
こんな感じの意味を持っていると解釈しております。
しかも、これは大将に対して部下が進言した言葉で、「殿ここは勇気ある撤退をして、しかるべき時に今一度兵を起こすために・・・」まあ中国の言葉なので殿はないんでありますが。
兎にも角にも、この『捲土重来』は、まさに今の世の中をして、使うべく言葉なのであろうと思っております。
コロナウイルスの猛威は大変に脅威であり、今や国難レベルではなく、世界規模のそれであることは、否定しがたい事実なのであります。
多くのイベントが中止になり、一方で事業主にかかる負担は必至の状況で、ざるを得ず開催をしたり、また応援の意味でそうした催しや外食などに足を運ぶ・・・。
個別の事案に対して賛否の是非をこの場で申し上げる気は一切ありません、様々な考え方があり、ましてかかる判断にはその時点を取り巻く情勢の変化も大きく影響するのですから。
日研北海道地区は、『捲土重来』の判断をしました。
まずは御身をでき得る限り安全に保ち、相手の猛攻にじっと耐える選択をしたのであります。
「手持ちのマスクを大会開催に向けて寄贈しますよ」との、大変にありがたきお声がけもいただきました。
開会式と閉会式を屋外で行い・・・、色々とシュミレーションを重ねてはみたのですが・・・。
正直、志村けん氏の訃報は大きかったです。
あれほど高名なる人物が朝露に消えるとは・・・、「ああ人命を賭してまでやるべきことではないかー」と
つくづく思わされました。
管理人の好きな言葉に、「それでもあなたはリンゴの木を植える」という言葉があります。
前に地球「最後の日に」が付くのですが、この際は一緒に並べて使うには、あまりに間が悪いので敢えて離したのですが。
著書『オーパ』が釣りをする者にはあまりに有名な開高健氏がどこかで使っていて、ああいい言葉だなーと感銘を受けてそれから使っております。
捲土重来とそれでも・・・、今を生きる私たちは兎に角じっと耐え、できるならリンゴの木を植え、今を乗り切らなければならないのかもしれませんね。
日研北海道地区は、春季大会を捲土重来し、リンゴの木を植えるべく放流事業を今年も致します。
思い返せば、日本人は第二次世界大戦の大敗を乗り越え、未曽有の被害になった阪神淡路・東日本大震災を乗り超える途上に・・・、その時々に起った多くの「ああもうだめカモ」を、何度も乗り越えてきたのです。
経済が悲鳴を上げています。
それでも、捲土重来、今は兎に角身を守ってじっと耐え、春の来ない冬はないのです、円の変動相場制への移行やオイルショック、バブルもリーマンもすべて乗り越えてきたのです。
命さえあれば、いつか前に進むことはできます。
みなさん、頑張りましょうね。
「今日は明日の前日だ」のココロだー