仏教のお話

Rの会:無量義経 / 48

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ダルマ太郎 2024/03/29 (金) 22:05:43 修正 >> 6

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日本で〈事〉が完成
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法華経は日本文明の基礎
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聖徳太子は法華経の精神を基にして、有名な《十七条憲法》をつくられ、はじめて日本に〈国の法〉と〈人間のふみ行なうべき法〉を打ち立てられました。わが日本の文明の夜明けが、ほかならぬ法華経の精神によってなしとげられたという大事実を、われわれは忘れてはならないのです。
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聖徳太子(厩戸皇子(うまやどのみこ))は、仏教を篤く信仰しており、『法華義疏(ほっけぎしょ)』『勝鬘経義疏(しょうまんぎょうぎしょ)』『維摩経義疏(ゆいまぎょうぎしょ)』という三経の解釈本を著しています。
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伝教大師最澄
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平安朝時代の堕落
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念仏の教え
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禅宗が起こる
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日蓮聖人の出世
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法華経は実践の教え
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○ 真の救いは法華経の教えの〈実践〉にあるということです。
○ 理解から信仰へ、信仰から実践へ、ということです。
○ 天台大師の解き明かされた〈理(理論)〉を徹底して実践。

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法華経は救い第一の教え
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○ 法華経は〈人間尊重〉の教えであり、〈人間完成〉の教えであり、その上に立つ〈人類平和〉の教えです。
○《法華経》はその内容が尊いのです。その精神が尊いのです。そして、その教えを実践することが尊いのです。

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庭野開祖は、人間尊重・人間完成・人類平和を願っていたのでしょう。そして、その答えが法華経にあるとして、法華経の解釈をしたのでしょう。法華経をそのように読めば、そのように解釈できますので、それはそれでいいのかも知れません。しかし、法華経が説かれた目的は、衆生の仏知見(ぶっちけん)を開かせ、仏知見を示し、仏知見を悟らしめ、仏知見の道に入らしめることです。このことは、方便品第二に書かれています。これを一大事因縁といいます。
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諸仏世尊は、衆生をして仏知見を開かしめ清浄なることを得せしめんと欲するが故に、世に出現したもう。衆生をして仏知見を示さんと欲するが故に、世に出現したもう。衆生をして仏知見を悟らせめんと欲するが故に、世に出現したもう。衆生をして仏知見の道に入らしめんと欲するが故に、世に出現したもう。
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仏知見とは、「仏のものの見方」です。諸仏世尊は、衆生に仏のものの見方を開き、示し、悟らせ、道に入れるために教化します。その点でいえば、人間尊重・人間完成という目的は合っているのでしょうが、人類平和につながるのかどうかは分かりません。一切衆生を成仏させれば平和になるのでしょうが、それを目標とするには、あまりに道のりは遠いように思えます。
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法華経は、この世に浄土(平和世界)を築く教えだといいます。凡夫にとっては、貧富の差があり、病があり、争いがあって、地獄・餓鬼・畜生・修羅の境地にあるように思えますが、仏の見方は、常に涅槃の状態であって浄土です。そのような見方を手に入れるのが法華経ではないでしょうか? 現象世界は無常ですから、自由自在に自分の思い通りにはコントロールできません。思い通りにしようとすれば、抵抗され、否定され、無視され、攻撃を受け、心身共に苦に堕ちます。夫婦・兄弟・親子でさえも、争いがあり対立するのが現実です。それなのに、世界平和を実現できるとは思えません。
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日本で〈事〉が完成
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