物の本を読むとわかるが、エアブレーキとファウラーフラップの関係上機銃が入る隙間は無いと思う。ほんで、上にあるように、翼面荷重を抑えんでいいから(言うて艦爆やし。それでも機敏だけど)翼はそこまで大きくない。で、急降下する頑丈さ、エアブレーキ設置や、幸か不幸か電気式引き込み脚を採用した上で彗星は桁2本で羽を支えてるんで、翼内ギッチギチのはず。しかもこの子が飛んだ頃はまだドラムマガジンの99式しかなかったころだから、零戦のようなぶち抜きで20mmを差し込むのもちょっと無理かも。「彗星を艦戦に」ってのがまったくないあたり、どれだけ海軍パイロットが零戦を信頼し信用し、愛用してたかってのが見える。ちょっと外れるが、芙蓉部隊が軌道にノッタころ、銃爆するのに彗星の7ミリでは物足りないとして"零戦を夜襲銃爆撃に"という案が出るあたり、彗星も海軍零戦神話に煽られた機体なのかなぁと思ってしまった。まあ先のとおり彗星に20mmを『前に向けて』搭載することは難しそうかと。あとたぶん機首20mmは、プロペラ同調について明るくないのでそこのとこは専門家に聞くとして、熱田エンジンのサイズがかなりデカいから、というか彗星の機首がかなり絞ってあるから難しいんじゃないかなぁと思う。もちろん飛燕丁のように延長もできたかもしれないけど、もともとホ-5が小柄なのと12mmクラスを積んでいた所に20㎜を積むのと、7ミリが詰まってたところに20mmを(しかも99式)積むってのは…どうなんだろうね。超長文失礼しました。
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