低速での運動性議論、俺の仮説を言ってみる。もしかして、発言者の攻守によって印象が変わってるんじゃないか? 例えば、スピットファイアに後ろから襲われた時を考えると、確かに簡単に振りほどくほどの旋回は無い。でも、こっちが襲う側ならスピット含めて絶対に取り逃がさないんじゃないか? だって低速になっていく過程で、大抵向こうが先にエネルギー尽きるから。確かにある速度での瞬発的なピッチアップだけ考えると、こいつに勝てる機体は結構いるのかもしれない。でも、維持旋回率の勝負に持ち込んだら、双方の速度が落ちて行くほど相対的に粘るのは大体疾風だろう。そして最後は敵のエネルギーだけ下がり、疾風はエネルギーを蓄えるようになって趨勢が決するんじゃないか。こういう戦闘で疾風に勝てるのは疾風より維持旋回率の高い機体、隼Ⅲ乙になる(勿論こいつは最小旋回半径でもめっちゃ勝ってるけど)。つまり、こいつが低速で動かなくなった時、主導権を握ってる限りにおいては常に敵はもっと動かなくなってるので、相対的に低速の運動性が勝っていると感じるんじゃないか? (なお「維持旋回率勝負に持ち込んで主導権を握る」と言うと、エネルギーが絡まない機動は無いという意味ではダイブ&ズームから定常旋回まで極論なんでも含んでしまうが、ここでは飛行特性が近い敵と同高度で会敵し、互いに徐々にエネルギーを損なう状況を想定してるよ!)
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