〇偵察
なんといっても特徴なのが偵察マストの存在。現状、本物とは違い1セクションのみの伸長だが、展開前でもMCT30の車長サイトより少し位置が高いので、展開すれば小屋くらいなら見越すことができる。UAVと組み合わせたときの偵察能力はかなり高く、UAVでマーク→マストでマーキングの流れで偵察系のタスクはすぐに完了できる。素晴らしいのは装備位置が車両後端で背も高いため、砲塔上面のフラットさも相まってかなり安全に偵察できること。友軍と前線に進出して偵察中にマストに被弾しても本体に損傷が及ぶことはなかった。なにより砲塔が少し出すぎて砲塔に被弾する危険性が低く生残性が高い。
〇火力
このBRではオーソドックスな30㎜機関砲。基本的にMBTの正面装甲を打ち破ることはできないので側面をつくことになる(レオ1は多少角度が付けば正面からでも撃破できる)。幸い、側面をとるための武器はそろっているので敵の側面をつくのは容易。1両破壊するのに10発かかることは少ないので弾は半分にしても十分に残るため後述の防御面を考慮しても半数に減らすとよい。単純飛行する航空機やヘリに対して対空射撃を行う場面はそこそこあり、VTこそないものの結構あたるので役に立つ。砲塔旋回もかなり速いため格闘戦への対処も容易。後方射界が一部制限されるが対空の際に引っかかることがある以外は運用上問題になることはほぼない。
〇防御面
優秀な目で先制し敵に撃たせない、撃たれても耐えられるを体現したような構成。装輪のくせに生残性がかなり高い。装甲は車載重機程度であれば貫通されることはまずない。23㎜以下のAAが装備するAPに対しても強気に出ることができる。正面は機関砲に対して優秀な内部配置とライナーの効果でかなりたかい抗堪性を有する。防盾付近は複雑な構成と内部の60㎜装甲の効果か戦車砲弾が貫通しても乗員やモジュールが破損すらしない場面も何度かあった。内部モジュールはかなり細かく追加されているが、これは弱点というよりは内部で破片防御として機能している節があり、特に正面からの攻撃に対しては巨大な砲塔バスケットが内部装甲として機能して機関砲弾の弾や破片から乗員を守っている。追加された内部モジュール自体、破壊されたところで即座に撃破や戦闘能力喪失につながるものはない。わかりにくいが、側面と操縦手およびエンジン後方にもスポールライナーが装備されている。
通常この手の車両が乗員3名で2人やられると撃破されるのに対して対して5名もいるため3人までなら倒されても耐えられるほか、何より87RCV以上に乗員配置が優秀であり、先頭から
操縦手 // 車長・砲手 // 無線手・装填手
の3か所に分かれているうえに何らかのモジュールで乗員が覆われているため、側面からの攻撃では一発で乗員をやられる可能性はほぼない。さらにこれが優秀なのが例えば乗員が二人やられた場合でも乗員配置が
操縦手 // 砲手 // 装填手
に再配置されるため分散配置が維持されることにある。正面から車体に戦車砲を受けた場合は流石に乗員を複数人やられるが、これはどちらかといえば立ち周りの問題になる。
天板は20㎜程度までの機銃掃射なら耐えられる。
〇機動力
PWRが22近くあるため装輪としてはかなり優秀。ただしボトムでは優秀な機動力を持つMBTも出てくるため序盤に突っ込みすぎて鉢合わせないように注意。
前線でも一歩引いた位置でも活躍できるまさに偵察戦闘車。UAVとマストで偵察しつつ敵がすきをさらしたり回り込もうと動き出したところをスポットしつつ攻撃するとかなり強い。自分で行ったUAVの偵察情報を自身で活かしやすく強いし使っていて楽しい。雑に乗っても活躍できる強車両ではないが運用がわかるとかなり強い。
ためになるぜ、開発したくなった