名前なし
2024/07/17 (水) 15:29:39
58610@deb07
素人質問で申し訳ないしタイムリーでもないけど、一般的な製鉄所って現代戦における有効な要塞として機能するの?というか現代の戦闘で籠城するとしたらどんな建造物が正解なんだろう
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たぶんマリウポリ包囲戦のアゾフスタリ製鉄所のことを言ってるんだと思うけど、あそこはソ連時代に核戦争下で耐えられることを想定した元地下要塞があるから、製鉄所がどうこうというよりあそこが特別だと思った方が良い。要塞として機能したかといえば、アゾフスタリ製鉄所以外の市街が制圧されたのが2022年4月11日、それから製鉄所で包囲されたウ軍が降伏したのが5月16日だから、まるまる一ヶ月は耐えられたことになる。そういう意味でちゃんと機能はした。ただしロシア軍の地中貫通爆弾などでシェルター内にも被害はでてる。
現代戦での籠城(拠点防衛)だと街そのものが強固なお城みたいなものだね。建物は兵士の動きを敵から隠してくれるし、窓は火点や観測点として使える=防御側が陣地転換がしやすくて、その予備陣地候補も無数に存在するということ。射界が建物に遮られて限られるから、攻撃側は数的優位を戦術的に比較的活かしにい。一般的な製鉄所も広大な敷地に無数の建物が建ち並んでるから、似たような効果が得られると思うよ。
詳細な回答ありがとう。現代の防衛戦においては建造物の強度というよりも建物が密集していることが重要ということか・・・。攻撃側がリスクを最低限にしようとすれば、都市だけ距離とって迂回したり、空爆で街を平らにするしかないんだろうか国際法ェ・・・
そういうことだね。都市って防御陣地として有利な条件がそろいすぎてる。だから理想としては迂回しての包囲するムーブを見せて、防御側が撤退せざるをえない状況を作り出して、包囲されるか自分から都市を捨てるかの二択を迫るのが最適解になるけど、その迂回経路がもれなく固められてるのもお約束だね。