数日乗り回したが、かなり欠点の多い機体というのが判明した。まず大迎角を取り続けられない、その酷さはスパローを搭載したF-4シリーズに、自機は身軽な状態での比較で大差で負けるほど。頼みの綱のフラップは600km/h以下でないと破損する脆さの上に、丁度その速度域より下ではF1は一切曲がらなくなるので最早戦闘では使い物にならない。ただ大迎角の戦闘が苦手でも速度を維持した旋回が得意な機体も多い為、F1もその部類かと思いきや、あまりの加速の悪さにより速度を維持すると酷い旋回時間になってしまう上に、結局速度を蓄えられないので次のアクションを起こせず常にジリ貧という非常に困った機体。その他では、敵機をロックし続けているのにも関わらず、新型SARHが何故かIRミサイルのようにチャフに欺瞞されてしまうことが判明、これにより唯一他機より明確に優れていた強力なMTIレーダーが意味を成していない。またSARHのシーカーが敵機を捕らえられないバグが頻発するので、そもそも発砲が不可能になり一発250kgの重石に変わり果てる事が多々ある。これらミサイルの扱いにくさも相まって、通り魔に徹するもグダグダになる事も多く、なんとも歯痒い思いをさせてくれるカッコイイ機体である。この性能ならビゲンとかMiG-23が出てくる前に出すべきだったと思う。
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