何かしらの重量設定でも間違えてるんじゃないかと疑うほど機体は重く、大半の戦闘機相手に格闘戦を挑めるほどの機体性能を有していない。ただしミサイル5発と燃料30分の積載をしても、高度100m以下でABを使わずにマッハ1.1に到達する為、巡航速度はとても良い。レーダーはMTIモード(最大探知距離28km)を持つが、高度6000m以上?で通常レーダーに切り替わってしまう。また例のごとくMTIモードにはIFFは無いが、他機のPDやMTIに比べて敵機の側面や背後から行うレーダーロックの信頼性が高く、一度捕捉出来れば簡単には目標を見失わない。新武装である530FはSARHではあるが敵機の背後からもちゃんと追尾する為、上記の巡航速度とレーダーを上手く活用した通り魔が強力かもしれない。現在この機体のSASは減衰と自動平準共に、一切の機体操作を受け付けなくなる為注意。
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詳細なレビュー乙。参考フライトで走らせた限りではあまりに重すぎると感じていたがやはり重いんだねぇ。仰るように念願の高性能ミソとルックダウンを得たから基本的にはSARHを念頭に置いた運用に専念する形になりそうであるな。伊中のアスピーダ持ちで良いとか言ったら負けだ!(まぁこっちはミソ数で勝るから…ウン)
数日乗り回したが、かなり欠点の多い機体というのが判明した。まず大迎角を取り続けられない、その酷さはスパローを搭載したF-4シリーズに、自機は身軽な状態での比較で大差で負けるほど。頼みの綱のフラップは600km/h以下でないと破損する脆さの上に、丁度その速度域より下ではF1は一切曲がらなくなるので最早戦闘では使い物にならない。ただ大迎角の戦闘が苦手でも速度を維持した旋回が得意な機体も多い為、F1もその部類かと思いきや、あまりの加速の悪さにより速度を維持すると酷い旋回時間になってしまう上に、結局速度を蓄えられないので次のアクションを起こせず常にジリ貧という非常に困った機体。その他では、敵機をロックし続けているのにも関わらず、新型SARHが何故かIRミサイルのようにチャフに欺瞞されてしまうことが判明、これにより唯一他機より明確に優れていた強力なMTIレーダーが意味を成していない。またSARHのシーカーが敵機を捕らえられないバグが頻発するので、そもそも発砲が不可能になり一発250kgの重石に変わり果てる事が多々ある。これらミサイルの扱いにくさも相まって、通り魔に徹するもグダグダになる事も多く、なんとも歯痒い思いをさせてくれるカッコイイ機体である。この性能ならビゲンとかMiG-23が出てくる前に出すべきだったと思う。