名前なし
2024/09/14 (土) 14:26:51
971e6@e12ca
デルタ翼、エネルギ保持悪いイメージ有るんですけどこの認識は正しいんでしょうか。また、正しいなら何故エネ保持悪くなるのかの理由が知りたいです…
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あと現代機でカナードデルタとか採用してる機体いくらか見受けますが、そのへんの対策どうしてるかとかも教えて頂けたら助かります。
ミラージュみたいな無尾翼デルタだと翼面積大きいから、翼がでかい分エネルギ消費が大きい。カナードを付ける場合はそれが付いてる分、主翼を小さくすれば良い。
ビゲンとかと違ってタイフーンやラファールのカナードは揚力負担するわけじゃないから主翼面積は関係ないじゃろ
なので木の質問のようにカナード付けつつエネ保持対策をどうかしたい場合は主翼を削るしかないんじゃ?カナード付けても気にならないなら弄る必要がないから何もしない。
一般的に翼は細長ければ細長いほど、音速以下の領域において、より少ない空気抵抗で大きな揚力を生み出せる。そのためエネ保命のグライダーや燃費命の旅客機の翼は細長い。デルタ翼は細長さとは真逆の翼形なので格闘戦が発生する音速以下の領域では効率(エネ保)が悪い。超音速領域では細長いと逆に空気抵抗が増えるので、超音速戦闘機はデルタ翼が選択肢に入る。亜音速域での細長さと、超音速域での短さの両立を目指したのが可変翼機。無尾翼デルタや通常尾翼機では旋回時に尾部の揚力を減らすことで機首を上げるため、旋回中はより高い揚力が欲しいのに総合的な揚力は減るという矛盾がある。カナードは機首の揚力を増やして機首上げするので、総合的な揚力が増やせる結果、空気抵抗を減らしてより効率的な旋回ができる(デルタ翼のエネ保の悪さを補える)。カナードは安定性が低いという大きな問題があったが、これはフライバイワイヤ登場で解決したため、現代機ではカナード採用機が多くなった。
ありがとうございます。正に疑問点にドンピシャな回答ですっきりしました。