名前なし
2023/11/23 (木) 23:18:02
3f738@2af76
雑談ネタと機体ページでの疑問を見ていて思ったんだけど東側がIRSTにお熱で、逆に西側がIRSTに消極的だったのは何故なのだろう?西側(の主に海軍機)はF-4、F-8、F-14と都度IRSTの搭載を目論んでいるけど大体失敗して空軍はかなり後に装備を検討するようになっているよね。対して東はMig-23ML以降の機体ではほぼ標準装備となっていて好対照。なんとなくレーダー性能の差を補うため(西側はIRSTを使わずとも高性能レーダーで十分)なのかな?とも思うんだけど実態はどうだったのだろう?
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もともとIRSTに関しては東側の方が技術的に先行していたはずだけど。Mig29なんかが機内搭載だったのに対して、同時代のF-14は小型化できずに機外ポッド搭載してるくらいだから
申し訳ないちょっと言葉足らずだった。その技術的に先行していた(開発に力を入れていた)理由がなんだったのか気になったんだ
アメリカは失敗作しか作れなかったからこそIRSTの有用性を認識できなくて放棄したという話を聞いた気がするけど信憑性のある話ではない
軽く英語文献で調べた限りだけど:1)最初に開発したのはアメリカ(F101、1957年) 2)後追いでMig23が搭載(1967年)3)西側では自動化が進んだ高性能レーダーの開発成功と共に廃れたが、東側ではレーダー開発と並行してより広範囲の使い方を模索しつつ改良が継続 4)1980年代以降、パッシブ策敵のIRSTで自機の存在を隠しつつ奇襲先制攻撃ができる戦術の有用性が高まって西側でも再搭載が始まった(結果的に東側の後追いになった)、という話の様子 https://web-archive-org.translate.goog/web/20090731042619/http://www.iaf.fraunhofer.de/pdf/jahresbericht-2006/sensor.pdf?_x_tr_sl=auto&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja
詳細かつソース付きでありがとう。なるほど重要視していたのは東西共に同じであったものの、米国においてはレーダーの方で満足がいく結果を出せていて、そこでの東西の開発の進展に差が生じた感じなんだね