第一生命の経済研究所のHPにSBVの破綻の原因についての考察が掲載されています。
概ね、私の意見と同等です。
ただしSBVが主に所有していたのは「国債」ではなくMBS(住宅融資関連債券)が主と見られると書いていますが、それについては疑問を感じています。
その理由はMBSは相対的に流動性が高いとは言えず、また原債権との関連性から価格の変動性が小さいは言えないからです。大量に処分すると値段が崩れる可能性もあります。
処分時に金額を問わなければ、国債は現金と同じように即時に換金できる為、支払準備の面から見ると圧倒的に有利だからです。
預金残高の70%もの残高をMBSで保有するという事はあり得ず、最低でも20%以上は長期国債であったと見るのが妥当だと思われます。逆に国債だからと安心していたが為にマンガのような大失敗が起きた可能性もあります。
しかし、少なくとも国債について言及するのは、その筋では「タブー」に近い話ですから・・・
トーンが薄くなるのも致し方ない話かと思います。
https://www.dlri.co.jp/report/macro/236589.html
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