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まだまだカブは抜けません。(全体相場・個別銘柄。売買双方OK) / 24902

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24902
Mad_Vandalist 2023/01/24 (火) 20:16:03 修正

各行の統合報告書を検索して金利リスクの額を調べてみました。
これと株価動向を見ていると金利上昇で過大評価されて買われているのではないかと思えるような地銀もあるような気がしてます。画像1
マイナス金利政策が解除されたら、売りの銀行もあるような・・・
格差は相当に大きいと思います。
その時が来ても、ただちに空売りのターゲットとするのは早すぎると思いますので、ご留意ください。

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  • 24905

    自分でも調べてみたんですが、地銀は金利上昇で期間収益がマイナスになると計算されていて驚きました。
    もちろん、インフレで資金需要が増すことはあるんでしょうけど、大手ほど金利上昇のメリットは享受できない可能性が高そうですね

    例えば八十二銀行
    画像1

    群馬銀行
    画像1

    山口FG
    画像1

    ひろぎんHD
    画像1

    24907
    Mad_Vandalist 2023/01/25 (水) 18:33:38 修正 >> 24905

    その通りです。
    キーポイントはマイナス金利の適用のある資金の有無と残高だと思います。
    注意が必要なのは金利シナリオ(ショック)の幅は100bp(1%幅)でマイナス金利が適用になっている資金の金利の幅を大幅に超えている事です。
    ですから、このΔNIIの値は金利政策が正常化した場合の事を示していると見る事ができます。
    現在のマイナス金利は△0.1%(△10bp)なので、マイナス金利が解除されればマイナス金利分の利息支払は解除され収益は改善しますが、その幅を超える金利上昇となれば減益になる事を意味します。

    その意味では、銀行株なら何でも買っている方々は私から見れば「情報不足」が災いし雰囲気か気分で買っているとしか思えません。
    ある面、某ストラトジストの方が言っていた「マイナス金利が解除されたら銀行株は一旦売り」という説は、金利リスクに脆弱性を抱えマイナス金利の対象になっている地銀に対しては真実と言えるでしょう。

    分かりやすく言えば空売りのチャンスになりえると思いますが、大きく下落すると言えばそうも断言できないと思います。

    ちなみにΔNIIの計測の「上方パラレルシフト」は短期から長期の全レンジの金利が同じ幅で上昇するとの前提での計算です。
    現実にはほとんどありませんが、これは深読みすると面白い事が言えます。銀行は短期で集めた資金を長期の貸出に充てる事で利ザヤを確保していますが、通常、金利上昇期の金利変化のパターンは長期(10年以上等)が先に上昇し、短期がそれに遅れて上昇するパターンが多くなっています。
    先のYCCの上限変更もそのような形のものだった事は記憶に新しいものだと思います。
    つまり、現実には金利上昇で収益が改善する銀行の改善はシミュレーション計算の度合いよりも更に大きくなると判断できる事になります。

    金利上昇で収益性が悪化すると判断できる銀行まで買い上げている状況がこのまま続くとは思えませんが、マイナス金利の解除とYCCが終了する時期が見えて来るまで「期待」が続いても不思議はありません。