ish
5d53abdbd0
2019/05/03 (金) 14:20:40
実は、GW中に「これは!」と思う銘柄を紹介しようと思っていたのですが、色々調べたり考えを巡らせたりしているうちに逡巡しております。
以前に儲けた銘柄が割安に放置されておりまして.....4326インテージホールディングス と言います。
「消費、販売の両パネル調査網持つ。市場調査分野で国内首位」ってのが四季報に載っている文句で、ネットを介したマーケティングリサーチでは国内で太刀打ちできるのは 3978マクロミルくらいでしょうか。
インテージで儲けたきっかけは、10年以上前からメディカル関係の市場調査に自分で登録して参加しておりまして
「これをシステマティックにできる企業が日本にあるのはスゲ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!」
と思ったのと、医療の分野でEBM(Evidence Based Medicine)と呼ばれる「大規模臨床試験に則った診断・治療をしようぜ」って流れがあり、それがきっと他の分野にも広がる革新があったこと。
もう一つは
『その数字が戦略を決める』
https://www.amazon.co.jp/その数学が戦略を決める-文春文庫-イアン-エアーズ/dp/416765170X
という、「ワインの出来も、映画のヒット作品も、医療の診療の出来不出来もすべて統計的に判断した方が良いぞ」という本を読んだことがきっかけです。
いわゆる「ビッグデータ」と呼ばれるものが、そういう名前がなかった頃に経済を動かすことを予見してくれた本ですね。
この流れが今後も続いてくれれば「割安になった頃にインテージかマクロミルの株を買おうかな」と思っていたのですが、どうもそうはならなそうな感じなんですよね
(;^ω^)
通報 ...
凍結されています。
インテージの競合企業のマクロミルは2014年に一度ベインキャピタルにバイアウトされて上場廃止しています。
その後、2017年に再上場しています。
その間にオランダの同業大手を買収して、東南アジアや中米に支所を出したりして経営的には大きなメリットがありました。また、その間もインテージは地道に業績を積み上げていますし、財務も健全です。
ただ、GW中に色々考えていて..........どうも、こいつらがGAFAみたいな企業群に突然ちゃぶ台返しを食らって、完全にゲームのルールを変えられちゃう可能性が拭えないんですよね。
(;´Д`)
ちょっと話は変わります。
僕は将棋が大好きなんで、子供の頃から将棋界の動向をずーっとウォッチしているんですが、ここ10年の一番大きなイベントは、羽生さんが国民栄誉賞を受けたことでも、藤井君が勝ちまくっていることでもなく、「人間がAIに勝てなくなったこと」だと思っています。
プロが見れば第一感としてクソみたいな手でも「念のため一応調べてみる」を調べてみた結果、「そんな手があるのか」とプロを唸らせる手をAIが見つけるようになったどころか、それをなぞって研究合戦しているのが今の将棋界の現状です。
囲碁の世界でもあっと言う間に世界一の棋士が勝てなくなったのはほんの数年前のことですし、それを成し遂げた「アルファ碁」はグーグルが買収した企業の天才があっという間にやっちまったことですしw
ひょっとしたら、マーケティングリサーチの業界でもそれが起こりうるのではないのかということを僕は危惧してここでインテージやマクロミルを勧めることを躊躇しております。
ただ、思考実験としてはとても面白いと思うので
「誰かが何かを大規模に売りたいと思うとき、今までの経験と実績を元にそれを調査するメソッドを持った専門の企業がソリューションを提供するビジネスモデルが今後も当分続くか?」
を考えていただけたら、とw
それが「続く」なら、海外展開しているマクロミルや、国内で地道に業績を上げているインテージは絶対に買いです。
GW中、いろいろ考えてこんな感じになっちゃいましたけど..........SASさん、どうですかねぇ?
(;^ω^)