>> 108
オリックスの「株主優待を廃止」が、世間的にもニュースになっている。(正確には、2年後の2024年3月末を以て廃止。さらに正確には、今年4月4日から日経平均株価に採用されたこともあって、優待の件と同時に自社株買いと増配も発表)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/31e227dedbc75122858ea5332aa4ed700a16617f
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc9049146ccd464b91b6815286e7643c37b66f0b
https://news.yahoo.co.jp/articles/7858764af112a4e47723c37294291d87e8a3a3c3
とはいえ、株主優待の導入経緯(別稿 No.108にて掲載)を考えると、個人株主より機関投資家が大事なのかと言いたくなるし、株価の不安定化も懸念される。...まァ現実的には、225入りでパッシブファンドが一定程度を安定保有するから、個人投資家への依存よりも、優待導入前から誰でも知ってる「株主平等の原則」を今さら大義名分に持ち出しつつ、優待発送の負担軽減を図りたかったのだろうな...。
さて増配と言えば、三ツ星ベルトが「配当性向100%」を打ち出し、株価が急騰。背景には、やはり株価対策・機関投資家対策があるようで。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/b10b129c39b26a55ab6947f0f6431225ee8dc46f
しかし、何でもかんでも配当で株主還元すれば良いのか、疑問も残る。配当性向100%だと、(内部留保を取り崩さないと)社員への還元も将来への投資も無い。
株主だけでなくステークホルダー全体にとっての「幸せ」とは、いったい何であろうか?