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【個別議論】モンスター/ガイアデルムの記事の編集方針について / 42

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名無しの書士隊員 2023/07/24 (月) 22:45:57 a199e@c9217 >> 41

折衷案の拠り所となっている>> 36から派生した諸説についてですが、

・システム的な都合で説明がつく
>> 37の方が指摘している通り操竜という状況こそシステム上の都合であり、プレイヤーの(世界観的にはハンター)の手も介入しているという点も含め指標になり得ません。
考慮されるべきは人の手が介入していない状態で超大型古龍と大型古龍がぶつかり合い、その実力差が示される「操竜に至るまでの経緯」でしょう。

・「ただし、当時の調査において、龍宮砦跡に向け周辺の古龍や大型モンスターが〜」
結局動き出し乱入してきた古龍や大型モンスターは超大型古龍に軽く捻られて撃退されているのが実情です。
作中で「縄張り争い」と示される仕様がないことからも例の乱入が「縄張り争いとして扱われていない」ことは確実であり、この一文は単に操竜対象となるモンスターの乱入が生じることを示唆するものに過ぎないと考えられます。

・「百竜の淵源はラスボスの特殊個体なので比較対象として不適切」
比較対象となっているのは百竜ノ淵源だけではありません。そうした設定のないアマツマガツチも同じように大型古龍を相手にその実力差を示していますし、百竜ノ淵源の下位に位置するイブシマキヒコですら大型古龍と互角に争うラージャンを逃げ惑わせています。
そもそも百竜ノ淵源とて他に別種の超大型古龍が確認されていないカムラ地方で「頂点の一角」とされていたに過ぎないのですから、ガイアデルムを始めとした他地方の超大型古龍が比較対象になるのは当然のことです。

・「百竜ノ淵源と一度戦った大型古龍は、例外なく、二度と、どんな状況でも百竜ノ淵源とは戦おうとしない」
これについては典型的な藁人形論法なのですが……。意見を歪めて反論するのはこのような無駄でしかないレスポンスを生むだけなのでやめていただきたいです。

・「大型古龍は超大型古龍に抗いうる」については「無敵ではないのだから身を守るし、その為に行動を変えうる」というだけの普遍的で常識的な話
これも些か以上に論点がズレています。
まず現行の文章は「抗いうる」という表現を『「大型古龍は超大型古龍に襲いかかることがある」「これは大型古龍は超大型古龍に怪我を恐れさせたり、疲弊させたりして行動を変化させられることを示している」』という飛躍も甚だしい理屈で説明しています。
>> 33での指摘はこれを前提としたものであることを念頭に置いて頂きたいと思います。
少なくともシリーズを通して「超大型古龍が大型古龍から負わされる怪我を恐れた」「疲弊したことによって明確に行動を変えた」という描写は示唆レベルでもありません(何度も言う通りガイアデルムを除けばですが)。

また、大型古龍が超大型古龍に襲い掛かる理由と、実際に大型古龍が超大型古龍に抗い得るかは全く別の問題です。
現にネルギガンテは地脈回廊でゾラ・マグダラオスへの襲撃を試みていますが、一方的にダメージを受けて退散します(予め述べておくとネルギガンテはプレイヤーが全く干渉せずとも退散するため、プレイヤーが追い払っただけという解釈は成り立ちません)。
これは「超大型古龍を討ち倒すべく襲撃を仕掛けたが、全く歯が立たなかった」という事例の代表格です。
百竜ノ淵源やアマツマガツチに挑みかかった大型古龍が呆気なく退けられる描写は、まさしくこれに類するものと言えます。

よって『「大型古龍は超大型古龍に襲いかかることがある」「これは大型古龍は超大型古龍に怪我を恐れさせたり、疲弊させたりして行動を変化させられることを示している」』という前述の理屈は完全に破綻しており、これを根拠とする「ひいては〜」以降の文章も同様に成立しません。

・「ヌシジンオウガとアマツマガツチ」
ヌシ・ジンオウガに関してはエンエンクによる誘導(ウツシも「協力してもらう」と発言)を経て出現していることから、これは例の個体がフェロモンに影響された特殊な状況下での事例と判断すべきです。
エンエンクは「フェロモンによってモンスターを争わせている間に逃走する」とされていることから相当強烈な誘引能力を持っていると思われ、実際にその影響がない野生のヌシは同じ超大型古龍であるイブシマキヒコに怯え逃走しています。
内容にしても善戦しつつも結局は単純な身体能力で叩き伏せられた上に超帯電状態を解除されているというのが実態であり、贔屓目に見ても力の差は歴然です。
「超大型古龍の絶対的な力」が示されているという表現に何ら矛盾はなく、むしろ表現を補強する描写とすら言えるでしょう。

擦り合わせがしたいとのお話があった「絶対的な力の差」についてですが、これは互いが対等な条件での戦闘ないし遭遇において「超大型古龍の絶対有利が明確である」ことと認識しています。
また、イブシマキヒコから逃げ出すヌシや古龍級生物のように「争いを選ばず敵前逃亡する」という行動も明らかに絶対的な力の差を示すものです。
これはミラから逃げるラオの構図に近いものがあると言えます。

引き合いに出されているハンターはむしろそれを最も体現する生物であり、彼らは武器や防具、経験、スキルという他の生物にない要素をフル活用して「彼我に存在する絶対的な差を埋める」ことでモンスターに対抗している存在です。
こうした小細工を持ち得ない生物同士が真っ向から争えば、(百竜ノ淵源やアマツマガツチと乱入者のように)その実力差が如実に現れるのは至極当然と言えます。

悉くを殲ぼすネルギガンテがアン・イシュワルダを捕食した事例については
・アンイシュワルダは直前までの死闘で討伐され、古龍天候の影響がなくなるほど衰弱していた(もう一押しがあれば倒せる状況だった)
・一方のネルギガンテは一度討伐されてこそいたが、イシュワルダとハンターとに戦闘中に自身の能力に由来する超回復の猶予があった(悉ネギに有利な前提)
という限定された条件下において、「古龍の捕食に特化した生態を持つ悉くを殲ぼすネルギガンテが」「半ば奇襲に近い形でマウントを取り」「風前の灯火だったアン・イシュワルダにトドメを刺した」という事例です。
こうした極端な事例を超大型古龍と大型古龍の力関係そのものを規定する基準の一つとするのは極めてナンセンスで、条件や背景を全く考慮していません。

とりわけ「互いに健在であり対等な条件」で生じている百竜ノ淵源・アマツマガツチと大型古龍の小競り合い、イブシマキヒコとヌシや古龍級生物の関係などと同列に扱い、超大型古龍に他の大型古龍が真っ向から抗い得る根拠とするのは全く無理があると言えます。
少なくともハンターとの戦いで超大型古龍側が若干消耗している程度であれば万全の状態の大型古龍が軽く捻られ敗走する程度の実力差があることは明確に示されており、これを「絶対的な力が示されている」とするのは異論の余地のない表現でしょう。
よって、「超大型古龍>大型古龍ではあるが、状況や戦い方次第では覆しうる」という表現は、まず実情に則しているとは言えません。
大型古龍と縄張りを巡って真っ向から争い、キュリアによる弱体化まで試みたガイアデルムの記事においては尚のこと不自然な内容と言えます。

改めてになりますが、差し戻すべきとする文章は>> 41の通り「同作では他の超大型古龍の絶対的な力が示されている」である旨を再度申し添えておきます。
上記事実から同作におけるガイアデルム以外の超大型古龍と大型古龍に「絶対的な
と言えるレベルの力の差」は間違いなくあると思いますが、これを強いて記事に反映することを求めるものではありません。

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