その1 マンムーのバトルアイテムに関して
マンムーのバトルアイテムはボタン、スピーダー、傷薬でほぼ完成している。それぞれ自身のプレイスタイルや意識する敵・味方によって、適宜持ち替えるとよいのだろうが、基本的に一番バリューが出る(1回の使用で得られるリターンが大きい)のはボタンで間違いない。
これはそもそも、脱出ボタンというバトルアイテム自体が極めて汎用性が高く、バリューを出せる物であり、その上マンムーとも強烈なシナジーを発揮しているからだ。これはボタンがCD75秒で固定の第二のユナイト技とまで評価される様子からも分かるだろう。とはいえそのCDは最長クラスであり、バリューを出すためにどのタイミングで使うのかが極めて重要だ。よって適切に使いこなすことが不可欠であり、これ一択と言い切れるほど万人向けなわけではない。
そこで、それぞれの効果やCDを踏まえてボタン、スピーダー、傷薬をどのように選択できるか考えていきたい。
その2 各種バトルアイテムの長所と短所
長所:地震やユナイト技と組み合わせたときの他の追随を許さない圧倒的なバリュー。本来の射程範囲外へのほぼ回避不可能な強襲とそこからのCCチェインは、戦況を一変させることができる。
また、相手の攻撃を咄嗟に回避するためにも使うことができる(通称:ボタン避け)。とくに着弾型の強力な一撃の回避や、ソラビなどの直線攻撃を射線が見えてからでも回避できる点で優秀。
総じて攻めと守りにおける一手の強さを跳ね上げる持ち物。
短所:他と比較した圧倒的なCDの長さ。この短所はそのまま長所の裏返しであり、強力な一手を撃つことができる一方で、その一手が効果を発揮できないと大損をする羽目になる。
長所:効果時間の長さと、それによる臨機応変さ。一時的に追いかけることも逃げることも自在になるため、効果時間中の選択肢が大幅に増える。初手カジャンや上下ローム、リコールからの迅速な戦線復帰など使い道は多く、それでいてボタンよりもCDが短いためその臨機応変さを活かす機会に恵まれやすい。
総じて攻めと守りにおける手札を増やし、その質を底上げすることができる持ち物。
短所:即効性のなさ。とくに敵にスピーダーを使用したことが音でバレる点や、咄嗟の使用では回避が間に合わない攻撃が来たときにこの弱さが出てしまう。
また手札を増やすことができても、それを使うことができなければ魅力は半減してしまう。このため「自ら切るスピーダー」は強く使えるが、「相手に切らされたスピーダー」は一時しのぎで終わってしまう可能性が高い。
ちなみにスピーダーを持った初手カジャンは相手に意図を読まれやすいため、注意が必要。
長所:マンムーにはほとんど存在しないサステインを得る貴重な手段となる。さらにCDも最速であり、ボタンやスピーダーの倍近い使用機会がある。また、純粋に前線を維持するタンクとしては最も効果が活きる場面が多い。
総じて他2つと比較した場合に、攻めや守りの手段を補強するのではなく攻めや守りを維持する時間を得ることができる持ち物。
短所:自身が戦場にいられる時間を増やすことで味方が敵にどう対処するかが重要であり、他2つよりもとくにアタッカーへの依存度が高い。とくに性質上、純粋なキルアシストを狙うことには活かしにくい。
その3 それぞれの使い分け
技選択から見ると、基本的に地震を選ぶことがほぼ確定している場合はボタンの優先度が一番高い。また氷の牙についてもボタンによるブリンク急接近が最も効果的だ。一方で氷柱落としや10万馬力の場合はスピーダーでもバリューがあまり変わらないため、ボタンを優先しなくともよい。
このように技選択で見るとバトルアイテムの選択肢が狭まってしまうので、敵味方の編成でどのように使い分けられるかを考える。
ざっくりと分けて3つのパターンで判断できる。
・オールイン構成
→脱出ボタン
味方のユナイト技が一撃に特化したものが多く、それを決める機会を作ることができれば大きなアドバンテージを得られる。
また、敵のオールイン構成に対しても、決まると危険な一撃を回避する手段を得られる。
・バランス構成及びカウンター構成
→スピーダー
バランス構成は状況に応じて臨機応変に戦術を選択する柔軟さが求められるため、効果時間の長さやCDの取り回しの良さを活かせる。
また、カウンター構成の場合は「一旦下がって反転する動き」が重要になる。これも逃げに使うとそこで終わってしまうボタンでは難しくスピーダーの方が合わせやすい。
・ポーク構成
→傷薬
射程に優れたポーク構成の場合は、ボタンで強烈な一手を決めたりスピーダーで動き回ることよりも、どっしりと構えて後衛を活かす方が合わせやすい。
「いかに1回で決めるか」ではなく、「いかに相手が耐えられなくなるか」が重要なため、こちらが先にへばってしまわないように、加えて前線を安易に下げずにいられるように傷薬を選ぶことが効果的となる。
というわけでざっくりとだがバトルアイテムの所感と使い分けについて思っていることを書いてみた。
これらは絶対的に正しい情報というわけではなく個人の感想なので、他に考えるべき点や意見の相違点などがあれば挙げてもらって構わない。