マンムーの場合、カメとか他のタンクとはちょっと違って、牙+地震・氷柱+馬力が確定じゃないから、いわゆる決め打ちで氷柱地震を選んでいる人だけではないと思う。
つまり、この場合の勝率で注目すべきは、氷柱地震の飛び抜けた勝率ではなく牙or氷柱+馬力の全体的な勝率の低さかもしれない。ようは地震軸の方が安定しているってこったね。
実際、私も基本は氷柱地震としつつも、相手に牙が刺さる近接が多いようなら迷わず牙を取っている。この場合、氷柱地震の勝率には関与しないわけだが、こういう「この技構成が有効かどうか」をきちんと判断する上で、氷柱地震の「とりあえずこれでだいたいやれる」というのは紛れもなく利点だと思うよ。
上振れと下振れが酷すぎて勝率ガタガタの牙馬力、刺さる相手を選びがちな牙地震、火力はあるけど妨害がイマイチでだいぶファイター寄りの氷柱馬力…。これらと比較すると最も汎用性が高いタンクであることは明白だからね。
氷柱地震の使用率が低いのはその通りだけど、ちゃんと勝率が安定するだけの理屈は通ってる。
それから、例えばカメの場合、学習持ったタンク枠ならドロポンから入る。そこから波乗りorスピンを敵によって変えることはあれど、ドロポンをしおふきに変えることはほとんどないんじゃないかな。こういう「ロールに引っ張られて技が固定化される」ことがないことも、マンムーの強みだよね。
たしかに一部の上手い人のおかげで勝率が高いのかもしれないが、それでも「勝率が高いこと」には違いない。他を見てみろ、カビのじたばたも同じくらいの割合してるけど足引っ張りまくりの邪魔者だぞ。マンムー職人が淡々と結果だけ出してくれてるならむしろ喜ぶべきだ。それを見て「なぜこの構成の勝率が良いのか、選ぶ基準はなんだろうか」とか考える人は、マンムーの強みがもっと広がって見えるだろう。
ただひたすらに同じ技を選んでは低勝率な人もたくさんいるわけで、多数に流されない職人枠が見られるのは喜べることだと思う。
※ちなみにこれと近いがもっと最悪の状態にある例はヌメ。マンムーで言えば牙馬力が半分以上いるような地獄絵図。もはや職人どころか健常者すらも少なくなってしまっている。