何がこんなに勝率差を生んでいるのだろうとずっと考えていた。そこでこのコメント欄の意見も見ていて1つの説が生まれたんだけど、たぶん氷柱地震には「必殺技」がない。
牙地震なら、地震で止めて牙で掴めば敵を倒せるという自信がある。
氷柱馬力なら、氷柱を投げて馬力で突撃すれば敵に致命傷が入る自信がある。
牙馬力なら、牙で掴んで馬力で誘拐すれば倒せる自信がある。
……では氷柱地震は?たしかに氷柱と地震を一度に使えばそれなりにまとまったダメージになるし、時間差で使えばそれなりの時間のCCになる。でも、最も強力なダメージでも、最も強力なCCでもない。つまり「必殺技」はない。
一見単なる短所でしかないこの要素が、逆に相手の対処を難しくする長所なのではないかと考える。牙地震や氷柱馬力はたしかに強力だが、それゆえに「何をどう対処すればよいか」が明確で、また対処もしやすい。そして対処されてしまうと持ち味を活かせないままになってしまう。マンムーには無理矢理妨害を突破する妨害無効も、異様に射程を伸ばす特殊な能力も、粘り強く戦えるサステインもないからだ。
(勿論脱出ボタンなどでそれを補えはするんだけど、それは局地的な解決であって試合全体を通しての解決策ではない。ゾロアークがピクシーの重力で止まらないためになんでもなおしを持つのと同じようなものだ。マンムーにはその一度で決めるパワーは不足しているように思う。だからその一度で決められるかを見極める眼力が必要になるだろう)。
一方で氷柱地震に対しては、そうした一貫性のある対処法というものが構えにくい。氷柱から来るのか地震から来るのか、その先があるかないかを自由に選べるからだ。これは技を組み合わせて使う前提の氷柱馬力や、リーチの短い牙地震にはない長所だ。
この長所ゆえに、無理矢理に最大の手を押し通そうとする必要性がそもそもなく、射程に苦しむこともなく、行きっぱなしの片道切符になることも少ないのではないだろうか。
ある意味アシパ光線エーフィに近いですよね
アシパで鈍足入れてから落ち着いて光線当てるか光線から当てて最大火力狙うか選べて、マンムーは氷柱当ててから地震で飛び込むか様子見するか選べる
柔軟に対応出来てノックバックとかさせない技構成だから味方の編成も選ばず安定して戦いやすい
ザシアン一強環境以外でずっと安定した勝率なのもそれが理由なのかなって思いますね
とてもよく言語化してくれてる
氷柱地震は取れる選択肢が広いんだな。片道切符にもなりづらく、低リスクで前も後ろも対応できると。