ところで、最近、MIDI Synthesizerを使って音楽ファイルを作成して遊んでいる。
まったく自作というわけにはいかないが(Standさんは、こういうのも得意そう)、例えば自分の好きなClassical Musicの譜面を、自分なりに演奏させてみるということを時々やっている。
少し脱線するが、Classical Musicの場合、楽譜の「正統性」の問題がかなり大きい。「慣行」の楽譜の大半に、作曲家オリジナルではないアイディア(写譜をした人、その後に演奏した人たちの個人的な意見)が印刷物に「混入」していて、作曲者本来のアイディアではない演奏が横行しているので、それと比較という意味で、手稿に従った演奏をSynthesizerで再現するということ。
幸い、作曲家のオリジナルの手稿は、昨今インターネットにファクシミリコピーが落ちているので、それを見ればなんとか復元可能。自分で例えば鍵盤楽器で演奏するのが「本道」なのだろうが(そういうものもYou Tubeなどに落ちている)、実は「主観」や「先入観」を払いのけて演奏するのは誰か第三者に聞いて判断・修正してもらわないと不可能に近い。
また自分で演奏できない管楽器などの場合、やはりSynthesizerをつかうしかないと・・・
で何を言いたいかというと、そういうシンセサイザーを使って、既存の音楽を再演奏したり、まったく新作を発表する(これは私はできない)トピックを立ち上げたら、果たして参加者がいるのだろうか????ということ。
ぐずぐず言ってないで、実行して「没」となればそれまでなんだけれどもね(苦笑)。
例として、Beehtovenの比較的有名なPiano Sonata 14番(通称月光ソナタというタイトルがついている)のある楽章を、「オリジナルの楽譜(当然慣行譜とは違う)に従ったアーティキュレイション(音の長さの調節)を採用するとこういう音楽になる+複数の声部をこんなバランスで演奏してほしい」と作ったのがこれ。
(このリンクは、今日から21日でExpireするのであしからず)
AIアルゴリズムによって瞬時に作曲出来るようになってきましたね。
エンターテイメントの業界にどんな影響を及ぼすのか私には想像もつきませんね。
曲、拝聴しました。廃店舗?ハイテンポで力強い印象を受けました。
ベートーベンの原曲を知らないので比較出来ません😭
「To compose or to play? =音楽作るのと演奏するのとどっちが難しい?」
>AIアルゴリズムによって瞬時に作曲
最近こそAI, AIと大騒ぎしていますが、実は音楽業界で、AIが、「人間のように音楽を演奏できるか?」というのは、結構古くても、もう20年以上真剣に追及されていました。
もしかすると、AIを人間の「創造性」に参画させるという点で、もっとも早い試みだったかもしれません。
「作曲」と「演奏・解釈」と、どちらがAIにとってより「Challenging=困難」なのかな?と思います。
一見、作曲の方が、困難そうにみえるかもしれませんが、以前やり方を示したように、π=円周率を音楽に変換することもできますし、作曲にはある程度確立した技法があります。
解釈に、「確立したスタイルやパターンがあるか?」ということを、検証するためにそもそもAIにやらせてみようという試みが始まったという一面もあって、案外、「音楽解釈=演奏」の方が、難しいかもしれません。
作曲をしている人たちはまた違った考えを持つかもしれませんが。