ペナトピ・Deracine版

雑記帳 / 175

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晩御飯 2023/07/07 (金) 14:51:18

野球との関わり(小学6年・草チーム編・その2)

ぶっちゃけ正規チームでやる野球より、クラス対抗の草野球のほうが断然楽しかった。
正規チームでやるのは「競技」としての野球。
放課後の草野球は「遊び」としての野球。
この違いは、まだ子供だった僕らにとって非常に大きかったと思う。

そのことは、特にVチーム所属の連中が言ってた。
Vチームの指導はかなり厳しく、練習もスパルタ方式だった模様。
負けることなど許されない常勝軍団。
広域から有力な選手をかき集めているマンモスチームで、
6年生チームだけでも「2軍落ち」なんてことがあると聞かされていた。

僕らの地元を代表して、都大会やら関東大会に勝ち進むことを宿命づけられていたVチーム。
そこに所属していた連中にとっての草野球は、純粋に「楽しむだけ」の野球だったに違いない。

僕が所属するEチームのK君(野球センスの塊)も、Vチームからスカウトされたことがあったらしい。
でも断ったと言っていた。
「何で?」と聞いたら、「だって、Eチームくらいが丁度よくない?」と笑っていた。
彼はエンジョイ・ベースボール派だった。

そんなK君だからこそ、草野球の仕切りも非常に上手だった。
クラスの草チームでも自然とリーダーになり、参加する全員が楽しめるよう、いつも目配り・気配りしていた。
彼は3つの方式を段階的に使い分けて草野球を盛り上げてくれた。
1.型を作ってベタに楽しませる
2.型を崩してもれなく楽しませる
3.シャッフルしてみんなを楽しませる

(つづく)

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