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CEO代理 TORATORAUSA
2023/07/29 (土) 22:28:11
昨夜は、仕事で遅くなり、20時ごろにオリオールパークの外を通ったら、試合中のようだった。だが、暗雲低くたちこめ、雷光が流れ、殆ど嵐のような様相。よくあれでゲイムができたなと思う。
試合の方は、Recapで見たが、藤浪が6回にホーム球場で初登板。
セカンドのAdam Frazier=フレイジャーが超美技を見せて(動画があるが、URLを後刻貼る予定)、0‐0と緊迫したゲイムが進み、9回裏オリオールズがWalk-off Home run=さよならホームランで1‐0で劇的な勝利を収めたようだ。
藤浪の獲得は、ポストシーズンを見据えて、救援陣を補強する一環だが、NPBではこういう選手の動的活用はない。
これは、MLBの真似をしてみてもよいのではないか?
入団したティームで、起用機会少なく朽ち果ててゆく選手も結構多いが、他のティームならその選手がNiche=ニッチにはまるということはよくあるのだから。
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その藤浪だが、不思議な投手だ。
まずVelociry=球速はMLBでも一級品だ。時に101~2マイルを計測する。このレヴェルは流石にゴロゴロとはいない。
日本で問題だった「コントロール」だが、それは触れまい。MLBには、相当アバウトな投手がゴロゴロいる。
球速に反して、4スィームのバックスピン(つまり回転数)が低め。MLBに来た頃は1800RPM(Rev per minutes)ぐらいだったのが、漸く2100ぐらいにはアップしているが、MLBトップの連中は、2500~2800で、これに比べればはるかに低い。
回転軸は、やや右打者内角への変化を招来するもの(つまりはシュート回転と日本でいわれるものだ)で、以前にPitch/xのデータを紹介したように、OhtaniやDarvishよりもその度合いは大きい。
この回転数の低いこと=棒球という認識はどうかと思う。究極、回転数がゼロなのが、ナックルやスプリットだが、こうなるとボールは重力にだけ影響を受ける。つまり自然落下。それが「魔球」とされるのだから、人間は「自然落下」するボールを打つのは苦手だ。一方、逆回転が高く、重力に「逆らう」ボールも打たれない。では、打者がナチュラルに反応できる打ちごろ回転数はどのくらいなのだろうか?あまりそういう研究結果を読んだことがないな・・・・
タイガースでは開花しなかった藤浪、Athleticsでのスタートは散々だったが、このまま続けて、ポストシーズンで光るものを見せれば、MLBで来年の契約もありそうだし、何年かプレイできるかもしれない。タイガースの投手としては、井川は全くMLBには相手にされなかったし、藪も「投げた」という程度だったから、初めて定着して一定の成績を上げるといいな。
ポストシーズンのゲイム(まだ皮算用だが)、見に行こうかなと思案中。