アクセルとヴィアは虚無殿に突入していた。
2人が突入するや否や彼等を出迎えるのは敵意に満ちた虚無軍団兵士達。
「元レッドアラート構成員にして新世代型レプリロイドのプロトタイプのアクセル…
このような出自に加えその幼さ故の残虐性、野放しにしておくには危険すぎる!」
「一緒にいるのはヴィア…とかいったな…ウラディープログでさえ予測できなかった正しく『イレギュラー』な存在にして…何よりセント―ラ別動隊長の仇…!
不安要素の排除の為、そしてあの御方の弔いの為、貴様を討つ!!」
口々に己の敵意を露わにすると虚無軍団兵士達は一斉にエックスのシャドーアーマーを模したバスター系武器「シャドーバスター」を構える。
「「「あの忌まわしきエックスの能力で葬り去ってくれる!!!」」」
シャドーバスターから放たれるーシャドーアーマーの同様の性能のショットに加え天井張り付きも交えた
アクロバティックな動きでアクセルとヴィアに襲い来る虚無軍団兵士達であったが…やはり彼等の力は通用しなかった。
「皮肉のつもりか知らないけどね、そんな猿真似じゃ僕は獲れないよ」
「それにな、危険なのはサイバーエルフと…それを悪用するお前等の親玉だぜ!」
アクセルはタイラントからの超高速連射で、ヴィアは高速突進からの斬撃「迅」で虚無軍団兵士の攻撃をいなしつつ
彼等を瞬殺したのであった。
この直後リコから2人に通信が入ったのだがやはり内容はエイリアがエックス達に入れた通信のそれと同じもの。
これを聞いた2人は例によって別行動を取る選択をする。
アクセルが選んだルートは真っ暗で不気味なほど静まり返ったルートで至る所にトラップや暗闘用のメカニロイドが配置されている。
アクセルがそれらをくぐり抜けると前方にブラッQが姿を現した。
ブゥン…
ブラッQはアクセルを視認すると姿を消し、その直後ワープして別の場所に現れた。
このブラッQはゴーストQの性質を兼ね備えていたのだ。
数回のワープの後、ブラッQはアクセルの真後ろに現れショットを放つが…
「いたいた、こういう卑怯者が…ね!」
アクセルはこれを見抜いて反撃した。
その後もブラッQはワープ移動を繰り返し攻撃時にアクセルの背後に移動するもこれが逆に利用され最終的に撃破された。
気に食わなかったかつての仲間を思い出しつつもアクセルはこのルートに隠された発電機を発見し
それにプラズマガンからの高圧電流を放つ事で道中の照明をオンにして一気に突き進んで行った…
ヴィアが選んだルートは屋内であるにも関わらず視界には星空が広がっていた。
しかも只の星空ではなく空に浮かぶ星座の星と星が線で結ばれた上で何の星座なのかも図示されている。
そう、これは屋内の天井に星座を映写するプラネタリウムなのである。
バサバサバサッ…
ヴィアがそれらの星座を通過するとユーラシア事件の時のように星座からバットンボーンが現れるのだが
今ヴィアの前に現れたのは厳密にはバットンボーンではなくその上位互換種であるバットンイーターである。
とはいえやはりヴィアの敵ではなかった。
ヴィアがそのままバットンイーターを蹴散らしプラネタリウムの道中を進んでいくとやがて北斗七星の真下に差し掛かった。
しかしこの北斗七星は星の数が従来の7つではなくその横に余計に1つ青い星が輝いているのだ。
ヴィアがその北斗七星を通り抜けようとするとその青い星からバットンイーターのさらなる上位互換種が現れた。
その名もバットンイーターイーター。
バットンイーターイーターはヴィアに急襲を仕掛けるが…
「ハッ、これしきの死亡フラグなんてへし折ってやらあ!!獄門剣!」
バットンイーターイーターはバットンイーターよりも遥かに高性能であるにも関わらずヴィアの敵ではなく
バットンイーター同様あっさり撃破されてしまう。
同じ頃少し遅れてマリノとシナモンが虚無殿に侵入してきたが彼女達の前に現れたのはライドアーマーに乗った
虚無軍団兵士の軍団で
ライドアーマーはDRA-00、ブラウンベア、デビルベアが1台ずつと第一次シグマ大戦でVAVAが乗っていた紫がかった黒いライドアーマー多数といった具合にVAVAのライドアーマーと同じ種類である。
「盗賊マリノか…大方我が軍の技術を盗みに来たんだろうがそれらは貴様には分不相応なもの…断じて渡すわけにはいかん!」
「そしてシナモン…その内部のフォースメタルジェネレーターは我々の組織が有効活用してくれるわ!」
敵意をむき出しにして、尚且つフォースメタルジェネレーターを狙う事も告げる虚無軍団兵士達にマリノは不敵に対応する。
「フォースメタルジェネレーターはそれこそあんた達には分不相応なもの…絶対渡さないよ…行くよシナモン!」
「はい!」
ライドアーマーに乗った虚無軍団兵士達は一斉にマリノとシナモンに襲い掛かるが
如何に戦闘用とは言えライドアーマーの鈍重な動きではマリノの動きについて来れるはずもなく次から次へと返り討ちに遭い撃破されていく。
一方でシナモンは異界の強者を模したインジェクター系武器「ミソラシャワー」から放たれる音波でライドアーマーの動きを麻痺させた上で内部から破壊していく。
「ええい、絶爆砕砲、展開!!」
ライドアーマーを破壊された虚無軍団兵士達はシャドウを模したマシンガン系武器「絶爆砕砲」を構える。
「シャドウがモチーフの武器ねぇ…じゃああたしはこれで行くよ!」
「マリノさん、その武器は…!」
マリノが手にした武器に驚愕と困惑の反応を示すシナモン。
それもそのはず、その武器はかつてのマリノの恋人…の正体で過去のイレギュラーのリディプスの第2形態、ゴッドリディプスを模した
ランチャー系武器「リディプフォース」だったのだ。
「あたしが過去のトラウマに屈すると思ったのかい!?むしろこの武器はいい気付けになるぐらいだよ!それ!!」
シュバアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
リディプフォースからの砲撃は絶爆砕砲からの連射攻撃を尽く押し返して虚無軍団兵士達を屠っていく。
同時にシナモンもミソラシャワーで虚無軍団兵士達を撃破していった。
「あたし達はこれからも一緒だよ、『スパイダー』…」
「今の私の技術ではこれしか皆さんを止める方法が無くて…ごめんなさい…この戦い、絶対勝ってみせます!」
この場の敵を一掃したマリノとシナモンは、それぞれの想いを胸に先へ急ぐ。
ファート救出劇が展開されたのはこの頃である。
シャッテンはファートを処刑する為に彼が収容されている檻に向かうもドロワクレールの妨害に遭い、
それを回避しつつ檻に到達した時…事は既に終わっていた。
檻にいたのはファートではなく、代わりに彼を救出し現場に戻ってきたエラトネールだったのだ。
「残念だけど、貴方が探している人はもうここにはいないわヨ」
エラトネールはシャッテンを視認するや否や不敵に告げる。
対するシャッテンは敵意を示すも感情的にはならずに対応する。
「何者か知らんがハンター、もしくは政府の伏兵だな。貴様に問うがあの男を助けて何になる!?
あの男は保身の事ばかりで世界を導く力も、ウラディープログで予測された悲惨な未来の到来を防ぐ力も無いのだぞ?」
「それが私達の役割だかラ」
エラトネールは静かに、しかしはっきりと答える。それをシャッテンは否定する。
「貴様が政府の…人間であるファートの犬という意味か…それともウラディープログの予測が世界の辿る道だという意味か…
いずれにせよ今の世の中のレプリロイドは人間に…それもファートのような愚か者ではなく総帥殿のような正しい人間に従属するという役割を放棄している…
それを正すのが我々の…プロジェクトエルピスの役割だ…!」
「いいワ、お互いの役割を、全うしましょウ…遊んであげル…」
エラトネールが余裕気に言い放つと彼女は臨戦態勢に入り自身の内のエネルギーを急速に上昇させる。
「(こいつ…かなりの強者のようだ…!)」
シャッテンは身構える。
「ボイドストラトス…」
エラトネールは自身を中心とした位置に魔法陣を発生させ、その魔法陣の上にエネルギーのフィールドを展開する。
するとその領域内にいたシャッテンは連続ダメージを受け始める。
「ぐうっ…己…!」
シャッテンは耐えつつ刃状の実体化した闇を放つがエラトネールはそれを全て躱す。
「ルヴニール…」
続いてエラトネールは自身の周囲に精霊のようなエネルギー体を召喚。
「精霊」はシャッテン目がけて飛来し、その速く精密な動きに流石のシャッテンも躱せず追加のダメージを負う。
「か…は…!!」
次第に追い詰められていくシャッテン。
同時にその身に纏うヘルメットとマントも目に見えて損傷していく…
一方でアクセルはメカニロイドが製造され、その場で出撃してくるルートに足を踏み入れていた。
製造されるメカニロイドは主にスクランブラーで道中にはスクライバーやメカアーム等が配置されアクセルを迎え撃つ。
一見カウンターハンター事件の時のイレギュラー生産工場を再現したかに見えるこのルートだが実は他にもう1つの由来がある。
その由来は程なくして分かる事になる。
メカニロイド達を撃破しこのルートの最深部に到達したアクセルの前にイレイズ事件の際に現れた死神のような巨大メカニロイド、スカルヘッドが現れたのだ。
スカルヘッドはアクセルに猛攻を仕掛けるも尽くいなされる。
「それで死神のつもり?全く死を感じないんだけど。死神ってのはね…」
スカルヘッドの攻撃を回避し反撃しつつ不敵に言いかけるアクセル。次の瞬間…
「こういうのを言うんだよ!!」
ズババババババババババババ!!!!!!!
意趣返しと言わんばかりに同じ死神モチーフのレッドに変身し、鎌で切り刻んで撃破した。
その頃ヴィアは下が深い穴になっており所々に丸い足場が点在し、足場と足場の間には橋がかかっている部屋に到達していた。
「ワォーーン!!!!」
ヴィアが部屋に入った直後遠くから獣が吠えるような声と共にベルガーダーとその量産版のようなメカニロイド、
ヘルガーダー達が姿を現した。
ベルガーダーは1体であるのに対しヘルガーダーは大群で、炎タイプと氷タイプの両方がいる。
ベルガーダーはヘルガーダーを率いてヴィアに襲い掛かる。
その動きは実に統制が取れていてベルガーダーがヘルガーダー達に指示を出しているのが戦闘中に見て取れた。
これを察したヴィアはベルガーダーに狙いを定める事にした。
当然ベルガーダーを守るようにヘルガーダーが立ち塞がる事もあるが所詮ヴィアの敵ではない。
そして遂に…
「アースクラッシュ!!」
ドガァン!!!!
ヴィアがベルガーダーを撃破した。
すると…
「グルルルル…ウゥー…ウゥー…ウゥー?」「クゥーン…クゥーン…」
残されたヘルガーダー達が襲撃を止め互いに顔を見合わせながらしばし鳴き声のやり取りをする。
そして…
「「「「「キャインキャインキャインキャインキャイン!!!!!!」」」」」
蜘蛛の子を散らすように逃げ出したのだ。
ヴィアはそれを光の雨のような大技「蒼」で一掃。
「烏合の衆って奴か…メタシャングリラの行く末も案外こんなもんなのかな…」
そう呟くとヴィアはこの場を後にした。
同じ頃マリノとシナモンが突入したルートではブレッカーやインストーラー、バリアアタッカー、
そして上から落ちてきて床と同化するブロック等
カウンターハンター事件の時の巨大コンピュータ施設で現れたメカニロイドやトラップが待ち受けていた。
彼女達はそれらを突破していくがその際その時の様子が知らず知らずのうちにレーダーでスキャンされていた。
やがてマリノとシナモンがこのルートの最深部の部屋に到達するとそこにレイダーキラーとチョップレジスターが同時に出現した。
この時レイダーキラーはレーダーでスキャンした回数に応じて色を変えていくが
今回レイダーキラーがスキャンを行った回数は事件当時の3回より1回多い4回である。
3段階目の強化形態までは従来と同じ色だったが今回はさらにもう1段階強化され…何と透明になった。
ガションガションガションガションガション!!!!
透明になったレイダーキラーはマリノ目がけて猛突進を繰り出す。
「保護色ねぇ…だけど、今回は相手が悪かったよ!」
スチャッ!
マリノは額のゴーグルを下ろす。結果レイダーキラーの位置が丸見えとなりマリノは一方的に攻撃を加え呆気なく撃破した。
「貴方も相手が悪かったですね…」
ウィルスであるチョップレジスターに取って医療ユニットを備えたシナモンは正に天敵でありインジェクションであっさり撃破された。
エラトネールとシャッテンの戦いだが依然エラトネールが優勢だった。
そしてある時…
ピキピキピキ…バカッ!!
シャッテンの頭部を覆うヘルメットが割れ、マントはボイドストラトスのエネルギーの中で燃えるように消滅し、
付属のアーマーも砕け散った。
そしてシャッテンは露出の多い妖艶でグラマラスな姿を露わにした。
シャッテンは女性型だったのである。
「それが貴方の素顔、ネ…」
シャッテンの素顔を目にしたエラトネールは冷静に呟く。
「虚無軍団を統べる者として軍団の性質上私は常時己の姿や力、手の内を隠してきたのだが…貴様はそれでは御せないようだな…
いいだろう、貴様の実力は認めるぞ。そして我が武器『ホロウゴースト』の餌食になる事を光栄に思うがいい!」
シャッテンが言い放つと彼女の左腕が周囲が8枚の翼パーツで覆われた剣のような武器に換装された。
この武器、ホロウゴーストの外観はさながらマントを纏った死神のようである。
そしてホロウゴーストの翼パーツはブリッツのそれのように切り離されて宙を舞い始める。
「ワンダリングゴースト!」
シャッテンの操るホロウゴーストの翼パーツが様々な動きでエラトネールに襲い掛かる。
ブリッツの翼パーツが6枚であるのに対しホロウゴーストのそれは8枚でありその分攻撃のバリエーションは段違いに増える。
彼女はそれを冷静にルヴニールで迎撃するが…
「羽根だけに気を取られている場合か?ダークネスブレイド!」
ブォン!!
シャッテンはエラトネールに急接近し、ホロウゴーストの軸を構成する剣に暗黒エネルギーを纏わせた状態で斬りかかる。
「手の内を全て見せていないのは私も同じヨ」
ガキン!!
エラトネールは手元に異界の強者を模したマシンガン系武器「スレイブオブユー」を出現させその斬撃を受け止めた。
ググググググ…バッ!!
暫し押し合った後互いに距離を取る両者。
それ以降も両者の技と技のぶつかり合い、もとい騙し合い、化かし合いが続く。
両者とも闇の住人であり相手の意表を突く事、相手の行動や心理を読む事を得意とし、
相手の行動が読み通りなら想定内の対処をし意表を突かれても即興で可能な限り上手く対処してみせる。
「「(少しでも気を抜いたら詰む(わネ…)(な…))」」
裏を読み、裏の裏を読み、さらにその裏まで読み合う接戦がいつ果てるともなく続くのであった…
その頃マリノとシナモンはこの虚無殿の最深部に到達していた。
そこは本来のシャッテンの持ち場ではあるがそのシャッテンは席を外しておりこの場にいない。
即ちすぐ本殿に行けてしまうのである。
「こういう風にあからさまに『親切』だと却って怪しいもんだよ」
「そうですね、すごく不気味ですね…」
慎重に虚無殿の出口へと向かうマリノとシナモン。
彼女達の予想通り上手い話には裏があった。シャッテンは有事に備えてこの部屋に代わりの番人を配置していたのである。
ヒューンヒューンヒューン…
マリノとシナモンが虚無殿の出口へと到達しようとした時、後方より丸く黒い物体が次々と飛来し二人はそれを横っ飛びで躱す。
物体は振り向く二人の眼前で融合し一つの形を成した。
その姿は黒く丸い胴体から手足が生えた単眼の巨人だった。
即ちユーラシア事件の際に現れたイレギュラー、シャドーデビルである。
「そう来ると思ったよ…行くよシナモン!」「はい!」
両者はシャドーデビルを迎え撃つ。
最初こそ従来の通り分裂、合体、目からの光弾といった攻撃パターンを繰り返すシャドーデビルであったが
体力が少なくなってくると例によって従来とは異なる動きを見せる。
合体した際の形態に従来のドクロ顔のプレス機の形態の他に戦車型、恐竜型、ドクロから2本の脚を生やした形態、
脚が2本しかなくハサミも無いカニのような形態等様々なバリエーションが含まれるようになり
分裂時のブロックの形状もドクロ顔が付いたタイプを中心に様々な飛行メカの形態となり
その分攻撃のバリエーションも増え、二人を惑わせる。
「やるじゃないか、でもね、新たな力を身に着けたのはあんただけじゃないよ…
メメントモリ!デウスエクスマキーナ!ドメガサンダー!」
「パルスソング!マシンガンストリング!ショックノート!」
ドガガガガガガガ!!!
これまでと同様元となった強者の能力をより多く受け継いだ武器と自分本来の力を駆使して
激闘の末マリノとシナモンはシャドーデビルを撃破。
「また、あんたに助けられたね…」
「この武器の元となった人も凄く強いみたいですねー…どんな人か気になります」
そしてマリノとシナモンは本殿へ歩を進める。
この時点でシャッテンは軍団としての敗北は決したのだが個人としての敗北も時期に決しようとしていた。
牢屋では…
「(流石4コマンダーというだけあって一筋縄ではいかないわネ…最悪『あの手段』を使うしか…)」
「(奴の領域展開の技はエネルギー消費量故に連発出来ず一度に回復できる体力にも限度があるようだ…その隙を確実に突いていけば、勝機は見える…!)」
依然激闘を繰り広げるエラトネールとシャッテン。
その時…
バシュッ!ズドドドドドドドドドド!!!
ヴィアのバスターとアクセルのタイラントから放たれた光弾がシャッテンを襲う。
「む…!」
「あら…」
シャッテンはそれを回避し彼女とエラトネールはこの場に現れた二人に気付く。
「リコのナビを聞いてここまで来たんだが、やはりここにいたんだな、シャッテン。
今のを躱すとは流石だぜ」
「というかシャッテンの素顔はこうなってたんだ。一緒にいるお姉さんはバイル博士の言っていた政府の人…かな?」
牢屋に到達したヴィアとアクセルが言う。
「貴様はあの時の…加えてS級ハンターのアクセルか…
次から次へとこの虚無殿に土足で踏み入る不届き者共め、まとめて始末してくれる…!」
「私の名前はエラトネール…ここに来た目的はお察しの通りヨ。
貴方達がここに来た目的も同じはず、ここは一つ共闘といこうかしラ」
敵意を示すシャッテンと共闘を持ち掛けるエラトネール。
そしてエラトネールの存在をバイルによって前以て聞かされていたヴィアとアクセルはエラトネールとの共闘を快諾する。
「迅!」「く…!」
ガキン!!
高速で肉薄するヴィアの剣技を刃で受け止めたシャッテンだったが…
「蒼!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!
「あああああ!!!!!」
すぐに距離を取ったヴィアが「蒼」を発動しシャッテンに大ダメージを与える。
「この速さ、威力、攻撃範囲…セント―ラを圧倒しただけの事はあるな…!」
歯噛みするシャッテン。
「凄すぎる戦いだ…僕一人で来てたらヤバかったよ……うわわ!!」
一方ヴィア、エラトネールとシャッテンの激しい技の応戦に圧倒されていたアクセルだったが
ある時自身にもシャッテンの技の矛先が向かい辛うじて回避するも防戦一方になる。
「こうなったら…シダーシード!!」
ボン!
アクセルはシダージュの特殊武器「シダーシード」を放つ。
この武器は地面に着弾すると樹木型の砲台を生やす砲弾を放つ武器である。
またこの「木」は太くて頑丈でもある。
そこでアクセルはこの「木」を複数生やし「木」の陰に隠れて援護射撃を行い、
西部劇のように「木」から「木」へローリング移動してその際銃撃を繰り出す戦法を取った。
「シダージュの能力で小癪な真似を…!」
シャッテンは顔を歪めながらそれに対応する。
こうしてヴィアとアクセルの加勢によってシャッテンは被弾する回数が多くなってきた。
「ならば…これは見切れるか!?ドッペルアサシン!!」
シャッテンは8体の分身を出現させシダージュの「ゲネイリョーダン」のように分身を
ホロウゴーストの翼パーツに纏わせた。
そして本体と分身は腕の剣を前に構えた体勢で四方八方から高速で斬りかかる。
その動きはあまりに速く3人とも何度か喰らうが…
しかし…
「よく見ればどれが本体か分かるわヨ」
「ぐうう!!」
暫くしてエラトネールに見破られ反撃を喰らう。
ヴィアとアクセルも本体を見抜く事が何とか出来るようで彼等からも反撃を喰らったシャッテンは技を解除。
「やはり数には数だな…」
そう言ってシャッテンはホロウゴーストの翼パーツを遠隔操作で壁に向けて飛ばすと円を描くような配置に垂直にそれらを突き刺した。
すると翼パーツで囲まれた箇所から亜空間に繋がる穴が現れる。
「フロッグコール!!」
「ゲコゲコゲコゲコゲコ!!!」ピョンピョンピョンピョンピョン!
そしてシャッテンは穴からカウンターハンター事件の時のカエル型メカニロイド、クロークホッパーの大群を召喚した。
「ハッ、カエルにはヘビだぜ!」
ヴン!
これに対しヴィアは空間に穴を発生させレプリフォース大戦の時のヘビ型メカニロイド、オビールの大群を放って応戦。
「気持ち悪!」
思わず一言漏らすアクセル。
オビールはクロークホッパーを撃破していくが…
ボガンボガンボガンボガンボガン!!!
撃破される際クロークホッパーの子ガエル爆弾が大爆発して暫し空中に滞在する爆炎と視界を遮るほどの大量の煙を発生させたのだ。
「馬鹿め、クロークホッパー如きで貴様等を御せるとは思っていない…真の狙いは爆弾の爆発の際に発生する煙さ!
クロークホッパーは倒しても倒さなくても爆弾は爆発し煙を出し続けるが、どうする?」
嘲笑するシャッテン。
「なら…ツーラルバルカン!!」
ズドドドドドドドドドド!!!!!
アクセルはクレーネルの特殊武器「ツーラルバルカン」をクロークホッパーに放つ。
この特殊武器は凍結効果のある氷の弾丸を連射するという点ではアイスガトリングと共通しているが
弾丸の形状が氷柱になっておりレイガンに匹敵する貫通性能も兼ね備えているのだ。
結果アクセルの放つ弾丸の一発一発が当たると同時にクロークホッパーを凍らせさらに凍らせたクロークホッパーのボディを貫通し後ろにいた別のクロークホッパーにも同様の効果をもたらしていく。
そしてクロークホッパー達は爆発する事なく砕け散っていくのだ。
「もう手遅れだ!この煙に乗じて貴様等全員始末してくれよう…ドッペルアサシン!」
シャッテンはホロウゴーストの翼パーツを遠隔操作で引き抜き再度それらに自身の分身を纏わせドッペルアサシンを発動。
シュバババババババババババ!!!!!!!!!!
煙による視界不良の中何人ものシャッテンが超高速で四方八方から飛び交う。
ザシュザシュザシュザシュザシュザシュ!!!
「うおっ!?」「うっ…!」「やっば…!」
そんなシャッテンの技を何度か喰らい続ける3人だったが、ある時…
「雑魚を大量に呼び出したって事はコンボ数稼ぎ放題って事じゃん、アタックゲージはとっくに満タンだよ…!」
アクセルはクロークホッパーを撃破する際にアタックゲージを貯めていたのだ。
そして感覚を限界まで研ぎ澄ませ、攻撃を喰らった瞬間…
「ダブルアタック!」
ズドドドドドドドド!!!!!!!!!
アクセルがダブルアタックを発動した。しかし…
「甘い!」「うわっ!」
シャッテンは全くダメージを負った様子もなくアクセルに迫り来る。
「(馬鹿め、いくら攻撃しようが貴様等は私を倒す事は出来ん。
何故なら私は…)」
どこからか本物のシャッテンが分身の攻撃に晒される3人の様子を眺めていたのだが…
ズドッ!
「うっ…!」
突如背後から攻撃されシャッテンは地面に落下する。
シャッテンは先程アクセルが出現させた「木」の上にいたのだった。
攻撃の正体はエラトネールがルヴニールで出した「精霊」である。
「あら、そこにいたノ」
シャッテンが落下する際エラトネールはルヴニールとスレイブオブユーの掃射を同時に繰り出し勝負は決した。
「まさか…これ程…早く…見抜かれるとは…な…」
地に倒れ伏し息も絶え絶えに声を絞り出すシャッテン。
「ええ、分身の数が足りなかったから本物の貴方はどこか別の所にいる…そしてその場所は下を見渡せてこちらの攻撃も防げる『木』の上と踏んで『精霊』の1体にその辺りを追跡させたノ
それでダブルアタックを防いで心に慢心が生まれた瞬間を狙ったのヨ」
タネを明かすエラトネール。
ちなみに牢屋への出入り口も常にエラトネールのボイドストラトスが発動されておりもう1体の『精霊』が行く手を阻むように飛び回っていた為出入りが極めて困難な状況に陥っていた。
「無念…だ…ファートを…逃すばかり…か…戦いでも…負けて…しまう…とは…」
「さて、それじゃお前も正気に戻って貰おうか!」
ヴィアは悔し気に呟くシャッテンに近付き、手をかざす。
バリバリバリバリバリ!
これまでのようにその精神をサイバーエルフとして取り込まれようとするシャッテンだったが…
「貴様の思い通りなどにさるか!!私は最期の最期までメタシャングリラとしての役割を果たす!
せめて貴様等全員道連れにしてくれるわ!はあああああ!!!」
急激に体内のエネルギーを上昇させていくシャッテン。
「自爆!?」
アクセルが自爆を察した瞬間、ヴィアはシャッテンに覆いかぶさった。
そして…
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!
従来ならばこの虚無殿を吹き飛ばす程の大爆発が発生した。
しかし、実際はアクセルとエラトネールが少々爆風で後ずさっただけでヴィアとシャッテンのいた地点以外に爆発による損壊は見受けられなかった。
シャッテンは跡形も無く吹き飛び、ヴィアは無事ではあったもののセンチピーダの最終奥義を喰らった時以上にゼロのような外装を損傷しその禍々しい正体がより露わになっていた。
「痛たたたた…最後の最後に強烈な一発を貰っちまったぜ…この外装も前の時以上にやられちまったしよぉ…」
「それが貴方の素顔ネ」
ゆっくりと立ち上がるヴィア。
そんな彼の姿を見てエラトネールは落ち着き払った様子で言う。
「ああ、顔や手の内を隠していたのは奴だけじゃなかったって事さ」
「あら、私も手の内は全部明かしてないわヨ」
ヴィアとエラトネールは互いに手を出し尽くしていない事を伝えると同時に互いを底の知れない相手と認識する。
「…ところでシャッテンはどうなったの?」
「ああ、奴は気を失ってるぜ、俺の中でな」
アクセルの問いにヴィアが応える。爆発の中シャッテンの魂は無事回収されたようだ。
「にしてもあんな連中の為に、それも偽りの忠誠心の果てに自爆するとはな…
役割だなんだとか言ってたが下らん役割だぜ」
ヴィアが吐き捨てるように言う。
「あら、人にはそれぞれ与えられた役割があるのヨ」
それに異を唱えるエラトネール。
「その役割がどんなに理不尽でもそれに縛られ続けるのが下らないって話だよ。
現に俺は『前世』での『役割』に反抗すべく生まれた訳だしな」
「僕も似たようなものだよ。それに『役割』がウラディープログの通りだとしても僕はそれを受け入れる気は更々ないね。
滅びるのが運命だとしても僕達はその運命と戦っていかなくてはならない…ってゼロの受け売りだけどね」
アクセルがヴィアに賛同する。
「まぁ、メタシャングリラが人々に『役割』を与える存在ではない事は確実に言えるわネ。
今はこの戦いを終わらせる事だけを考えましょウ」
エラトネールは頷き、3人は牢屋を、そして虚無殿を後にする。
前述のようにエラトネールにはまだ奥の手がある。
彼女の弟妹のドロワクレールとアンジュピトールにも実は同様の奥の手がある。
しかし色々な理由でそれを使うのは望ましくなく、さらに4コマンダーはそれを使うまでもない相手だったのだ。
使うとなればそれこそどうしようもない強敵である。
その強敵は本殿の地下深くで眠っていた…
本殿の地下のシェルターにて…
ざわ… ざわ…
眼前に聳え立つメタシャングリラの最終兵器の巨大ロボットを見上げざわつく構成員達。
「改めて見ると何とも禍々しい…」
「いや、これこそ男のロマンやろ」
タードのように気圧される者、プーパーのように目を輝かせる者などその反応は様々である。
「只今、4コマンダー並びに彼等の守る4棟の全兵力の全滅を確認しました」
そんな中Dr.Vが戦況を報告する。
「神のご加護を…」
フィースィーが思わず神に祈るなどシェルター内が一層ざわつく中ヘルシャフトは冷静に構えて言う。
「では時が来たのだな、俺自ら出撃する時が」
そしてヘルシャフトはロボットの前に設置されたコンパネを操作する。
するとロボットの目から光が放たれその光に包まれたヘルシャフトはコックピット内にワープした。
これに対し全構成員が一斉に敬礼する。
いよいよメタシャングリラ最後にして最大の強敵がハンター達にその牙を剥こうとしていた…
続く
やっっっっっと更新できました。
まず字数制限を緩和した事で今回程度の長さなら本文は1レスに収まりました。
今回で最後のスぺボス戦です。
道中では例によって例の如く過去の事件を元にした敵やトラップが出て来ます。
これまでの本隊の兵士は各属性の未来の強者を模した武器を使って来ましたが
X dive本編では現時点でファントム、シャルナク、無属性ミュートスレプリロイド、無属性フォルスロイドを模した武器が出てきておりません。
そこで代わりと言っては何ですが「影」繫がりでシャドーアーマーを模したシャドーバスター、シャドウを模した絶爆砕砲に変更いたしました。
そして前々から匂わせてはいたのですが今回シャッテンが女性型という事を明かしました。
彼女の性別はロクゼロ、ZXA、X overの四天王のそれに由来しています。
ロクゼロの四天王は氷属性のみが、ZXAのは炎属性のみが、X overのは雷属性のみが女性型でしたので4コマンダーは残りの無属性が女性型、という事です。
これで今作の僕の雑魚・モブ除くオリキャラで女性キャラは4人、ZZZさん原案のクレーネルを含めれば5人、という事になり
これまでの小説を鑑みると僕にしては頑張った方ですがこのサイトの他の小説投稿者様方に比べればまだまだ少ないです。
顔のイメージは猫やコウモリのような動物に寄せた案や幽霊のようなおどろおどろしい感じにする案もありましたが
最終的に色んな作品の妖艶なキャラ(人外率高い)に寄せたイメージとなりました。
外見年齢は「お姉さん」にも「おばさん」にも見える感じです。
シャッテンの素顔を予想した方がいたとしたら実際の素顔にどれだけ近かったでしょうか。
口調はけばけばしい見た目に反し男っぽい口調でセント―ラと被る気がしますがセント―ラの方が血気盛んでシャッテンの方が沈着冷静なイメージです。
彼女の武器「ホロウゴースト」はファントム第2形態が元ネタですがゲーム本編ではファントムには第2形態はありません。
しかし設定画では存在しそれを元にデザインしています。
名称は第1作のホロコーストに似てますがホロコーストが「大量虐殺」という意味であるのに対しホロウゴーストは
「空虚な幽霊」という意味ですので直接的な関係はなく所謂洒落です。
彼女の最期は完全にファントムが元ネタですね。
ラストではヴィアが役割を否定するなど公式におけるリコみたいなことを言ってますがこれはこの小説におけるヴィアの出自によるものです。
今回もロックマン内外から様々なネタを入れました。
次回いよいよラスボス戦ですが何せ挿絵が多いので更新まで間が空きそうです。
加えて現トップ絵でこれから最後のマイナーチェンジをする予定もございますので尚更間が空きそうです。
そして最終回まであと3話です。
かなり遅れてしまいましたが、感想を投下いたします。
【ヴィアが選んだルート】
プラネタリウムの背景に襲い来るバットンボーンと、X5(ネクロバットステージ)を彷彿とさせるルートですね。
ネクロバットステージといえば、語り草となっているのはアーマーパーツ入手の仕掛け……私もアレにはかなり泣かされました。
「入口の狭い小部屋の天井にスイッチがある」とかではダメだったのか?と思います。
【ヘルガーダーの大群】
数にものを言わせてヴィアに襲いかかるも、すぐに司令塔たるベルガーダーを潰されてしまうヘルガーダーたち。
全員同じ見た目に偽装しておくか、ベルガーダーをどこかに隠しておかなかったのが敗因ですね。
ベルガーダー撃破後、尻尾を巻いて逃げ出すヘルガーダーたちの様子は少し可愛いと思ってしまいました。(直後にまとめて破壊されましたが…)
【シャッテン】
地の文にもあるように妖艶でグラマラスな外見ですが、同時になかなか不気味でもありますね。
胸の部分がネコやヘビの目のように見え、腹部の模様は昆虫のような横開きの口に見えるので、胴体全体が怪物の顔っぽくなっています。
耳状のパーツも鋭い眼のように見え、ソバージュヘアと相まってまるで毛むくじゃらの怪物が睨みつけてきているかの様です。
最後に自爆するところもそうですが、中ボス相当と思われるシャドーデビルより先に登場する点にもファントムっぽさが感じられます。
【VSシャッテン】
まずはヴィアがシャッテンと切り結び、続いてアクセルが介入。
シダーシードで生やした「木々」に身を隠しながらの攻防は、本文中では西部劇に例えられていますが、どことなく時代劇っぽくもあります。
クロークホッパーとオビール、大群どうしの激突はさながら使い魔のぶつかり合い。
シャッテンが呼び出すのが「カエル」で、更にそれが煙玉でもあるあたり、ファントム同様の忍者キャラ感がありますね。
【最終兵器の巨大ロボット】
ついに出撃のときが来ましたね。
これまでにも手強さの片鱗を色々と見せてくれましたが、戦いの行方は果たして…
執筆お疲れ様です。
今回も道中に懐かしいネタやそのアレンジが散りばめられていて、展開がマニアックでした。
パワーアップしたザコたちもハンターの敵ではなく、
あっさり倒されてしまいましたね。
ネタがバリエーションに富んでいて面白かったです。
シャッテンの最期の自爆もファントムが元ネタであるのを知って、なるほどと思いました。
最後の展開も楽しみにしております。それでは。
感想有難うございます!
>ZZZさん
>>ヴィアが選んだルート
ネクロバットステージのパーツ取得は全シリーズでも屈指の難しさで僕も泣かされました。
個人的に「イライラ棒」と呼んでいたのですがいざネットで調べてみると同じ比喩をしている方が結構いらっしゃりました。
>>ヘルガーダーの大群
>>>全員同じ見た目に偽装しておくか、ベルガーダーをどこかに隠しておかなかったのが敗因
終盤で正にこれをやったのがシャッテンであり更には煙による目くらまし付きですので彼女の方が1枚上手という事になりますね。
ヴィアが逃げるヘルガーダーを撃破するシーンでは自分で書いといて「見逃してやれよ…」と思ってしまいました。
>>シャッテン
実は胸部のデザインは猫やヘビのような眼を、胸部の下のパーツはコウモリの鼻を、腹部の空いた穴はスクリームのホラーマスクやムンクの叫びのような絶叫する口を意識してデザインしたのですが
昆虫のような縦開きの口、耳のパーツが目に見えるというのは言われてみれば…という感じで新たな発見です。
耳のパーツを怪物の目に例えると横に突き出た目という事になり異形感が増しますね。
彼女と同じく元ネタのファントムもステージの序盤で登場し意表を突かれましたが
これは初期のロクゼロが従来のロックマンシリーズと差別化しようとした、もしくは当時のスタッフがよく分かっていなかった為こうなったと考えておりましたが
ZXAでもシャルナクとアーゴイル&ウーゴイルが同じ事をしましたので奇襲という意味を込めていたのかもしれません。
>>VSシャッテン
>>>シダーシード
木々の間に身を隠すのは言われてみれば時代劇っぽく思えますね。
考えてみれば西部劇なら建物というイメージが強いです。
>>>クロークホッパー
シャッテンが呼び出すのが「カエル」なのは忍者要素ですね。
公式でもシャドーマンステージにカエルのザコが登場したりシャドーマン自身がカエル型のマシンに乗ったり
ボーラがカエルのザコを召喚したりファントムにはカエルモチーフの直属の部下がいたり…と忍者には蛙が付き物でしょう。
>>最終兵器の巨大ロボット
次回は明日投稿しますが外見、強さ共に無茶苦茶です…
>うお~さん
今回のザコや中ボスは主に「影に潜む」「怪異」「忍者」などというコンセプトから選出しました。
例によってX diveみたく従来は無い技も繰り出してきますが結局噛ませになっているのは
ハンター達の元々の経験と彼等もパワーアップしている事によるものです。
今回もロックマン以外のパロディを多分に含みますがこれは僕が思い入れがあったり強烈なインパクトを感じたものから選んでおります。
次回よりラスボス戦ですがハンター側にとってもメタシャングリラ側にとっても「集大成」と言える展開になります。
登校日は明日を予定しております。