小説掲示板

エルフミッション第21話(最終回)「true navigation」

5 コメント
views
0 フォロー

メタシャングリラ事件終結後、連邦長官の座に復帰したファートが会見を開いた。
「この度連邦長官に再就任する事となったファートだ。
まず1つ報告しておく事がある。以前私がメタシャングリラの捕虜になった時に私が話した内容の大半は
私を陥れる為奴等に無理矢理言わされた事であり真実ではない。
とはいえ私に不手際があったのもまた事実。
この事を踏まえもう一度一からやり直させて頂きたい。
不平不満はあるではあろうが何卒ご理解頂きたい…」
暫くして演説を終えたファートは変わり果てた姿の元メタシャングリラ構成員達に目をやる。

「「おかーさーん…おかーさーん…」」

「ブハハハハハハハハ!!!!!!!これは傑作傑作!!何が『おかーさーん…』じゃ!
これはまるで太陽に近づこうとして地に落ちた現代のイカロスじゃな!!
醜悪な中身に相応しい姿になりおっていい気味じゃ、ほれ言い返してみい!やり返してみい!!」
ゲシッ!!ゲシッ!!!ペッペッペッ!!!
ファートは彼等を嘲笑し唾を吐き足蹴にした。
「そうじゃいい事思いついたぞ、これでワシの好感度もアップして金にもなるな、ブハハハハハハ!!!!!!!!」
そう言ってファートは彼等を晒し物にする商売を思いつき実行する。
内容は昔の見世物小屋のような施設で変わり果てた彼等を公開しその際オプション料金を払う事で彼等に暴行を加えてもいいというサービスを提供するというものである。
「さあ寄ってらっしゃいみてらっしゃい!かつて世界を震撼させた極悪人のなれの果てだよ~!
こいつ等には何をしたって大丈夫!焼いても切っても死なないよー!ストレスの発散にさあどうぞ~!」
「見世物小屋」にてスタッフが声高らかに宣伝する。
これには賛否両論あったがメタシャングリラの被害者達は金を払ってでも彼等に暴行を加えストレスのはけ口にした。

「それにしても『エルフ細胞』じゃったか、これも素晴らしい代物じゃのう、これでワシは名実ともに世界を統一…」
一方でファートはエルフ細胞の接種も終え、更なる政策について思考を張り巡らせていると…

「長官!これはどういう事ですか!!」「この件について一言!!」「長官!!」「長官!!」「長官!!」
ファートは大勢の報道陣に詰め寄られる。
「な、ななななな…これはどういう…」
事件の終結後、これまでのファートの不正が彼に不満を持つ者達によって大々的に拡散されたのだ。
特に多くの情報を提供したのは「陛下」というハンドルネームの青年だったという。
この事によってファートは再度窮地に立たされ失脚までそれ程時間は掛からなかった。

ハンターベースにて…
「俺達がエネルギーを使い続けると最終的には死んじまうみてぇだし、生き残るとしたら新たなボディを造ってもらうかまたフュージョンするしかねぇみてぇだがどうする?」
「フッ、我々はイレギュラー行為を既に働いている。ボディを獲得するとなるとハンターに対する立場がないだろう」
「フュージョンした後の真の能力はレプリロイドの魂となる事だそうだが余程強力な器でないと崩壊すると聞く」
「ならば私は一まずハンター達に力を提供し続け、時が来ればまた1つになる事を選ぼう」
フランメ、ブリッツ、メーア、シャッテンを始めとした元メタシャングリラのサイバーエルフ達が今後について話し合った結果、サイバーエルフとしての使命を果たした後に各軍が1体のレプリロイドに生まれ変わる道を選んだ。
主な理由は自分がやった事への後ろめたさとハンターにせめてもの償いがしたいという想い、そして合体していた時の高揚感だった。
こうして彼等はハンターに留まった。
ヴィアはというとそのよしみでハンターに加入したのだがそれは建前。本当の理由は別にあった。

「どうですかー?ゼロさん用とアクセルさん用、そして私用のダイヴアーマーが出来ちゃいましたー!
褒めてください褒めてくださいー!」
リコが解析に解析を重ねた結果ゼロ用、アクセル用、そして何と自分用のダイヴアーマーを開発したのだ。
「ほう、結構強力なアーマーだな、礼を言うぜ!」
「強くてカッコいいじゃん、最高!!」
ゼロとアクセルには好評だったが…

「ああ、これが…これがリコのダイヴアーマー…ああああああ…何てかわいいんだあああああああああああ!!!!!!!」
ヴィアが絶叫する。
実はヴィアはリコに密かに想いを秘めておりとうとう内に収めきれなくなったのだ。
「ヴィアさん、あんなキャラだったんスか…」
トラストは面食らう。
「……」
そんな彼に視線を送る者が一人。
フラジールである。
彼女もトラストに内なる思いを秘めているのだがそれが外に出るのはもう少しかかりそうである。
「俺の姿であんなに狂乱するのは勘弁して欲しいぜ…」
ゼロが呟く。
「あら、ゼロも私と二人きりの時は人の事言えないわ」
そんなゼロにアイリスが囁く。
「俺はあんな狂ったように叫ばん!一緒にするな!」
ゼロは赤面して異議を唱えるのであった…

一方宇宙船にて…
「色々と面白そうになってきたじゃない…だからもう貴方の目論見に目をつむるのはやめるわ、バイル…」
そう言ってアイコはウラディープログのバイルによる改ざんを修正した。
これまでバイルはウラディープログの内容の内自分の犯行に辿り着くデータは改ざんしていたのだった。
そしてその明るみになったデータが連邦政府の目に触れた時、確実に悲惨な未来を回避する為秘密裏にバイル暗殺命令が下った。
「申し訳ないけどこれが私の役割ですノ」
バイルに迫るエラトネール。
「愚かな!まだ犯してもいない罪を裁くというのか!?やめろ!!やめろおおおお!!!」
そしてエラトネールがバイルを手にかけようとした時だった。

ビヨヨ~ン!ビヨヨ~ン!!

「あら、流石に彼も気付いていたみたいネ」

エラトネールが手を下そうとしたバイルはダミーだった。
「この舐め腐った顔、ムカつくムカつくムカつく~っ!!」
「かくれんぼしたいのなら付き合うよ!」
ドロワクレールは地団駄を踏みアンジュピトールは黒い笑みを浮かべる。

どことも知れぬ場所にて…
「エラトネールめ、やりおったか…ダミーと入れ替わっておいて正解じゃったわ…
まあ、いざとなったらこいつ等を差し向けるとするかのう…ク―クックックック…」
嘲笑うバイルの背後には2体のカプセルがあった。
1つはオリジナルゼロの器として造られたコピーゼロ、もう1つにはディープログのデータから造られた『存在していたかもしれない4人目のカウンターハンター』であるエックスを凶悪にしたような外観のレプリロイド、カイが眠っていた。

連邦政府の研究所では…
「これで全てのレプリロイドの洗脳解除、完了したわ」
「有難う、マザーエルフ」

オリジナルシエルは新たに発明したサイバーエルフ「マザーエルフ」から世界中のレプリロイドの洗脳が解除された事を聞いて安堵した。
そして彼女は眼前の試験管を見つめる。
「貴方が必要とされる世の中にならないのが理想だけど、もし貴方が生まれてきてもどんな困難も乗り越えられると…私は信じているわ…」
試験管の中にはエルフ細胞とオリジナルシエルの細胞が融合した細胞が入っていた。
試験管の冷凍保存を解除すると発生が始まり先天的にエルフ細胞を持つ彼女のクローンが生まれる、という事である。

一方連邦政府での会議の末ウラディープログの内容を世間に公表する事が決定した。
これはより大勢の人々に予測された悲惨な未来の回避に助力してもらうのが目的である。
結果としてあらゆる方面でウラディープログの内容を巡っての運動や会議が切磋琢磨された。
エルフ細胞を最初に接種した少年達は連邦政府に保護された後未来の内容について日々話し合っている。
「やはりこの腐り切った世界はリセットしなければならないな」
「選ばれし者同士を戦わせて最後に勝ち残った1人がこの世界の理を定めるのは如何かな?」
赤髪で大柄な少年の言葉に赤紫色の長髪で端正な顔の少年が応じる。
「お前達もっと穏便な考えは出来ないのか?」
そんな二人を薄緑色の髪の小柄な少年が嗜める。
この3人は仲良しグループだった。
その3人を余所に金髪で一見少女に見える美少年がブツブツと呟いていた。
彼はどのグループにも属していなかった。
一見穏やかで美しい彼の胸の内には強烈な憎悪が渦巻いていた。
ただしそれは人に対してではない。
「罪を憎んで人を憎まず」…彼はその典型だった。
「(苦痛なんて要らない…不幸なんて必要ない…
何故事故が起こるのか…それは環境が不完全だからだ…
何故凶悪な人間やレプリロイドが生まれるのか…それは彼等の構造が不完全だからだ…
何故貧富の差が生まれるのか…それは経済に関する法が不完全だからだ…
何故差別が起こるのか…それは誰も彼もが不完全だからだ…
不幸が…苦しみが…痛みが…憎い…
こんなもの…全部排除してやる…!!
母さん…私はもう貴方の所には行かない…
私は私の創った楽園で皆を幸せに導くから…
貴方の腕に抱かれた記憶を…私は忘れない…
『死神』を根絶やしにし!!『貧乏神』を皆殺しにし!!『疫病神』を一掃してやる!!
駆逐してやる… 
一匹…残らず…!)」

予測によると彼はこの後本当にそれを実行するがこれは人間から人間らしい幸せを奪う事を意味している。

一方ウラディープログの内容公開の影響で悪事に走る者も。
マッシモ、マリノ、シナモン、そしてダイナモ達もハンター達と共に彼等が事件を起こすたびに鎮圧すべく奔走する。
その際バイルに辿り着いたかと思いきゃまたダミーだったという事が何度かあったという。

そんな中ハンターと連邦政府で一つの試みがなされた。
それはディープログとウラディープログを接続し、その接点で添付プログラムを伴う未来へのメッセージの入ったカプセルを設置するというものだった。
カプセルに入ると予め録画してあったエックスの映像が流れ最終的にはプログラムを獲得するという仕組みである。
カプセルは仮想空間にあるもののレプリフォース事件の時と同じくプログラムを受け取ると現実世界でもパワーアップ出来るのだ。
メッセージの内容は以下のとおりである。

「やあ、初めまして。俺はエックス。
22世紀を生きる『イレギュラーハンター』に所属する『レプリロイド』だ。
君は人間かい?レプリロイドかい?それとも他の何かかい?
頼れる仲間はいるかい?それとも一人ぼっちかい?
今は俺の時代から何百年後かい?何千年後かい?それとも別の世界線かな?
とにかくここに来たという事は君のいる世界でも何かが起こったという事だね。
ここは時間の流れが違うから焦る事なく聞いて欲しい。
俺達の時代では未来の出来事を予測する超高性能のコンピュータがあってね、
それに誰も彼もが振り回されたよ。…この俺もね。
未来では悲しい事が沢山起こるという予測があったからそれを止めようと皆必死に頑張ったんだよ。
具体的にどう頑張ったかは…これを見て欲しい」
一度エックスの映像が途切れメタシャングリラの起こした事件の顛末の内容が流される。
「…どうだった?
俺達は…俺達の世界を守ろうと必死に戦ったんだ。
俺は自分のやった事を間違いだとは思っていないけれど、違う道もあったかもしれないね…
君がこれを見ているという事はこの事件に匹敵する災厄が発生したという事だけど…
それを解決へと導く力をここで君に授けよう。
ただ力の使い方をよく考えて欲しい。
『力』は使い道を誤ると破滅へと繋がるのだからね。
勇者になれとは言わない。聖者になれとも言わない。
ただこれだけは言える。
自分以外全ての者の命と権利を理不尽に踏みにじる権利はどこの誰にも無いんだ。
人の為に進んで死ねなんて言えない。欲望と憎しみを捨てろだなんて言える訳ない。
ただ、その力を自分一人の為だけに使う事は絶対にしてはいけない。
俺は君を信じてバトンを渡す。
君も俺を信じてこのバトンを…君専用のダイヴアーマーを受け取って欲しい。
君が世の中に…そして君自身に恥じない生き方を貫く事を祈っているし、信じているよ…」
ここで映像は終わっている。
このカプセルは平時、そして有事でも余程の事が無い限りロックされているが
今回の事件、もしくはそれ以上の惨劇が起こるとそのロックは解除されるという訳である。

所変わってハンターベースでもウラディープログにダイヴしての訓練が日々実施されていた。
現在トラストはウラディープログのフューチャーログ、「ネオ・アルカディア本部」にダイヴして天使のような姿をした未来の強者、コピーエックスと対峙していた。
ちなみに難易度は「しんどい」である。
「お前なんかエックス先輩じゃないッス!!トワイライトピッチ!!」
コピーエックスに立ち向かうトラストだったが相手の力はあまりに強大。
何度も攻撃を受けボロ雑巾のようになりながらもトラストは懸命に喰らいつき最終的に勝利を収める。
しかし戦いはこれで終わりではなかった。
何とコピーエックスは神々しさと禍々しさを兼ね備えた第2形態に変身したのだ。

「そ…そんな…やっと…やっと勝てた…の…に…」
思わず絶句するトラスト。
しかしすぐに立ち上がり力強く叫ぶ。

「勝負は…9回裏まで分からないッス!!」

エルフミッション 完

画像

流星のD-REX=ZZX(管理人)
作成: 2023/01/01 (日) 02:02:28
履歴通報 ...
1
流星のD-REX=ZZX(管理人) 2023/01/01 (日) 02:55:12

かくして本来は描かれない筈だった第5の激戦は終結した。
しかし人間とレプリロイドの欲は尽きる事を知らない。
欲望に呑まれた圧倒的強者がその力を正しく使わず我欲のみの為に使った場合、第6の激戦が始まるかもしれない。
そしてその戦いはこの世界とは限らない…

エルフミッション後書きです。
本当は去年の年内に書きたかっのですが年を越してしまいました。
新トップ絵(年賀絵)はまだ手を付けてません。これから描きます。
さて今作ですが構想してからは気が遠くなる思いでしたがとうとう完走しました。
8ボスですがZZZさんには制作の許可を頂いて、さらには好意的な感想も頂いて感謝の気持ちしかありません。
また今作にはX diveネタがてんこ盛りでX diveがアップデートされる度にリアルタイムでそれを反映して来ました。
公式のストーリーの方はもうすぐ終わるみたいですが、果たして…
トラストに関してですが書いている僕が野球に詳しくありませんので
もし僕が野球に詳しかったら、もしくは他の方が代筆していたらこの何倍もボキャブラリーが豊富になっていたと思われます。
最終回に関してですがお察しの通り逃げやがりました。
そもそもアイリスが生存している時点で僕の嗜好を反映しておりますし
エックスがとことん絶望しまくるであろう妖精戦争での悲劇を僕は書けませんでした。
実際に他の方のXシリーズの二次創作でXシリーズからロクゼロシリーズへの惨劇を書かれたのを目にした事もあるのですが
とてつもない凄惨な描写のオンパレードで盛大にトラウマを与えて下さりました。
断っておきますが僕はその二次創作をディスるつもりはありません。むしろ大好きです。
ただ僕には書けなかった、それだけです。
人間とレプリロイドの確執の描写についてもその御方からの影響は大きいです。
エルフミッションで未来が変えられたかは読者の皆様のご想像にお任せしますとしか言えません。
未来が変わらないと思わせる描写もちらほらありますし。
未来が変わらないと第1作並の鬱展開になる可能性は無きにしも非ず、ですね。
第1作とその番外編を書いている時は僕も正直キツかったです。
前にも言いましたが零夢さんの第1作のリメイク版を見た時は「ホロコーストざまあ」とか思ってしまいました。
以上を踏まえ仮に今作の後日譚を書いたとしてもとんでもない鬱展開にはならない…かもしれません。
またトラフラのイラストも機会あらば描いていきたいと思います。
さて今後ですが過去の常連さんが戻って来るか新たな書き手さんが現れるかしない限り半永久的に無人となりそうですね。
僕が第6作を書くかも決まっていませんし。
まぁこれも時代でしょうかねぇ…
最後に明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします!

2

ファートは復帰できたかと思いきや醜聞をばら撒かれまたもや転落、
4コマンダーは各軍の仲間と一つになり“四天王”へ、
バイルはまたぞろ妙な企みをし、
オリジナルシエルは未来のためにもう一人の自分を生み出し、
ウラディープログの公開とそれが呼ぶ新たな事件、

と、公式で描かれたものとは似て非なる、誰も知らない歴史が始まる最終回となりましたね。
この世界にどんな未来が待っているのか、そしてトラストとフラジールがどうなっていくのか…それもこれも誰にも分からない事です。

3
流星のD-REX=ZZX(管理人) 2023/02/08 (水) 10:31:55

最後まで感想有難うございます!
この小説の結末は予測された悲惨な未来を回避しようとした結果四天王、ロクゼロのシエル、オメガ、レギオン三賢人、ヘヴンのマスター等々却って予測された未来に近付くというターミネーター1で見られたような皮肉と
未来の事は結局分からないというメッセージを両方込めたものとなりました。
未来の事は本当に分からないですね、そもそもこの小説そのものが本来は書かれない筈でしたので。

4

遅れましたが、執筆お疲れ様です。
とうとう最終回が終わりましたね。
壮大な作品を完走されたことに脱帽です。
本当に、未来のことはいろんな分岐があることを考えると分からないですね。
小説で凄惨な描写を書くのはかなりの精神力や技術が求められそうですね。
僕もXやゼロやDASHの鬱展開については影響をかなり受けて引っ張られました。
まあ、プログラムの世界でもエラーやバグが起きるし、その都度修正していくしかないの
かもしれません。

5
流星のD-REX=ZZX(管理人) 2023/05/04 (木) 11:41:32

最後まで感想有難うございます!
試行錯誤を繰り返したり気力と時間の問題で執筆に時間が掛かりましたが無事完走いたしました。
この小説に込めたメッセージにもありますがどんなに精密に予測しても未来の事は実際にその時になるまでは本当に分からない事で
未曽有の事態や予期せぬ出来事はどこの世界でも付き物ですね。
例えばそれこそ野球ネタだと今回のWBCは「フィクションを超えた現実」「漫画なら没になる」と言われる程で
たらればになってしまいますがエルフミッションの更新がもう少し遅れていたらWBCネタも突っ込んでいたかもしれません。
悲惨な展開は見るだけでも精神に来るものがありますが書くとなるとそれ以上に精神力を消耗する他
悲惨さを伝える文章力も求められますね。
事実僕は第1作とその番外編を書くときは精神的にキツかったのですがそれは当時X6とロクぜロ1に深い感銘を受けたからです。