仏教のお話

問答 輪廻について / 25

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ダルマ太郎 2024/04/26 (金) 21:20:48

ダルマ太郎さん

2024/4/23 21:37

> 龍樹の話に入る以前に、ダルマ太郎さんの事実認識に歪みが見えたので、その点を伺ったわけです。そしてその歪みは一向に解消されたように見えず、ダルマ太郎さん自身は歪みに気づいてさえいないようです。

私の事実認識に歪みがあると判断したのはSさんですよ。事実というのは、初期経典の記述に基づいているのでしょう? 歪んでいるのは、Sさんかも知れませんよ。初期経典は、すべて釈尊の説法の記録だと思っているのですか? 

> あなたは非有非無を誤解されていると思います。

非有非無とは、「存在の否定・存在しないことの否定」です。この言葉によって、すべての存在についての執着から離れます。このことは誤解でしょうか?

> 輪廻は概念・幻なのではなく、現在のダルマ太郎さんがそうであるように、縁起によって変転する現象として存在しています。それを仮設というのです。

前にも書きましたが、仮設は、サンスクリットのプラジュニャプティ prajñapti の訳で、「仮の設定」という意味です。仮・仮説・仮名などとも訳されます。現代語に訳すと「概念」です。実体がないので、ただ付けられた名称によって存在するものです。

事象は因縁に依るので実体は有りません。これを私たちは空と言います。しかし、実体は無くても、名前として、概念としては有ります。この有るでもなく、無いのでもないことを中道と言います。プラジュニャプティについては、ご自分で学ばれてください。

以上です。

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