仏教のお話

Rの会:無量義経 / 60

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ダルマ太郎 2024/03/31 (日) 11:00:43 >> 17

別して六波羅蜜を歎ず

能く一切の諸の捨て難き
財宝妻子及び国城を捨てて
法の内外に於て悋む所なく
頭目髄脳悉く人に施せり
諸仏の清浄の禁を奉持して
乃至命を失えども毀傷したまわず
若し人刀杖をもって来って害を加え
悪口罵辱すれども終に瞋りたまわず
劫を歴て身を挫けども惓惰したまわず
昼夜に心を摂めて常に禅にあり
遍く一切の衆の道法を学して
智慧深く衆生の根に入りたまえり

とても捨てがたい様々な
財宝 妻子 国城を捨てて
それらの物質的な物
外面的なものだけではなく
内面的な執着も
惜しむことなく捨て去りました
その頭脳によって悟られたこと
目で正しくとらえられた世界は
すべて他者に施され
諸仏によって唱えられました
清浄なる戒律を大切に保たれて
命にかけても破られる事はありませんでした
もし 人が刀や杖を持って現われて
振りまわし危害を加えようとしても
悪口を言い 激しく罵っても
一度たりとも
お怒りになることはありませんでした
非常に長い年月
修行を続けられても怠けることはなく
昼も夜も心を穏やかにして乱れる事がなく
この世の一切の修行の道
教えを学んでおり
智慧が深く
人々の機根を見通されています

 

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