仏教のお話

Rの会:無量義経 / 55

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ダルマ太郎 2024/03/30 (土) 12:50:19 >> 17

有相の諸相好をのこって諸相好を示現する

而も実には相非相の色なし
一切の有相眼の対絶せり
無相の相にして有相の身なり
衆生身相の相も亦然なり

このように特徴のある姿をされていますが
実際には 相があるとかないということを
超越された方であり
すべての相は 見たままではありません
真実としては 相はありませんが
人々のために 相を持って現れられました
人々の相も またその通りです

相の用

能く衆生をして歓喜し礼して
心を投じ敬を表して慇懃なることを成ぜしむ
是れ自高我慢の除こるに因って
是の如き妙色の躯を成就したまえり

人々は そのような仏さまの相をみて
喜び 礼拝をなして
心から帰依をし 敬意を表して
真心を込めるようになります
仏は 驕り高ぶりを捨てることによって
このような素晴らしい相を得られました

能敬所敬の無著

今我等八万の衆
倶に皆稽首して咸く
善く思相心意識を滅したまえる
象馬調御無著の聖に帰命したてまつる

今 私たち八万の衆は
ともに皆 深く敬意を表しています
あらゆる思想や執着心 意識を滅せられ
象や馬をうまく調教するように
人々の心を善に導かれる
執着のない聖なるお方に帰依いたします

能説の教生

稽首して法色身
戒・定・慧・解・知見聚に帰依したてまつる

心から礼をなし
法身としても 色身としても
戒律・禅定・智慧・解脱
解脱知見を成しとげられたことに
帰依いたします

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