仏教のお話

Rの会:無量義経 / 54

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ダルマ太郎 2024/03/30 (土) 12:24:57 >> 17

三十二相に約して内証身を歎ず

示して丈六紫金の暉を為し
方整照曜として甚だ明徹なり
毫相月のごとく旋り項に日の光あり
旋髪紺青にして頂に肉髻あり
浄眼明鏡のごとく上下に眴ぎ
眉 紺舒に方しき口頬なり
唇舌赤好にして丹華の若く
白歯の四十なる猶お珂雪のごとし
額広く鼻修く面門開け
胸に万字を表して師子の臆なり
手足柔軟にして千輻を具え
腋掌合縵あって内外に握れり
臂修肘長に指直く繊し
皮膚細軟にして毛右に旋れり
踝膝露現し陰馬蔵にして
細筋鎖骨鹿膊脹なり
表裏映徹し浄くして垢なし
濁水も染むるなく塵を受けず
是の如き等の相三十二あり
八十種好見るべきに似たり

身の丈は一丈六尺、体全体から紫金の輝きを放つなど三十二の徳相を具えています。前から、後ろから拝しても透き通るお姿で、泥水に染まることなく、たとえ塵が降りかかってもそれで身を汚すことはありません。仏はこうした三十二の徳相と共に、八十の優れた相(八十種好)を具えています。

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