修徳の三身
戒・定・慧・解・知見より生じ
三昧・六通・道品より発し
慈悲・十力・無畏より起り
衆生善業の因縁より出でたり
持戒・禅定・智慧・解脱・解脱知見より生じ
精神集中・六つの超自然的な力・三十七の修行法より発し
慈悲・仏が持つ十種の智力・畏れない態度から起こり
衆生の善業の 因縁より出ます
三学・五分法身
戒・禅定・智慧を修めることを「三学」といいます。仏道修行者が修めるべき基本的な修行項目のことです。また、三学に解脱・解脱知見を合わせて「五分法身」といいます。五分法身とは、法身の大士が具えている五種の功徳性のこと。解脱身のことです。
戒(かい)
シーラ śīla
自分自身をコントロールする内面的な道徳規範を戒といい、戒を守ることを持戒といいます。
禅定(ぜんじょう)
ディヤーナ dhyāna
特定の対象に心を集中して、散乱する心を安定させることです。
智慧(ちえ)
プラジュニャー prajñā
諸法実相を観察することによって、体得できる実践的精神作用を慧といい、煩悩を完全に断つ主因となる精神作用を智といいます。
解脱(げだつ)
ヴィモークシャ vimokṣa
煩悩に縛られていることから解放され、迷いの苦を脱することです。
解脱知見(げだつちけん)
ヴィムクティ・ジュニャーナ・ダルシャナ vimukti-jñāna-darśana
解脱していることを自分自身で認識していること。
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