半世紀ほど前の昭和の学生時代より、こだわりと自己満足を繰り返してきたオーディオとの関わりを中心に書き留めております。
勝手な意見や感想を述べさせていただいておりますが、皆様のご意見ご感想をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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MY VINTAGE AUDIO 管理人よりご挨拶
今まで利用していた掲示板サービスが終了となりましたので、新設させていただきました。
皆様のご投稿をお待ちしております。
今後ともよろしくお願いします。
はじめまして!成田市在住の鈴木と申します。2,3年前よりブログを拝見させて頂いております。
GOODMANS導入された辺りから特に注目致しております。私もAxiom22を使用しており、ブリティッシュサウンドに
魅せられています。高音よりは、低音不足に悩まされましたが、今は落ち着いています。フルレンジにて使用して
いますが、2wayや3wayにも興味があります。管理人さんは、引退されてるとのこと。もし、よければ聴きにきて
下さい(遠くて申し訳ありませんが)。地下セラーに設置しており、夏は空調がまわっていますがこれから涼しく
なるともっといい音になります。今後とも宜しくお願い致します。
鈴木様
この度はご投稿いただきまして、ありがとうございます。
AXIOM22はフルレンジで十分楽しめる素晴らしいユニットですね。低音不足に悩まされたとのことですが、エンクロージャーやARUは指定のものですか? こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
箱は、ヤフオクで落とした四角い国産スピーカー箱(もともと何であったか不明)で、ARUは純正を使用してます。箱の容積もこのユニットにまあまあ合っているのかなぁと思っています。中の綿を調節した所、低音が出てくるようになりました。今後、情報交換させて頂ければ幸いです。
こちらこそよろしくお願いいたします。
実際に色々とやってみないと分からないものですよね。
しかし何か変えた当初はプラシーボ効果で良く聴こえるのは全く困ったものです。
よろしければシステムのラインナップを教えてください。
ちょっとした違いで音が変わりますので、体調の悪い時は、いじくるのをやめています。システムですが、Leakの真空管、プレヤーはCollaro、カートリッジはDeccaのmark1、XMSで主に聴いています。結局、全部イギリスになってしまいました。低音が出るようになったのもその影響もあると思います。Axiom22を気に入っている所は、反応の速さです。2wayや3wayにした時は、どのようになるか興味があります。
コラーロのプレーヤーは存じ上げませんでした。デコラなどにも採用されていたものなのですね。
私も昔から英国のアンプやスピーカーをとても好ましく感じておりますが、QUADが使用不能となったのが
残念です。
私がAXIOM22を最も気に入っているのは弾力のある低域です。これにTREBAXを加えると高域に繊細感が出てきます。2WAYのバランスが良いので3WAYを試していませんが、これで十分な気がします。
QUAD残念でしたね。管理人のシステムにあうんではなかろうかと思っておりました。因みにウチの場合は、真空管はオリジナルムラードじゃないとダメですね。成田近郊にお越しの際は、是非、お立ち寄りください。違いをおしえてください。ご連絡、お待ちしております!
敬称を略してしまいました。失礼しました。「管理人」→「管理人さん」
はじめまして、涌井(ワクイ)と申します。
こちらのブログにたどり着きました。
アナログとタンノイヴィンテージとSPU-Aが大好きな61才の公務員です。
MCトランス派でSPU Meister AE使いなので、管理人と共通点が多く興味を持って拝見しています。
クラシック6割、ジャズ2割、ボーカル2割を楽しんでいます。
よろしくお願いいたします。
涌井さま、ご連絡いただきありがとうございます。
小生より1つ先輩でいらっしゃいますね。TANNOYのヴィンテージはM-Goldあたりでしょうか。TANNOYを手放して1年以上が経ちますが、未だにTANNOYの音質は脳裏から離れておりません。
当方のMEISTER GEは既に廃業された針交換の業者にて、カンチレバーを新たに外径接合して針先もOrtfonに納入している業者のラインコンタクト針に取り替えております。少しカンチレバーの長さが短いせいか針圧を3.5g以上掛けるとボディーが盤面に接触するようで、3.2g前後で使用しております。Synergyも購入いたしましたが、音色はMEISTERの方が好みに合うので手放しました。トランスでニュアンスがかなり異なりますが、どのようなものをお使いなのですか?
私は完璧なほとんどアナログ親父で、主なモノを紹介します。
昨年6月に、M-Silver15を勧められM-Goldから取替ました。エンクロージャーはステレオ以降に出た、アメリカタンノイWINDSOR GRFに入れて聞いています。
ユニットはステレオ前なので帯域の上下は出ていませんが、中域に厚みがありつつ高域が独特で繊細な音が出るよう目指しております。GRFは左右も揃っており、弦に最も魅力を感じております。バックロードホーンによる音の遅れが気になったことはなく、ジャズもボーカルも楽しんでいます。
アンプは球のパワーと石のプリが混在しております。パワーは1942年製独テレフンケンのRS289のプッシュプルアンプです。
アマチュアですが電気工事士資格を持っており、コンセントはFIM880、電源ケーブルはオルトフォンSPK-4500SILVERで自作し、銀線で自分の音づくりを極めたいと楽しんでいます。
ラインケーブルは、単線派でBELLTECHの音圧のあがるところが気に入り使っています。
ところでお聞きしたいのですが、MCトランス派でSPU Meister AE使いですが、MCトランスは何が良いでしょうか。今はJSのNO.41を3台で微妙に使い分けていますが、パートリッジ TH-7834の存在が気になっています。そのほか、WE618-Bも使ったことがあると拝見しましたので、格付けするとどうでしょうか?
素晴らしいシステムで楽しんでいらっしゃるのですね。
ややもすると高域が鋭敏過ぎるTannoyで、ツボにハマった時の高域の美しさは例えようのないものですが、その分相当な苦労が必要ではないかと推察いたします。
当方、現在MEISTER GEにはウエスタンのKSナンバーのトランスを組み合わせていますが、それまではパートリッジのTH-7834を使用していました。しかしこの銀線を使用したトランスは、MEISTERとは相性が良いのですがそれ以外のSPUと組み合わせると高域がシャリついて相性が良くありませんでした。KSのトランスは当方の耳にはWE-618Bや618Cと比較してもそれほど大きな差異は感じられませんでした。このトランスは偶然安価に手に入れルことができましたが、WE-618の異常な価格は趣味の域を超えたものと感じております。このトランスを手にれることができなかったとしても、TH-7834で満足していたかもしれません。古いJ'sのNo.41は聴いた経験がありませんが、比較的低域の芳醇なタイプと想像しております。TH-7834は下手をすると高域が暴れますが、クリアでにじみのない音色はジャズには向いているかもしれません。
私も銀線は苦労しますが、苦労のし甲斐があり、話に出ていた“ツボにハマった時の高域の美しさは例えようのないものです”は、実感しています。何とも言えない繊細さやこれだから出せる可能性を感じますが、一方でキツさが高域にあり、銀線とタンノイユニットのクセが重なると聴いていられないと、カミさんから音が悪いと言われます。確かにヴァイオリンの金属的な高域の音は腫れ物に触るように、恐る恐るレコードを掛けていました。習いたての子供のヴァイオリン演奏を聴いたイメージです。しかし、あくまでも高域に繊細さがある音をベースにして、その上で中域に厚みが付随する音が好きなので、避けて通れませんでした。20年近く前に、マッキン240を入れたところ全てマッキン240の厚みたっぷりの音に全体が支配された経験があります。反対に、タンノイ+レビンソン326Sと434Lにしたところ解像度が良すぎて、何にしてもキンキンし過ぎて落ち着かないのもお手上げでした。1年近く経った今の音はその中間で、大夫コナレはじめたように感じますが、他の方が聞いたらどうでしょうか。
“TH-7834を使用していました。しかしこの銀線を使用したトランスは”とありますが、銀線なんですね。初めて知りました。また、ウエスタンのKSナンバーのトランス使いとのことで、WEの音の良さは独特の生音を彷彿させる力があると聞きますので羨ましいです。機会がありましたら聞かせてください。
マークレビンソンまでご使用になったとは相当なマニアの方ですね。
当方は昔からTannoy3LZの音色に憧れていたのですが、そこからタンノイは卒業して現在では扱いやすいGoodmansに傾注しております。大したシステムではありませんが、お時間がございましたらお立ち寄りください。
ありがとうございます。GWが長い休みになりそうなので、大丈夫でしたらお邪魔させてください。GoodmansとウエスタンのKSナンバー等初めてなので楽しみにしております。
レコードと当方のMCトランスno.41を持参してもよろしいでしょうか。
住所等の個人情報については、メールアドレス waku@t-net.ne.jp をお送りしますので、空メールを送ってください。そのアドレス宛に私の個人情報を先ずお送りします。
よろしくお願いいたします。
承知いたしました。
初めまして。アナログオーデイオのブログを覗いていたところ、こちらのブログに辿り着きました。中身を通して拝見するのに2時間ほどかかりましたが、それにしてもなんというスリリングな展開、我が身に覚えのあることも多いとあって、手に汗握る思いで読ませていただきました。そして、「感想をどうぞ」のページを覗いて見たら興味深いお二人のやり取りが目に留まりました。
私も入り口はSPU meister AE、JS41、出口はタンノイと涌井様と似ている装置で音を出しておりますが、Ksusumu様のトランス転がしの中でJSがその仲間に入っていないのはなぜなのだろう? と質問してみたいと思っておりました。SPU+JSという定番の公式を最上のものとうのみにしているわけではないのですが、それを凌駕することは大変難しいのではないかと私は思っています。
GW中に涌井様がKsusumu様宅を訪問されるようですが、JSのトランスがどのように評価されるのか楽しみにしております。
sigetaさま
ご感想ありがとうございます。手に汗を握るとは有難いお言葉を頂戴いたしました。
MEISTER AEを愛用され、Js'41と組み合わせていらっしゃるのですね。小生も一番最初にSPUシリーズを愛用し始めた1970年代は、J'sの6600などは今ほど高価でもなく手に入れ易かったのですが、なぜか英国PARTRIDGEに嗜好が向いてその後はアメリカのトランスを渡り歩く結果となりました。レプリカのNo.6600は使ったことがあるのですが、御多分に洩れず芳しい結果を得られず、現在は手元にはありません。現在はSPUに関してはWE-KSナンバーで満足しており、Langevin 408Aもそこそこに相性が良いようなのでこれ以上トランスを増やす予定は今の所ありません。今度、No.41の音質を確認させていただく予定ですので、ご了承をいただいて試聴記を投稿させていただきます。
投稿させていただいております通り英国製品好みは依然として変わっておりませんが、高貴なTANNOYから庶民的なGOODMANSに伴侶を変更し、定年を過ぎてからそろそろ使用していない機器の整理も初めております。
今後ともよろしくお願いいたします。
はじめまして。野上と申します。英国の古いオーディオが好きでグッドマンもTRIAXIOM AL-120を三十数年間愛用しております。英国に1980年代1990年代と住んでおりました。その英国時代からQUAD IIとの相性の良さに惚れ込んでいます。1990年代終わりに日本に帰国してからも、ひっそりと英国のヴィンテージオーディオを楽しんでおりますがブログ主様の記事を拝見して同じような音の傾向を愛聴しておられるように感じ嬉しくなった次第です。何卒、宜しくお願い申し上げます。
野上さま、ご投稿ありがとうございます。
旅行ではなく英国にお住いの経験があり、伝統を肌で感じられているのは羨ましい限りです。当方の両親も70年頃に仕事の関係でウエールズに1年ほど住んでおりました。
GOODMANSとQUADIIとの組み合わせを老後の楽しみにしていたのですが、トランスの寿命で泣く泣く手放すことになりました。同じ真空管でも国産のアンプに交換したところ、トランスの違いかやはりコクと独自の温もりが無くなったように感じております。TRIAXIOMのボックスは英国で購入されたのですか、それとも日本製でしょうか?AL-120という型番は存じ上げませんが、やはり12インチの同軸3WAYなのでしょうね。
当方はAXIOM150MkIIにMIDAXとTREBAXを追加した3WAYシステムなので、定位の良さそうなTRIAXIOMを使用してみたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ブログ主さま
私も50s~1960年初頭あたりのアルニコのグッドマンは素晴らしいと思ってます。
アルニコのグッドマンとQUADIIのマッチングは音の陰影が深くなかなか他のアンプでは味わえない
ものがあると思ってます。
ブログ主さまのQUADはアウトプットトランスが断線したのですか?
何とかパーツを手に入れて交換出来れば良いですね。
宜しければ私のメルアドにメール頂きいろいろ情報を提供し合えたらと思います。
shinzo61@yahoo.co.jp
が私のアドレスです。
AL-120というのはエンクロージャーを含めた完成形のスピーカーそのものの型番でユニットは無番で
単にトライアキショムと呼ばれていたようです。
ユニットには型番のシールも無くマグネットカバーは金属の地肌がそのままです。
この最初のトライアキショム・ユニットはグッドマンの同軸3ウェイの最初のモデルでユニットのフレームやマグネットのサイズはaxiom 150mkIIやaxiom 300と同じようです。
デビューの時期も1950年代の終わりごろです。
その基礎をベースに3ウェイのバランスを取るべく開発されトレバックス100を追加したような設計になってます。
最初のそのトライアキショムは2~3年ほど生産され、その後コーン紙とマグネットの磁気密度容量が小型化された
triaxiom 212(412,612,812)に代わっていき1962年頃にマグネットがフェライト化された212Cとなり1964年、
トライアキショムの最期のモデル1220となります。
triaxiom 1220はaxiom201,301と同じフレームとマグネットの見た目です。
私は過去にトライアキショムの2世代めの小型化されたアルニコマグネットとコーン紙がキラキラ光るモデル、
トライアキショム212を数年持っていましたが、初代モデルとの音の違いの印象は初代モデルの方が渋く陰影が深く
よりクラシックに適していて次世代モデルは明るく元気でジャズ等アメリカの音楽に向いていたように思います。
初代トライアキショムは年代がかさなるブログ主さまのaudiom 60やアキショム150mkIIをベースとしたグッドマンの
xo5000クロスオーバーとアッテネーターでのシステム同じような音色なのかなぁと勝手に想像している次第です。
野上さま
Goodmansは1960年代まではパーツのサプライヤーだったと記憶しております。初めてのSPシステムはMAXIMと思っていたのですが、AL-120の方が古いようですね。オーディオの足跡に載っておりましたが、やや小ぶりのブックシャルフで、日本の狭い家屋にはちょうど良いサイズかもしれないですね。
ジャイアンツの坂本がホームランを打てば令和初と言い、三振をとれば令和初とお祭り騒ぎが朝から続いた5月1日、新天皇が即位した日にブログの管理人宅(主宅)に伺って来た。その日の天気は、午前中晴れ間があり、春の陽気~次第に曇天~夕方から強雨と3種類の天気の特徴が1日の中で変わる珍しい日だった。
最寄駅まで愛車の独車でお出迎え、「申訳ないです~いやあ遠い所、電車は大丈夫でしたか。」との第一声のごあいさつ、話しやすい人だ。愛車が自宅に到着し車庫入れしたら玄関が自動で開き、奥さまが顔をのぞかせ「いらっしゃい、どうぞ・・・」と出てきた。何ともフレンドリーなご夫婦だ、我が家とはちょっと違うぞ。
そのまま2階のオーディオルームへ上がらせていただいた。持参したJS“ジョーゲンシュウ”のNO.41の2種類、赤ぽっち付きと無いやつをプチプチから取り出した。今日は主のMCトランス群と聞き比べをしたいとお願いしたもので、主殿もブログの交流の中で他の方からJSとの聞き比べについてメッセージが届いたこともあり興味を示されたので、来た甲斐があった。興味の的は、今主が組み合わせているSPUマイスターとWEやパートリッジに対して、JSはオルトフォンの元々のオリジナル製品なので、相性が良いのはどれか、どんな違いを見せてくれるのかを聴くための試聴である。
主の装置は、一見して超アナログリッチな多国籍システムに見えた。ターンテーブルが3台、クラシック系はガラード#301、ジャズ・ロックはノッティンガム、ラックにはもう1台あった。MCトランスは、米のWE、Langevin、ピアレス、UTC、英のパートリッジ2種、独ゼンハイザー1種があった。カートリッジはSPUやトーレンスMCH他、両手では収まらないのでは・・・、だが、装置の何でもが複数あっても一度に音楽を鳴らせるのは1つなのだし、いくつあっても大概好きなものは1つに狭まるので大事なのは組み合わせだ。主の音は、ホールトーンが良く出る漂う音だ。ソプラノ歌手の口元は小さく、定位が良かった。WEは、限られた帯域の中で聴きやすい。中域が充実しており演奏者の実在感が良いので、声楽向きか。パートリッジは、繊細で響きが乗る。それでいて奥行き感もあった。弦や小編成のバロック系に合うのではないか。JS赤ぽっちに替えると、音圧感が上がる。力感があり、迫力で迫る感じがあり、オーケストラ向きではないか。3種類を聴いてみたところ、1つに絞れなかった。それぞれ特徴があり、それぞれに職人技が活きていたと感じた。その日に主に聴くジャンルによってMCトランスを取り替えて楽しむのがアナログリッチで贅沢な楽しみではないか。しかしまあ、よくこんなにトランス購入を許してくれたものだ、主に代わり嫁殿に感謝。こういう交流は、もう1つのオーディオの楽しみだ。
今回はご来訪いただきありがとうございました。
J'sのトランスは我が家でMCH-IIに組み合わせているOrtofon T-30にも使用されていますが、SPU用に製作されたNo.41は全く違うキャラクターと感じました。本日試聴したトランス群はSPU用として評価の高いものばかりでしたが、やはりそれぞれに個性があり曲種や気分によって組み合わせを変えられたら楽しいなと感じました。システム全体の音色としてホールトーンを感じられ定位が良いとの評価をいただきましたが、これまでその方向で音作りをしてきたので嬉しく感じました。もしJ's No.41を手に入れることができるとしたら、SPUと組み合わせてクラシックではなくPOPS&ROCK用にちょうど良いと感じました。
Ksusumu様 涌井様
待ちに待った「MCトランス比較試聴記」、大変興味深く拝読いたしました。
私なりに予想はしていたのですが、ほとんどその予想通りで、お二人の感性の素晴らしさ、そして個々のトランスの性格の違いをきちんと再生しわけるK様の装置のレベルの高さを裏付ける結果となったように思われます。
オーディオ製品の良し悪しは簡単に決められるものではなく、組み合わせ方によって評価が全く逆になったりすることがよくあります。接続するコードの質や長さによっても音はガラガラと変わってしまいます。
私はタンノイで聞いていますが、楽器の音がはっきり出てくれる濃い音色が好きで、それにはSPU+JSという組み合わせがとても好ましく感じられて、JSのトランスは5つも持っているほどです。(№41 赤ポッチとレプリカ、№6600 赤ポッチとレプリカ、№384 レプリカーモノ用)
ただk様のコメントにもありましたが、奥行き感を求めるとなるとJS41の音の強さ、輪郭のはっきりとした感じがその邪魔をしてしまうようですね。その点については私も認めるところで、最近はコリンズのトランスを用いて奥行きのある音場感を楽しむこともしています。「音色と音場」この両立はとても難しく、オーディオ再生の終着点のように私は感じています。
何はともあれアナログオーデイオの一番興味ある部分を検証して頂き大変感謝しております。涌井様、遠路足を運んで頂きお疲れ様でした。K様には今後また感想などを投稿させていただきますのでよろしくお願いいたします。
sigetaさま
何分にも書くことが本職ではないので、感覚を言葉にするのはとても難しいといつも感じております。
それでも我々の試聴感想をお読みいただき、しっかりお伝えできたと思い喜んでおります。
J'sの初期型は私も聴いたことがなかったのですが、sigetaさまもお持ちとはまだまだアナログ愛好家も数多くいらっしゃるのですね。私がクラシックを聴くときはやはり弦楽器の音色の柔らかさと音の響きが最も気になるところですので、SPUの中でも高域にキレのあるMEISTERでは、少しシャープに寄った音色と感じました。しかし古いSPU-GEとClassic-GEにはちょうど良いバランスとなるのではと感じております。後発のNo.6600は若干昇圧比が低いと思いますが、音色に差異があるのでしょうか?こちらのレプリカならまだ発売数も多いはずですので良く見かけます。ご教授ください。
Ksusumu様
「弦楽器の音色の柔らかさと音の響き」とありましたが、私も全く同感であります。アナログオーデイオの難しさと楽しさはこのあたりにありそうで、それを一言で表現されたKさん(こう呼ばせていただきます)の慧眼に深く敬意を表したく思います。
さて、JS6600についてですが、№41に比べ昇圧比も低く、(№41の115倍に対して6600は33倍、この値は2次インピーダンス÷1次インピーダンスをルートで開くと出てくるそうです)使いやすいトランスということが出来ると思います。以前どこかで№41を濃密な油絵に、№6600を水彩画に例えた表現を目にしたことがありましたが、そんな感じかもしれません。
またレプリカの6600については、かつて二種持っていましたが、かなり個体差がありました。磁化したトランスでは高域の粒立ちが鈍くなるということを最近知りました。(消磁すればよくなるそうです)それが原因だったかもしれません。
そしてフォノケーブルの線材に何を用いるのか、(私は1910年代のWEのトランスからほどいた黒エナメル単線を使っています)MCトランスからプリまでのケーブルの長さなども大変重要なポイントとなってきます。2次側はインピーダンスも高くなっていますのでできる限り短くして使った方が結果が良いようです。私の№41も高域のきつさをその方法で抑えてあります。使いこなしでトランスの性格も随分と変わってくるということでしょうか。
参考になったかどうか分かりませんが、私自身電気の知識については素人同然であります。失礼がありましたらお許しください。
sigetaさま
ご投稿ありがとうございます。やはりNo.6600は広帯域化されて若干濃密さが薄れるのですね。しかしその分きつさがなくなって良いかもしれません。所詮は組み合わせ機器のバランスですので、使ってみないとわかりませんね。
原発型ではなく同じNo.6600レプリカトランスを使用してシールドを強化したSTA6600Lあたりなら、出てくることも多いでしょうから検討してみることにします。
今晩は管理人様
最近、トーレンスTD166MK2を購入しました、SP10MK2+SAEC407-23で10年ほど聴いていましたが、知り合いから紹介されました。以前TD124+FR64Sを聴いてトーレンスのイメージは、良く言えば柔らかい、悪く言うとボケているでした。ところがTD166ではアームはトーレンスTP16でプラスチックのような軽い作りですが、SP10MK2+SAEC407-23に無い、響き・香りがあります。切れ味、鮮度も適度なバランスです。MCトランスはDUKANE3A25を使ってます、お持ちのプレーヤ達はいかがですか?
1955hsigeさま
ご投稿ありがとうございます。
現在我が家では3台のPLを使用しております。Garrard401にはaudio-technicaの局用ロングアームとショートアームを組み合わせ、SPUとDENON-103用にしております。クラシックにはThorens TD126MkIII CentennialにMCH-IIの純正組み合わせが定番となっております。昨年新たにNottingham Interspace Jrを定年の記念に導入し、Graceロングアームを加えてWアーム化しております。高感度のInterspace armにはLYRAのClavis.D.C、ロングアームにはOrtofon MC-30シリーズを組み合わせております。
もう一台EMPIRE 598がありますが、現在は使用しておりません。
名機Thorens124の後継機となった125/126は音質的には124に遠く及ばないと評価されておりますが、MCH-IIの高域の鋭さを和らげ、豊かな低域の再生能力を備えていて結構気に入っております。
組み合わせている昇圧トランスはSPUにはWE、DENONにはPeerless、LyraにはLangevin、MCH-IIにはOrtofon T-30、Ortofon MC30にはEARフォノイコ内臓トランスを使用しております。
現在使用しておりませんが、EMPIRE 598はアームを980アームに入れ替えてSME型ヘッドシェルが使用できるように改造しており、繊細感はありませんが低域に馬力と厚みのある音質はなかなか豪快なものです。
Garrardは響きの豊かさやしっかり地に足をつけたような腰の据わった音質が魅力となっています。最も新しいNotthinghamは音数の多さやSN比の高い静寂性が特徴です。
ご使用になられているTD-166は、後発の126と音色が近いかもしれませんね。
ありがとうございました。トーレンスはフローテイングで軽量・コンパクトな作りですが、SP10MK2+SAEC407の精緻な音でなくても、奥行きがあり気持ちよく音楽を楽しめます。
同感です。ダイレクト・ドライブにない味がありますよね。
EMPIRE598なんかの作りもThorensに比べてもっとチャチで軽量ですよ。
こんにちは。時々のぞかせてもらっています。
Kさんのブログに親しみが持てるのは、ご自身が「自分は電気の知識が乏しい」とおっしゃっている点で(謙遜されているのかもしれませんが)、そのKさんが果敢にも半田ごてを握って音質向上の為に努力されているところで、私も全く同様の状態だからであります。
勿論その後ろには信頼できるアドバイザーが存在するわけで、そうでなかったら私なんか怖くてアンプの中をいじってみようとは思いません。
ブログ拝見しますとはんだ付けで苦労されている表現を時々目にしますが、私もかつて同様の苦労を味わっておりました。特に音に良いと言われるNassauのはんだや銀入りのものなど使用すると上手く半田が乗らなくて大変な思いをしました。
すると私が師と仰ぐ方からアドバイスをいただきました。「半田ごては良いものを使わなくては駄目ですよ。ポイントは温度調節の出来るものでないとよいはんだ付けはできませんよ。ドイツ製のWellerがありますが、鏝先の補充パーツで皆さん苦労しているから日本製のもので充分です」ということで、早速教えてもらった日本製の半田ごてを手に入れて
使用してみました。温度を少し高くして使ってみたところ、いっぺんにはんだ付けの名手になった感じを味わうことができました。
参考になるかわかりませんがその型番をお知らせします。
GOOT PX-201 (250度~450度可変) 鏝先 GOOT PX-2RT-4CRです。
PX-201本体にも鏝先はついていますが、付け替えて使用した方がよい感じです。
sigetaさま こんにちは。
今日も先日入れ替えたコンデンサーの接触が悪いようなので、アンプの内部を開けて再ハンダに挑戦していたところでした。アドバイスありがとうございます。400℃の比較的安価なものを使用しておりましたが、なるほど公房筆を選ぶのですね。早速、鏝先共々注文させていただきました。ハンダはオヤイデのハイ・クオリティ音響専用はんだを使用しておりますが、Nassauを次回は使用してみます。ハンダについては古いアンプに使われているハンダはもう手に入らないので溶かして再利用しているとの話も聞きますから、かなり差が出るようですね。ありがとうございます。