砲性能以外の大事な物を捨てた問題児
・機動力の悪さは劣悪を極めており直ぐに45kmは出そうな空気があるが加速が悪すぎて陣地転換や跳躍射撃をする度にノロノロと移動する羽目になる。なので路面35km悪路だと25kmが平均値(これはエンジン周り改修時の場合。ストックだと路面移動速度は20km悪路はなんと15kmになる。この事に留意すべきである)になる。これはセンチュリオンと同じ機動力である。無装甲のくせに遅すぎる。
・次に防御性能。装甲は見ての通りなので無視するとして他の面で致命的な点がいくつかある。
1つ目:少しだけ触れられている弾薬庫関係の問題。25発まで減らさずに戦場に出て機銃掃射されようものなら確実に即死するので減らしておくべし。難攻不落が取れる程度まで耐える時がある。
2つ目:横方向の投影面積のデカさ。これが一番致命的で下の写真を見てほしい。なんとコイツは王虎よりもデカいのだ。しかも砲は正面に指向できない上に砲旋回スピードは重戦車の虎と同じというお前本当に対空砲か?とブチギレる程度にのろい
よって第一前提として側面の投影面積を迷彩で隠してごまかす必要がある。そうでもしなければ即スクラップは免れないだろう
肝心の砲性能はどうなのかと言うとこれに関してはぶっ壊れである。6.0秒のオートローダー並みの百裂拳に加え傾斜に対してやたら強い大祖国魔術弾が半端なく刺さる。相手が昼飯の角度を取っていれば履帯裏を狙うと即爆散するほど強い。時限信管砲弾は不必要に見えるがオープントップや対空砲の処理に3~5発は持っていきたい。これは装甲がないので対空砲の処理にモタモタしていると即死するためである。測距するとヒューズが設定されるので測距はしないように。同じ理由で資本主義の犬が装備するM2ブローニングも天敵となる
総評して大変クセの強いヤツだが決して飼い主を困らせようとはしていない。このランク帯では貴重な火力枠なのでどうか愛してほしい