因みに、この機体の説明でたまに「アメリカが零戦を元に開発した」「零戦に高馬力エンジンを搭載するという日本に出来ない事を実現した機体」「零戦の上位互換で火力、装甲、旋回全てが零戦を上回る」って言ってるのが居るけど。これどこから沸いたかよく分からない完全なデマだよ。一時F6Fにも似たようなデマあったけど。
実際はフォッケウルフのデータを元にしてつくられた。
そもそも零戦はあの低速と軽量で出せる物理法則的な限界の小回りしてるのにこんな重くて速い機体に同じ動き出来る訳ないでしょ。
アメリカは零戦の小回り旋回は火力、装甲、一撃離脱との併用が不可能だったからそもそも採用しなかった。
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横からで悪いんだけどフォッケのデータってカウルフラップとか...?気になるゾ
この機体は山のように憶測や考察というかほぼ二次創作がてんこ盛りで話すとキリがないので出来るだけ簡潔に言うと。
実際のF8F→ライバル社のマスタング、コルセアに張り合うべくフォッケのデータを元に開発開始。零戦との模擬戦ではF6Fと同じかそれ以上の優位を示す(対処というか戦い方は殆ど同じ)。また生きて帰る事を考えず海面高度スレスレをフラッターを無視して突っ込んでくる特攻に対応する為(頑丈なF6Fでも500キロ制限がもうけられていた)直進高馬力に加えて機体を超頑丈に、なおかつ機体面積を小さくする為胴体を短くした。更にキャノピーはタイフーンを参考にした為、結果的に西洋のトレンドを取り入れた零戦と見た目が妙にそっくりになった。
以下全部見た目と憶測とトンでも解釈による二次創作設定。
「零戦に対抗して開発開始。」「構造は零戦を参考にし軽量化を達成した(実際には零戦より1トン重くF6Fと大差ない)」「零戦との模擬戦で圧倒し米軍は歓喜した(F6Fで既に達成済み)」「F6Fが唯一零戦に劣っていた低速旋回を改善しドッグファイトによる完全勝利を達成した」これら全部見た目のせいで発生した全く根拠のないデマ。
また烈風はフラップの高性能化で高速戦と零戦なみの旋回戦能力の両立を達成した機体だが。何故か烈風との比較だと「低高度の格闘戦以外は勝てる」と言われており二次設定との間に矛盾も発生している。(たぶん烈風との比較の方が正しい)
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