↑【日本側の資料には昭和20年9月】←これ、接収時の資料の日本語版だから終戦後であってるよ。
TAICの断片資料による推定値に関しては、今年の丸の1月別冊の飛燕特集の中の「青い目のみたトニーレポート」に「比島(※フィリピン諸島)で入手」と書かれているね。自分では確認していないんだけれども…。
そして試作8号機まではホ5搭載用の大型主翼を装備したキ61-IIの試作機で、9号機からは主翼を1型のものに換装した所謂キ61-II改。で、S19('44).5.12の土井博士の報告では9号機と10号機はエンジンが装備されておらず、翌月に試験飛行開始とのこと(11-15はハ40を装備していて、16は「半改修」のハ40)。
最初にハ140を搭載したのが現存する17号機だから、9号機だとしたらそもそもハ140の数値じゃないはず。三式戦1型甲の鹵獲機のコードであるTAIC9と情報が混じってるのかも…?と感じてる。
ちなみに、接収された2機FE313/FE316(両機ともに試験されなかった)のシリアルナンバーはずっと気になっていて、もしこれらが9号機ってわかる資料を知ってたら是非教えて欲しい。戦後に米陸軍航空隊がどこかからちょろまかしてきた飛燕(1950年代中盤までは確実にあったらしい)の事とかもご存知なら何でもいいから是非…。
あとこれは個人的な所見だけれども、社内資料の社内での写しを二次資料扱いにするなら、一覧表とかも元は各機体の諸元表やテスト結果になるから次数は同じになるんじゃないかな…。
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