まぁ、搭乗したパイロットが実際に「動かせないくらい重かった」という発言をしてて、それに誇張だ!とか言い始めるとなんでもありになっちゃうからやめよう。エルロンとエレベータ間の差異は一旦置いておいて、「操縦桿が操縦不能レベルで重い」を「その速度域で、零戦パイロットができる縦方向へのアプローチはマジでなにもない」と考えているなら、葉1は間違ってないとは思う。しかし、その飛行機にとっての高速では、その飛行機は常に機首上げしてるっていう当然の前提があるので、実際にアプローチがないなんてことはありえない。つまり、操縦桿の重さのレベルの話と、飛行機の挙動それ自体の話は別物なんだよね。例えば、架空機Aは500kph時操縦桿が一ミリたりとも動かなくても、揚力がクソでかいことによりAはその時点で1.5Gで機首上げしてる、なんてことは普通におきる。トリムをちょっと逆にとれば2Gでピッチアップして速度を失い、操縦桿が引けるようになりました、なんてのもありうる。これを踏まえると、零戦は、「比較された英米軍機と全く同様の高速高G旋回をするのは操縦桿が重すぎて不可能もしくは非常に困難だが、機首上げはしてるので引き起こしは不可能ではないし、速度が下がればそれなりの高G旋回もできる」といったところだと思う。当然だけど、あなたのあげた手記の内容と、僕の上げた操縦桿自体が硬くて動かない、という話とも矛盾もしない。この考えだと、葉1を間違えてる、とする理由がわかると思う。完全解答の一部を抜き出して、不正確な理由をつけてるから、へんてこになる。これは邪推だけど、スピットのコメ欄で反論してたり日雑板で舵が固まると言ってたりしたひとも自分と同じ考えに立った上でいってたんじゃないか、と思ったりする。
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