M735は、侵徹体がタングステン合金と鋼鉄を組み合わせており、タングステン合金が弾芯、鋼鉄が外殻になってます。この構造だと、弾着時に外殻が粉砕されて侵徹体の直径が減少し、結果的に貫徹力が低下します。 それに対して、DM23はタングステン合金のみなので、侵徹体の直径が維持されたままであり、貫通力も維持されます。 ちなみに、DM23ではなくM735が採用された理由として、当時の欧州は日本に対して弾薬のライセンス生産を認めておらず(例えば、L28A1は全て輸入)、また、DM23もM-111のライセンス生産品であったことから、M735の採用が妥当と判断された可能性が考えられます。
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何で加工に時間かかりそうな構造にしたんだろ
↑単純にタングステンが高価だから外側を鋼鉄にすることでコストをケチれたからでは? 製造コスト(工程増)よりも材料コストの方が勝った的な
おそらく、技術的な問題だと思われます。ライセンス生産をする理由って、基本的に技術移転を目的としています。また、タングステンは加工が極めて難しい物質として有名ですので、もしかしたら、装弾筒と噛み合うための凹凸の加工や安定翼の取り付けなど、かなりの技術を要するかもしれません。