「発言の要点を表したもの」←了解致しました。 これまでの流れによりウクライナとロシアの貿易等に関する貴殿と当方の見解の相違がどのようなものであるのか認識出来ました。以下の内容はロシア側の立場からではありますが、ロシアは過去にWTO加盟に関し約17年間に亘りEU側と交渉を続け、2012年にようやくWTOのメンバーとなります。しかし同時期の少し後のウクライナでの選挙後にウクライナがEUに加盟する話が出てきます。もしそれが実現すればEU側と交渉した内容が全て無駄になってしまいます。ロシアはウクライナに対し97年の協定に違反すると警告し、また(前述と重複致しますが)3者協議をEU側に申し込みますが拒否されます。当時のウクライナ側の立場からすれば、貿易面ではCISの中でロシアが最大の取引相手ではありましたが、国民としてはEU加盟は本心(2024年6月25日からEU加盟交渉開始)であったと思います。ただそうとはいえロシアとしてはWTO加盟に関し長年に亘る交渉があった点と、過去の協定や条約が当該時期に有効であったという点、そして3者協議をEU側が拒否した点、また(貿易等とは異なりますが)ベーカー国務長官の「東方へのNATO拡大はしない」という約束の反故等を鑑み当方としてはロシア側を支持しており、またユーロマイダンと武力を伴うマイダン革命とは分けて考えておりますが、この辺りは相容れない部分であると思います。しかし、貴殿のコメントの中で「制裁は7月から始まってる」と「7月には鉄鋼にも」という部分の情報は拝読するまで全く把握しておらず、これは大変勉強になりました。よって当時の西側の観点を再度確認することができ大変有意義に感じました。一連の流れに関する当方のコメントは以上で最後と致します。大変勉強になりました。