「いったんは終結を宣言」←これはロシアだけでなく2013年8月20日にウクライナとロシアの双方が終結を発表しています。 「似たようなこと繰り返して輸入とめて」←これに関しては、2013年10月17日にロシア側が税関検査を強化しており2013年11月12日までの間に新たな規制を導入し、2014年4月には幾つかの物品に関して輸入を禁止しています。ただし、それに対してウクライナ側も輸入を禁止した物品がありますし、2014年12月にはロシア側のトラックが入国を禁止されています。 「そんな一連のいじめ」←いじめではなく、ロシアとEUに対しどっちつかずの立場をとっていたウクライナ側の問題です。ロシア側にも守るべき国益があります。 「EU協定を棚上げ」←ウクライナにはDCFTAに加盟することに対して疑問視する理由がありました。当時のウクライナにとっての主要な貿易相手はCISですが、そちら側から離れてEU側に加盟するとCISとの貿易の利益が無くなり、EUがそれを補填してくれるかどうかは不透明でした。その為、ウクライナはその問題が明らかになるまで交渉を停止する(延期する)ことを発表しました。また貿易とは異なりますが、IMFはウクライナの債務再編を拒否します。そのような中でロシアはウクライナに対して、150億ドルの財政支援とガス価格の引き下げを行います。これらの支援に関してはいじめだとは思えません。ロシア側の行動が無関係であるとは思いませんが”貿易摩擦”の問題と、西側から支援を受け武力で政権を崩壊させたグループ等については分けて考えるべきでしょう。
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