ざっくり調べた感じではあるけど評価は入り混じってるんじゃないかな。軍事支出が増加して軍需産業が活発になってロシアのGDPはむしろ増えている。ただし企業の倒産も激増していて、他の産業が壊滅して軍需工場に変わっていっている様子(これについては敵方のウクライナもGDPは成長に転じていて、その要因もあまり嬉しいものではなさそう)。半導体関係は中国からも輸入できるので一応自国生産できるっちゃできるし完全枯渇はしなさそうだけど制裁で一部の部品が入手できなくなり、たとえばバイカル・エレクトロニクス社製品の半分以上が欠陥品になったりしているようなので製造にかかるリソースはおそらく重くなってる。そうなると普段より金がかかるので見かけ上の経済力は上がる事になる。軍事・産業の人的リソースの増加と国外脱出で人手不足が深刻。その分平均賃金は上昇したらしい。ロシアへの制裁は失敗したという論調の記事も探して見てみたけど迂回輸出で資源が第三国に安く買い叩かれてる事、戦後産業の見通しの悪さ、深刻な人手不足も多少遠回しに書いている。
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こうして見ると、地球規模な社会実験なだけに、まだまだ一概に成功・失敗と言えるような結論は出せる段階じゃないんだね。ロシア経済に負荷を強いているのは確かなだから、成功と言える部分もある一方で、それに対して適応していく様子も見えてるわけで。
成功した派も失敗した派も突かれると痛い所がある感じだな。どれだけえげつない制裁を食らったところで戦争を続けられる事は本邦がすでに証明してるし、あげく相手は資源が無限にあるロシアなのでいくら札束で殴る事に成功したところで直接戦ってるウクライナが勝たない事には終わらないだろうから、支援するなら兵器を直接あげる方が結局は良い気がするね…