旧軍戦車はベンチレーターが無い代わりにエンジンが戦闘室内から直接空気を取り入れるので風通しは意外と良かったとか聞いたけどなぁ
それは機関銃手の位置だけが排気ガスが溜まりやすかったから。逆に砲手や車長、運転手はエンジンの吸気による新鮮な空気を得られた。
チハは一応通信士兼機銃手用ハッチがあったから硝煙が溜まったらハッチ開けて換気できたし、八九式や九五式はピストルポートから新鮮な空気を呼吸する方法があったけどチハ改以降はどうやってたんだろ。とりあえず知ってる限りでは、占守島とかの戦いでは戦闘が落ち着いてきたら一旦降車(!)して休憩したらしいが。
3式は砲塔のハッチを開けて換気する計画だった。撃ち続けてるとガスが溜まる構造だったらしい
一応三式ではベンチレーターを装備することも考えたそうだけど実際に装備した車輌は確認されてないんだよね。 やっぱチハ改とかも硝煙が溜まるとハッチ開けて換気したんだろうか。
空気中のCO濃度が0.03%で中毒、0.2%で死亡する。雨中、チハ車を密閉し前方機銃で空砲を30発発射すると軽い中毒症状が起きる。エンジンを回して密閉、外で煙幕をたくとターレットリングから煙が侵入、車長の頭部から砲手足元へ行く。さらに機関室左側へ煙が移動。操縦席に少し回る。銃手席近辺にはほぼ流れない。つまり密閉すると銃手付近に特にCOが溜まりやすい。対策の一つは、大扇子を持ち込んで一生懸命銃手をあおぐとゆう実戦将校の話がある。(『機甲入門』p537)
ちなみに日本の車載機銃だが基本的に連射はしない。3発から5発の点射を行う。連射すると照準がぶれて著しく着弾がバラける。行進射ではどうやっても射弾はぶれる。停止射で一分120発から70発、行進射で20発、命中率は500mの機銃目標に対し停止10%、行進2%。(『機甲入門』p528、532)
制圧射撃でも点射が基本とはいえ、車体機銃撃ちすぎると銃手がガス中毒になるのは日本戦車の根本的な欠陥なんだよね。症状が軽いうちはともかく。また機銃自体も連射限度が300発と決まっているからそれ以上は銃身交換が必要だから乱射できない。ちなみに戦訓で砲28発、機銃900発発車した結果乗員全員が2日の治療を必要としたという記録があるけどどの戦車から不明 よいこのみんなは換気するためにハッチを開けようね!
他国の戦車はどうだったんだろう? イタリアのとか車体に2連装してるけど
新砲塔九七式中戦車もガスが溜まってきたら換気に砲塔部ハッチを開けると思う。戦闘中にハッチを開けてる写真あるしベンチレーターが無いんのならそれしか手段はない。
行軍中ですら変速機の点検ハッチ開けながら走ってる写真見たことあるし、日本戦車全般的に冷却とか換気に問題抱えてそう
日本戦車は他国と比べりゃ信頼性面でも問題抱えてるしなぁ…ぶっちゃけポンコツに思える(個感)
日本戦車というか、チハ車がやたらポンコツやねん 発射ガスの話はチハに限ったものじゃないけど
実際、鹵獲されたM3スチュワートはチハと比較して操縦が楽でなおかつエンジンが一発でかかると評判だったらしいね
当時のアメリカと比べたらどの国もね……
まあ、陸軍も認める失敗作だからね。採用当時はあくまでその場しのぎのつもりだったけど、代わりになる奴が計画変更だらけでいつまで経っても完成しなかったから
失敗作って…そんなの2500輌も作るわけなかろうに。後継車輌の採用に失敗したというのは聞いたことあるけどチハが失敗作ってのはどの文献が言ってるんだろうか。
「小銃弾が抜けた」とか「日本軍最強の戦車はM3」とかと似たような雰囲気があるよな。詳しそうに話す割に他国の戦車はどうだったのかって話には全然具体例挙がらないし……
失敗作というよりは完成を急ぎすぎたせいで不具合まみれになったみたいな戦車。エンジンも200馬力を発揮できるはずが、170馬力しか発揮できなかったとか
不具合ではなくて、陸軍の兵器は改選前まで大陸での運用を大前提にしているから、島嶼戦がおおきなウェイトを占める太平洋戦線における取り回しが悪かったことが一番気の毒な所では?
↑陸軍の兵器は基本的に全てそうだから、むしろ南方に対応したのは柔軟な軍隊とすら言えるだろうけど、チハ車のエンジンに関してはそういう問題ではないような・・・
南方戦線を見るにきちんと作れば信頼性は悪くないと思うぞ
いや悪いよ。元第28戦車連隊所属だった原田健一氏によるとチハ車は特に足回りと変速機は故障が頻発して慎重を要したという証言がある。エンジンに関しては戦車第14連隊史ではビルマの環境ではチハのエンジンがオーバーヒートしやすく、油漏れも酷くて冷却には苦労したと書かれてる。一方鹵獲配備したM3スチュアートについても書かれていて冷却効果は抜群でビルマの夏でもよく働いたとか。さらにベンチレーター付きな上に機銃もM1919なんで機銃は我軍車載重機関銃より強力とある。当時の人ですら信頼性に関してはかなり悪い評価をしてるんだから、実際ポンコツなんでしょう。
昔読んだ話によると大陸では冷え込むとなかなかエンジンが始動させられなかったとかで、エンジンの下で火を焚いて温めてから動かしたという。エンジン下の外板が真っ赤になるまで燃やしていたというから大陸の寒さがいかにすごかったかという(いやそれ違う)
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それは機関銃手の位置だけが排気ガスが溜まりやすかったから。逆に砲手や車長、運転手はエンジンの吸気による新鮮な空気を得られた。
チハは一応通信士兼機銃手用ハッチがあったから硝煙が溜まったらハッチ開けて換気できたし、八九式や九五式はピストルポートから新鮮な空気を呼吸する方法があったけどチハ改以降はどうやってたんだろ。とりあえず知ってる限りでは、占守島とかの戦いでは戦闘が落ち着いてきたら一旦降車(!)して休憩したらしいが。
3式は砲塔のハッチを開けて換気する計画だった。撃ち続けてるとガスが溜まる構造だったらしい
一応三式ではベンチレーターを装備することも考えたそうだけど実際に装備した車輌は確認されてないんだよね。 やっぱチハ改とかも硝煙が溜まるとハッチ開けて換気したんだろうか。
空気中のCO濃度が0.03%で中毒、0.2%で死亡する。雨中、チハ車を密閉し前方機銃で空砲を30発発射すると軽い中毒症状が起きる。エンジンを回して密閉、外で煙幕をたくとターレットリングから煙が侵入、車長の頭部から砲手足元へ行く。さらに機関室左側へ煙が移動。操縦席に少し回る。銃手席近辺にはほぼ流れない。つまり密閉すると銃手付近に特にCOが溜まりやすい。対策の一つは、大扇子を持ち込んで一生懸命銃手をあおぐとゆう実戦将校の話がある。(『機甲入門』p537)
ちなみに日本の車載機銃だが基本的に連射はしない。3発から5発の点射を行う。連射すると照準がぶれて著しく着弾がバラける。行進射ではどうやっても射弾はぶれる。停止射で一分120発から70発、行進射で20発、命中率は500mの機銃目標に対し停止10%、行進2%。(『機甲入門』p528、532)
制圧射撃でも点射が基本とはいえ、車体機銃撃ちすぎると銃手がガス中毒になるのは日本戦車の根本的な欠陥なんだよね。症状が軽いうちはともかく。また機銃自体も連射限度が300発と決まっているからそれ以上は銃身交換が必要だから乱射できない。ちなみに戦訓で砲28発、機銃900発発車した結果乗員全員が2日の治療を必要としたという記録があるけどどの戦車から不明 よいこのみんなは換気するためにハッチを開けようね!
他国の戦車はどうだったんだろう? イタリアのとか車体に2連装してるけど
新砲塔九七式中戦車もガスが溜まってきたら換気に砲塔部ハッチを開けると思う。戦闘中にハッチを開けてる写真あるしベンチレーターが無いんのならそれしか手段はない。
行軍中ですら変速機の点検ハッチ開けながら走ってる写真見たことあるし、日本戦車全般的に冷却とか換気に問題抱えてそう
日本戦車は他国と比べりゃ信頼性面でも問題抱えてるしなぁ…ぶっちゃけポンコツに思える(個感)
日本戦車というか、チハ車がやたらポンコツやねん 発射ガスの話はチハに限ったものじゃないけど
実際、鹵獲されたM3スチュワートはチハと比較して操縦が楽でなおかつエンジンが一発でかかると評判だったらしいね
当時のアメリカと比べたらどの国もね……
まあ、陸軍も認める失敗作だからね。採用当時はあくまでその場しのぎのつもりだったけど、代わりになる奴が計画変更だらけでいつまで経っても完成しなかったから
失敗作って…そんなの2500輌も作るわけなかろうに。後継車輌の採用に失敗したというのは聞いたことあるけどチハが失敗作ってのはどの文献が言ってるんだろうか。
「小銃弾が抜けた」とか「日本軍最強の戦車はM3」とかと似たような雰囲気があるよな。詳しそうに話す割に他国の戦車はどうだったのかって話には全然具体例挙がらないし……
失敗作というよりは完成を急ぎすぎたせいで不具合まみれになったみたいな戦車。エンジンも200馬力を発揮できるはずが、170馬力しか発揮できなかったとか
不具合ではなくて、陸軍の兵器は改選前まで大陸での運用を大前提にしているから、島嶼戦がおおきなウェイトを占める太平洋戦線における取り回しが悪かったことが一番気の毒な所では?
↑陸軍の兵器は基本的に全てそうだから、むしろ南方に対応したのは柔軟な軍隊とすら言えるだろうけど、チハ車のエンジンに関してはそういう問題ではないような・・・
南方戦線を見るにきちんと作れば信頼性は悪くないと思うぞ
いや悪いよ。元第28戦車連隊所属だった原田健一氏によるとチハ車は特に足回りと変速機は故障が頻発して慎重を要したという証言がある。エンジンに関しては戦車第14連隊史ではビルマの環境ではチハのエンジンがオーバーヒートしやすく、油漏れも酷くて冷却には苦労したと書かれてる。一方鹵獲配備したM3スチュアートについても書かれていて冷却効果は抜群でビルマの夏でもよく働いたとか。さらにベンチレーター付きな上に機銃もM1919なんで機銃は我軍車載重機関銃より強力とある。当時の人ですら信頼性に関してはかなり悪い評価をしてるんだから、実際ポンコツなんでしょう。
昔読んだ話によると大陸では冷え込むとなかなかエンジンが始動させられなかったとかで、エンジンの下で火を焚いて温めてから動かしたという。エンジン下の外板が真っ赤になるまで燃やしていたというから大陸の寒さがいかにすごかったかという(いやそれ違う)