名前なし
2024/12/01 (日) 16:53:16
3c71f@f71e0
レシプロ機における装甲が他の最高速や武装等のパラメーターはジェット機が主役になるまで上がり続けていたのに対して、1941年に登場したIL2でカンストしている気がするのですが何故でしょうか?
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アメリカのAD-4とかはIL2より全体的に高性能化していると思います。というのはさておき、ジェット機でA-10やSU-25というそれまでの超音速、特大ペイロード、取り回し最悪という風潮に対して揺り戻しがあったようにIL2は第二大戦中に攻撃機として求めらる多くを持ち合わせていたからです。十分な対地兵装と戦闘機に対する自衛能力、ある程度の対空砲に対する耐性と失速しずらく容易な飛行特性。全部ありますから
装甲でなんとかなってた時代ってのは7.62mmクラスが大真面目に対空兵器として配備されてた時代で、そっから20mm,40mmと口径大きくなっていったから対応して装甲持ってると飛べなくなるからじゃない?というのと、そもそもIl-2があの時代にしては異次元に装甲に振っただけで、他の機体を思い浮かべると普通に馬力が増えた分順当に装甲を増して行っているイメージ。
IL-2みたいなCAS前提の攻撃機だと前線に展開してる歩兵の小銃、車両の重機関銃、対空砲など全ての火器が自機に向けられる状況になるので防護というより跳ね返す装甲みたいな防弾能力になりました。それこそ似通った機体のJu87や99式襲撃機もかなりの防護を施されていました。あとIL-10の方が対空火器に対する防護力は増しているのできちんと上がってます。米英は戦闘機にCASを担当させたのでIL-2やJu-87といった専属のCAS任務機のような装甲は付けられませんでした。
エンジン出力等を計算して出てくる「搭載量」と言う数値をどの様に割り振るかと言うのがその航空機の特色になりますが、装甲を極端に重視して他の物(機関砲等の火器・航空爆弾搭載量・航続力など)を犠牲するのかと言うのと、装甲にも対弾性能的にも重量的にも限度があると言うのがあります
結局IL2でさえ損耗が激し過ぎてコンセプト自体がアカンって感じになったからなぁ。戦時中から開発してたIL10はそのまま採用されたけど、その後はSu25が出るまで戦闘機の機体を攻撃機に転用していく感じになる。
木主です。皆様有難うございます。対空兵器の発展により意味が薄れたり、搭載量の数値の割り振りを他のパラメーターに優先した結果だったのですね。
たしかIl-20はゲーム内にモデルが入ってて、リークリストに名前を連ねたこともあったはず。いつまで経っても出てこないが。