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航空機に関する質問を解決しあうスレ / 1687

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1687
名前なし 2024/05/29 (水) 23:33:29 修正 de12f@d0520

航空力学についての質問。今プルキーIIっていう飛行機を調べてるんだけど、ものの本を読んだ時、クルト・タンクがこの機体で失速試験をした際、傾きとか揺れの兆候が見られなくて、機体が岩のように垂直に落下したという内容が書いてあったの。それで、この岩のように垂直に落下したっていう現象について詳しく知りたいんだけど、いまいちよくわからないから、どなたか助けてほしい。自分の理解だと、主翼が失速して気流剥離が起きる→気流が後ろに流れなくなる→主翼の陰に入った尾翼にも気流が届かなくなる→主翼・尾翼ともに失速→岩のように落下っていう理解なんだけど、間違いがあったら教えてほしい。

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  • 1688
    名前なし 2024/05/29 (水) 23:57:09 修正 d25cd@12fbb >> 1687

    木主の推察通り、T字尾翼で発生しがちなディープストールに近い状態に陥ったのかなと思う。自動翻訳した文だと完全な水平飛行状態で落下したと書いてあるので、機首は水平のまま高度が下がっていく感じの軌道を描いて高AOA状態に至ったのかな?

    1689

    早速返信ありがとう。ディープストールについて詳しくなくて調べてみたら、主翼の後ろに乱気流が発生して、それが水平尾翼を覆っちゃうことで操作が効かなくなるんだね。通常の機体は、失速時に水平尾翼が乱気流に覆われることが無いから、機首下げ姿勢になって失速から復帰できるのに対し、失速時に水平尾翼が乱気流に覆われてしまうT字尾翼機は、水平落下してしまうということでいいのかな。そうすると、水平尾翼は失速時にどういう働きをしているのかが気になる。

    1690
    名前なし 2024/05/30 (木) 07:42:32 修正 d25cd@12fbb >> 1688

    水平尾翼も微妙にマイナスやプラスの揚力を発生していて主翼の揚力とのバランスで水平を保つから、高迎え角時に主翼が失速すると水平尾翼の揚力が相対的に過剰になって機首下げが起こり、AOAが低下し速度が増えて失速から回復する。ディープストールは主翼から気流が剥離しきる前に尾翼から揚力が消えるから機首上げが発生して、スピンに陥る。プルキー2に関しては主翼の失速と尾翼の失速がちょうど同時に起こるバランスだったので、機首が水平を保ったまま制御不能になって降下した……と俺は理解してる