名前なし
2024/02/22 (木) 19:39:40
84a00@9734d
大戦中の航空機の整備兵がパイロットになることはあり得たのでしょうか?元々パイロットの養成課程自体が狭き門でしょうし適性判断も大変厳格だとは思うのですがパイロットが不足した時期に整備兵が候補としてスカウトされるようなことはあったのでしょうか。
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数は少ないですが、整備兵上がりのパイロットは存在します。ただし、整備兵が候補としてスカウトされた例は寡聞にして存じません。整備兵上がり戦闘機パイロットの一例として、2023年5月8日のThe Shooting Rangeで紹介されたアナトミー カドムツェフ空軍中将が挙げられます。この方は元々飛行士希望で空軍に入ったものの整備部門に配属され、部隊内で最も優秀な整備兵として活動していたのですが、「俺はパイロットとして空を飛びてぇんだ!」という気持ちが押さえられなかったのかある日突然自分達が整備していたYak-7Bに航空機操縦の一切を学ばずに飛び乗り飛行場上空を飛び回るという暴挙に出ます。当然勲章を取り上げられ懲罰部隊送りになりかけましたが、この事件に興味を持ったサヴィツキー空軍元帥の手配により彼の部隊のA-20爆撃機の銃手兼無線通信士となりました。後にそこでの働きが認められて有罪判決の抹消と航空学校への入学が認められYak-9のパイロットとなりました。
ありがとうございます!拝読しながら笑ってしまいました(笑)実に興味深い経歴の人物ですね!
日本海軍だと兵隊を部内で選抜して搭乗員候補(操縦練習生・丙種飛行予科練習生)にすると言う制度があるので、ほとんどが整備術練習生にまわったと思いますが搭乗員にまわった人も少数いたと思います。
ありがとうございます。日本海軍は選抜制度があったのですね。