総合指数の伸びは大きく鈍化して2.8%.......エネルギーなどの輸入品物価上昇が軽くなってきた影響で家計の負担は徐々に小さくなっていくのかな、と。
そして、コアコア指数は3.8%の上昇とこちらは前月の4.0%から小さく鈍化。ただし、前月比は0.1%の伸びで下落までに至らなかったのはむしろ朗報か。前月比が0.1%-0.2%辺りをウロウロしている水準であれば日銀が利上げに動くことはないだろう。
また、欧米型コア指数の食料・エネルギーを除いた指数の上昇率でも2.7%と前月と変わらず、前月比の上昇率も0.0%。
そして、賃金の伸びとの関連が大きいサービス価格の上昇率は2.3%と、前月の2.1%を上回り、前月比0.1%にとどまっている。
サービスに比較して財の価格は前月比0.5%と急激な下落となっている。
全体としてみて、日銀がマイナス金利解除に動く材料は見当たらない。
恐らく次の会合でも動かないのではなかろうか。
今後、サービス価格の上昇率が2%代後半に上昇し、財が3%に近づいてくれば企業の賃上げも進み、消費へ好影響が出てくると予想。
以上、金融緩和を続けながらインフレ率が適切な基準に近づくマクロ経済の現状は株価にとってはプラスと見ます。
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